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有楽町~新橋の高架下に6店舗が集まる「日比谷グルメゾン」内覧会。次に来る肉料理1位や生け簀から選ぶ魚介、年中オクトーバーフェストも

2020年7月9日 開業

歴史ある赤レンガの高架下に新たなグルメスポット「日比谷グルメゾン」がオープン

 東京ステーション開発は7月9日、有楽町~新橋の高架下に新たなグルメ施設「日比谷グルメゾン」をオープンする。

 当初は5月下旬開業を予定していたが、新型コロナウイルスの影響により延期となっていたもの。この「日比谷グルメゾン」には、タイ料理、串焼き屋、ドイツビアホール、海鮮バルなど多種多様な6店舗が揃っており、おひとりランチや友人との集まり、恋人同士の食事など、幅広いシーンで楽しめる新しいグルメスポットだ。

 ここでは、事前にプレス向けに開催された内覧会の様子をレポートする。

日比谷グルメゾン

開業日: 2020年7月9日
所在地: 東京都千代田区内幸町1-7
アクセス: JR有楽町駅から徒歩5分、JR新橋駅から徒歩6分、地下鉄日比谷駅から徒歩4分、地下鉄銀座駅から徒歩3分、地下鉄内幸町駅から徒歩7分

コンセプトは食だけでなく「空間」にもこだわり、その場の雰囲気を五感で味わってもらうこと。100年以上の歴史ある高架下という立地も相まって、レンガアーチの入り口などは独特の雰囲気。夜はさらに魅力的な景観となるだろう

焼き肉×鍋のイチオシメニュー「ムーガタ」が食べられる「タイ屋台999」

ローカルなタイ屋台の雰囲気が魅力の店内

「タイ屋台999(カオカオカオ)」は入店すると、まず店内の色彩に心躍る。天井に架かったオリエンタルな提灯や色とりどりの幟、カラフルな椅子にステンレスのテーブルが、いかにもタイの屋台といった雰囲気を醸し出している。

アジアンな気分を盛り上げる提灯

 そんなタイ屋台999のウリは、まだ日本ではあまり知られていないタイ式焼き肉×鍋の「ムーガタ」をコースで食べられること。専用の浅鍋でまずは焼き肉を堪能したら、その肉汁で鍋を楽しむというもので、肉好き100人を対象としたアンケートで“次に来る肉料理”で1位に選ばれたのだという。

気取らない感じがよい
チャンビールの生が飲める
中央は定番のカオマンガイ

 5種類ある生春巻きがどれも680円、サラダがどれも780円などと、メニューは比較的リーズナブルなので、人数がいればいろいろ食べ比べられるだろう。バンコク屋台を食べ歩きしているような気分で楽しめそうだ。

タイ料理「ムーガタ」を食べるときの鍋

鮮度の高い東北産の食材「串焼 黒松屋」

黒のモダンな入り口

 東北産の若鶏を直営工場より毎日直送している「串焼 黒松屋」は、新鮮食材が自慢の串焼き店。炭にもこだわっていて、高温の備長炭で焼き上げるため、外はカリッとなかはふっくらと仕上がる。今回は希少部位焼き鳥3本セットを試食させてもらったが、特に鶏白レバー串が絶品だった。

店内入ってすぐのカウンター席
飛沫防止のシールドを設置

「串焼 黒松屋」では、岩手県花巻市のブランド豚「白金豚」をしゃぶしゃぶで楽しめるほか、しっかりした噛みごたえと味が自慢の群馬県の上州軍鶏を鉄板焼や親子丼などでいただける。20種類あるという地酒をはじめ、ハイボール、ビール、焼酎、ワイン、果実酒などアルコールも豊富に取り揃えている。

L字の店内は奥にいろいろなタイプの席がある
絶品の希少部位焼き鳥3本セット(塩)
上州軍鶏は鉄板焼や親子丼、焼き鳥重で楽しめる

生け簀で泳ぐ魚介を自分の目利きでチョイス「板前バル LIVE FISH MARKET」

ライブ感あふれるカウンター席がオススメ

「板前バル LIVE FISH MARKET」は、“漁港にある市場で買ってすぐに食べる”を都心で体現できるのがウリの新業態店。生け簀や陳列棚から自分で選んだ魚介を、板前がその場で料理してくれる。

 オーダーできるのは刺身、塩たたき、カルパッチョ、アクアパッツァ、藻塩焼き、煮付け、大吟醸昆布蒸し、和ヒージョオイルしゃぶしゃぶの8アレンジ。大サイズの魚は半分は刺身、半分はアクアパッツァといったアレンジも可能だ。

 夜だけではなく昼も営業していて、ランチメニューも豊富。なんと、ご飯、スープ、サラダがおかわり自由とのこと。板前が腕をふるう自慢のお昼ごはんを食べに行ってみては?

