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外務省、全世界の感染症危険レベルを「レベル1」に指定

2020年3月18日 発表

感染症危険レベルマップ

 外務省は、海外での新型コロナウイルスの感染拡大状況を踏まえ、全世界の感染症危険レベルを「レベル1(十分注意してください)」に指定すると発表した。

 3月18日時点での新型コロナウイルスの感染国は150か国以上、感染者数は累計で約18万人となっており、各国において出入国規制や検疫措置の強化が実施されている。このため、海外に渡航した日本人が身動きできなくなったり、帰国できなくなったりする可能性が高まっている。加えて、海外旅行中に感染し、帰国後に発覚する事例も増えてきている。

 こうした状況を受け、新型コロナウイルス感染症対策本部では、18日に水際対策の強化を発表。3月21日からシェンゲン協定に加盟するヨーロッパ諸国にイラン、エジプトを加えた38か国からの帰国者には、14日間の待機要請が行なわれる。

 そこで外務省では、別途感染症危険レベルが指定されている地域を除く全世界の危険レベルをレベル1とすることで、海外への渡航の是非や延期の必要性を検討するように呼びかけている。

外務省の発表