JR東日本、3月14日に常磐線の富岡駅～浪江駅間の運行を再開

E657系（ひたち）

　JR東日本（東日本旅客鉄道）は1月17日、東日本大震災の影響により見合わせている常磐線の富岡駅～浪江駅間の運行を3月14日に再開すると発表した。

　同社では、富岡町、大熊町、双葉町に設定された帰還困難区域の一部において、避難指示が解除される期日が決定したことから、同区間の運行を再開することにした。これにより、常磐線全線で運行が再開されることになる。

　再開後には、品川駅・上野駅～仙台駅間で特急「ひたち」を3往復、富岡駅～浪江駅間で普通列車を11往復運行する。ダイヤの詳細は2月25日発売予定の「JR時刻表3月号」で案内される。

　運行再開にあわせ、3月14日からはSuicaの利用エリアも拡大する。首都圏エリアは草野駅～浪江駅間の13駅、仙台エリアは小高駅と磐城太田駅の2駅でSuicaが利用可能となる。ただし、首都圏エリアと仙台エリアをまたいで利用することはできない。

　あわせて大都市近郊区間も拡大し、東京近郊区間は浪江駅まで、仙台近郊区間は小高駅までとなる。

運行再開区間

いわき駅～岩沼駅間の運行本数

Suicaの利用エリア拡大

大都市近郊区間の拡大

品川駅・上野駅～仙台駅間を直通する特急「ひたち」のダイヤ