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国交省、「東京港臨港道路南北線」沈埋トンネルの名称を公募。2020年開通予定の日本最長の沈埋函を使用した海底トンネル

2019年8月28日~9月30日 募集

国土交通省は東京港臨港道路南北線の沈埋トンネルの名称募集を開始した。写真は同トンネルに使用される日本最長の沈埋函(2016年撮影)

 国土交通省は8月28日、2020年開通を予定する東京港臨港道路南北線の沈埋トンネルの名称募集を開始した。9月30日まで応募を受け付ける。

 東京港臨港道路南北線は東京都の有明地区と中央防波堤を結ぶ道路で、海底トンネルを含む約2.5km区間を国交省が、前後の区間を東京都が分担し事業を進めている。約930mの海底トンネルは沈埋函を使用する沈埋トンネル工法を採用しており、1函あたり約134mという日本最長の函を使用するのが特徴。これを7函沈設する計画となっている。

 開通は2020年の東京オリンピック・パラリンピック前を予定しており、東京2020大会期間中は関係者輸送ルートとしての活用も想定されている。

 この沈埋トンネルについて「皆さんから愛され、広く親しまれる名称」の募集をスタート。誰でも応募可能で、専用Webサイトの応募フォームまたは官製はがきで募集を受け付ける。

 選考は、国交省 関東地方整備局と、海底トンネルにつながる「東西水路横断橋(仮称)」の名称募集を同時期に行なう東京都がともに審査。11月ごろに決定した名称を公表する予定としている。

 当選者には表彰状ならびに記念品を贈呈するほか、応募者から抽選で東京港見学会(現場ツアー)に招待する特典も用意する。詳細は専用Webサイトを参照されたい。

東京港臨港道路南北線の海底トンネルについて
名称募集パンフレット