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国交省、岐阜県・国道156号 大和改良を8月9日15時に開通。豪雨や路面凍結期にも安全な道路に

2020年8月9日15時 開通

国道156号 大和改良を8月9日15時に開通

 国土交通省 中部地方整備局 岐阜国道事務所は8月3日、国道156号 大和改良(岐阜県郡上市大和町万場~白鳥町中津屋、延長約1.0km)を8月9日15時に開通することを発表した。2015年11月25日に開通済みの区間を合わせ、大和改良の総延長約2.6kmが全線開通する。

 国道156号の現道のバイパスで、長良川の対岸側に整備したもの。同区間の現道は山と川に挟まれ、斜面崩落や落石、豪雨による路面崩落などのリスクが高く、区間内の山側の多くが土砂災害特別警戒区域に指定されている。実際、1971年以降に土砂流出や増水による路面崩壊などで通行止めが行なわれており、こうした被災リスクを回避できる。

 また、現道は線形不良区間で見通しのわるいカーブが連続しているうえ、冬期は山間部の日陰となり路面凍結しやすいが、新道の大和改良はカーブが緩やかで、日当たりのよい開けた場所に整備したことで、交通事故減少にも期待されている。

位置図
整備効果