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JR北海道、花咲線でご当地弁当や沿線の絶景を「あじわう」取り組み

2020年4月~ 実施

JR北海道は花咲線利用促進の取り組み「いつもの列車で観光気分 花咲線のあじわい方」を実施する

 JR北海道(北海道旅客鉄道)釧路支社は、2020年度の「花咲線」の取り組みを発表した。花咲線は根室本線のうち、釧路~根室間135.4kmに付けられた愛称。

 同社は花咲線利用促進の取り組みを2018年6月から実施しているが、4月から「いつもの列車で観光気分 花咲線のあじわい方」として、ご当地弁当や沿線の絶景など花咲線の魅力を「あじわう」取り組みを強化する。

ご当地弁当を列車内で「あじわう」

 根室駅、東根室駅、厚岸駅に加え、落石駅、茶内駅でご当地弁当の出張販売を行なう。

落石駅「たこ飯弁当」

落石地区の歯ごたえのよいヤナギダコを使用し、落石漁協女性部が手作りで柔らかく炊き込んだ「たこ飯」
価格: 1000円
対象列車: 釧路駅行き落石駅発(11時24分、13時54分)、根室駅行き落石駅発(10時28分、13時4分)

茶内駅「浜中の時弁」

脂の乗った時鮭を一番だしで炊いたご飯に北海道産のいくらを乗せた炊き込みご飯と、地元産昆布ザンギ、だし巻き卵、季節の青味(菜の花)を盛り込んだ
価格: 1300円
対象列車: 釧路駅行き茶内駅発(12時18分、14時44分)、根室駅行き茶内駅発(12時18分、14時44分)

落石駅「たこ飯弁当」
茶内駅「浜中の時弁」
根室駅・東根室駅「焼きさんま寿司」「やきとり弁当」、厚岸駅「氏家待合所のかきめし」

ゆっくり走る列車で絶景を「あじわう」

 一部区間で約30kmに減速運転する。対象列車は、釧路駅8時18分発の根室駅行きと根室駅8時24分発の釧路駅行き。

 門静駅~厚岸駅間の厚岸湾の大パノラマや、厚岸駅~糸魚沢駅間のラムサール条約登録湿地である別寒辺牛湿原、別当賀駅~落石駅間の落石海岸をゆっくりと楽しめる。

門静駅~厚岸駅間「厚岸湾の大パノラマ」
厚岸駅~糸魚沢駅間「別寒辺牛湿原」
別当賀駅~落石駅間「落石海岸」

音声ガイドで見どころを聴いて「あじわう」

 スマートフォンやタブレットで無料アプリ「SkyDesk Media Trek」を使用することで、GPSで位置を認識し、自動的に見どころの概要を音声で案内する。2020年度からガイド内容を一部刷新し、合計14地点で利用可能となった。

ガイド区間一覧(上下各7地点、合計14地点)

「ルパン三世ラッピングトレイン」運転延長

「ルパン三世ラッピングトレイン」の運転を、2021年3月末までに延長する。対象車両はキハ54型気動車1両で、花咲線の定期列車として運転する。

花咲線「ルパン三世ラッピングトレイン」の運転を延長する