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国交省、緊急事態宣言発令後の高速道路の交通量増減を発表。週末は前年の半分以下
2020年4月15日 14:31
国土交通省は、4月8日0時の緊急事態宣言発出後、同省Webサイト内に「首都圏・阪神圏における高速道路の主な区間の交通量増減」を立ち上げ、主な地点(断面)でのトラフィックカウンターや料金所通過台数などを元にした前年との平均交通量比を公表している。4月13日公表分からは、これを「全国・主要都市圏における高速道路の主な区間の交通量増減」へと拡大。週単位の全国40地点のデータを示すとともに、中京圏、福岡圏の日ごとの交通量増減も公表している。
全国データでは、2月の月間平均交通量はほぼ前年並みであったのに対し、外出自粛要請がなされた3月に入ってからは前年比85~95%程度へと減少。緊急事態宣言が発出された4月8日を含む4月5日~11日には前年比77%まで減少した。
4都市圏の日別データでは、緊急事態宣言発出後、平日は前年比80%程度となっているが、事業用車両の多い大型車は90%弱であるのに対し、相対的に自家用車の割合が大きくなる小型車は60~70%に減少している。
緊急事態宣言発出後、初の日曜日となった12日には大型車は75%前後、小型車は50%以下となり、全体でも50%以下へと交通量が大きく減少している。
なお、都市圏の主要駅での人の流れについては、内閣官房の「新型コロナウイルス感染症対策推進室のWebサイトで日々公開されている。