その日に提供できる魚介が書かれているボード
食材選びから調理法をセルフチョイスできる
同じ魚で調理法いろいろ
こちらはグランドメニュー

クラフトビールを気軽にスタンディングで。「DRAスタンド」「ウラドラ」

天井配管がむき出しの倉庫をイメージさせる店内

 クラフトビールとピッツァが楽しめる「DRAスタンド」は24席のスタンディングバー。気軽に1人でふらっと入れるカジュアルさがよい。各種クラフトビールのほかに、セロリやビーツなど野菜のサワーも用意している。

クラフトビールと自慢のナポリピッツァ
クラフトビールのタップがずらり
明るいスタッフが店を盛り上げる

 店内奥のドアを開けると、まったく違った雰囲気の隠れ家的空間「ウラドラ」がある。こちらは全26席のイタリアン食堂で、当面はコースのみ提供とのこと。こちらは女子会やデートにぴったりの落ち着いた雰囲気だ。

ドアを開けるとそこはイタリアン食堂「ウラドラ」
フレンチ出身のシェフが腕を振るうコース料理

1年中オクトーバーフェストがコンセプト、「シュマッツ・ビア・ホール」

日比谷グルメゾンのなかで最も新橋側に位置するシュマッツ・ビア・ホール

 近年、都内に急展開中のクラフトドイツビール×モダンドイツ料理の「SCHMATZ(シュマッツ)」も、ここ日比谷グルメゾンに出店。「1年中オクトーバーフェストを体験できる」をコンセプトとした店内で、初の本格ビアホールとなる。

 ドイツで毎年開催されるビールの祭典「オクトーバーフェスト」で食べられるロティサリーチキンやソーセージ、フラムクーヘンなどが楽しめる。ドイツ版餃子と言われるマウルタッシェンの鉄板焼や、食材を重ね焼きする家庭料理アウフラウフなどのオリジナル料理もお勧め。ビールは豪快に1Lジョッキでの提供も。

高架下という場所柄、醸造所をイメージし初のビアホール業態となったという

 新型コロナウイルスの影響で今年のオクトーバーフェストは残念ながら中止が決まっているが、ここシュマッツ・ビア・ホールでは1年中その雰囲気を楽しめるだろう。

ドイツ伝統製法を用い日本で醸造するクラフトドイツビール
数量限定のロティサリーチキンはぜひ味わいたい一品
この日はシュマッツの創設者、クリス氏(右)とマーク氏(左)の姿も

全国から3つの人気ラーメン店が集結!「RAMEN AVENUE」

みゆき通りに面している「RAMEN AVENUE」

「RAMEN AVENUE(ラーメンアベニュー)」には、東京、金沢、博多から選りすぐりの3店舗が集結した。東京は世田谷に店を構える鯵煮干しラーメン専門店「中華そばふくもり」。鯵の煮干しをふんだんに使用したスープに北海道産小麦を使った麺が特徴だ。看板メニューの中華そばは780円。

 金沢からは、全国からファンが押し寄せるという「金澤味噌ラーメン神仙」。100年蔵出し加賀味噌を使った濃厚スープに中太麺が絡む格別な1杯だ。味噌ラーメンは780円。

 関東初出店となる「博多新風」は、濃厚でくさみのない上品な豚骨スープが自慢で自家製麺との相性はバツグン。特製贅沢盛り全部のせの博多豚骨は780円。

ビールやハイボール、サワー、ワインが飲めるため、店内はバーも併設している
東京・中華そばふくもり
金沢・金澤味噌ラーメン神仙
博多・博多新風
飲んだあとの一杯で立ち寄りたい一軒。終電に乗り遅れないようにという配慮なのか大きな時計が印象的