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肥薩おれんじ鉄道、川内川橋梁の架け替え工事見学会を1月1日実施。トラス橋を横移動して架設
2019年12月25日 15:46
- 2020年1月1日 見学会実施
国土交通省 九州地方整備局 川内川河川事務所と肥薩おれんじ鉄道は、川内川の流下能力向上のために進めている川内川橋梁の架け替え工事見学会を、2020年1月1日に実施する。
1922年(大正11年)に設置された川内川橋梁は、川内川を拡幅して洪水時などに安全に流下させるために、約75mを架け替え、北側(八代側)へ約40m継ぎ足す工事を進めている。この工事では、新たにA1橋台を設置し、既存のP3橋脚を補強。継ぎ足しされる橋梁は、既存の川内川橋梁の下流側で組み立てており、2019年12月31日~2020年1月2日に横移動することで架設する。
そのため1日1日~2日の2日間は、肥薩おれんじ鉄道の上川内駅~川内駅間で終日運休。バスによる代行輸送を行なう。
一方、現在のP3橋脚から陸側にかけての橋脚や橋台については新たな橋桁を架設したうえで、列車が運行されている状態で、撤去や掘削を進める計画となっている。
国交省と肥薩おれんじ鉄道では、昔ながらの“鉄橋”のイメージさながらのトラス橋が昼間に横移動する工事の様子を公開。2020年1月1日8時30分~14時(架け替えは10時~13時を予定)に、八代側に設けられる会場から見学できる。
また、新橋梁の供用初日となる1月3日には、川内駅5時38分発の“渡り初め列車”に川内駅から乗車した人に記念乗車証をプレゼントする。