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京急「油壺温泉」誕生、神奈川県三浦市の油壷敷地内で温泉湧出

ホテル京急油壺観潮荘と観音崎京急ホテルで温泉を活用

2020年2月25日 発表

ホテル京急油壺観潮荘

 京急(京浜急行電鉄)は、神奈川県三浦市の油壷敷地内で地下1514mから温泉が湧出したと発表した。

 今回湧出した「油壺温泉」の泉質は「ナトリウム‐塩化物温泉」で、温泉に含まれる成分が多く浸透圧の高い高張性の療養泉とされる。地殻変動などで地中に閉じこめられた海水に、周囲の地層や海藻・草木などが溶け込み「化石海水」となったものが源泉となっており、化石海水に多く含まれる「フミン酸」には保湿性能があり、肌にうるおいを与えるとという。

 京急では、ホテル京急油壺観潮荘と観音崎京急ホテルを温泉が楽しめるホテルとして4月17日にリニューアルする予定。ホテル京急油壺観潮荘では、大浴場の露天風呂で温泉を利用するほか、客室露天風呂を源泉かけ流しの温泉とする。また、観音崎京急ホテルでは、温浴施設「SPASSO」へ油壺から温泉を運ぶことで、東京湾を望む露天風呂で温泉を楽しめるようにする。

観音崎京急ホテル SPASSO