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KNT-CTホールディングス、東京2020大会の全33競技を観戦する16泊17日180万円のツアーなど抽選販売。7月24日から受付
2019年7月23日 10:18
- 2019年7月22日 発表
- 2019年7月24日10時~9月6日16時 抽選受付
近畿日本ツーリストやクラブツーリズムを傘下に収めるKNT-CTホールディングスは7月22日、東京2020オリンピック競技大会(東京2020大会)の公式観戦ツアー商品を発表した。
第1弾として発表したのは、同社が「制覇シリーズ」と呼ぶ近畿日本ツーリスト取り扱いの6つのツアーなどで、7月24日10時から9月6日16時まで受付を行ない、抽選で販売する。
ツアーの目玉は、東京2020オリンピックの全33競技を制覇できるという「競技観戦コンプリートコース17日間」で、1名の旅行代金は180万円。代金は観戦チケットと宿泊費を含んでいる。このほか、すべての競技会場を巡ることのできる「競技会場コンプリートコース19日間」(202万円)や、開催都道県をすべて訪れる「開催都道県コンプリートコース8日間」(42万8000円)も用意している。
また、「美しさ」「速さ」「強さ」など競技のテーマを絞ったツアーも設定しており、例えば「美しさ」なら、新体操やアーティスティックスイミング(旧称シンクロナイズドスイミング)、障害馬術など5競技5種目を観戦できる「ビューティセレクト5コース6日間」(29万8000円)といった具合。
なお、この制覇シリーズには、VRフェンシングなどを使った「誰でも競技体験」や、ルールや技、見どころを解説する「みどころ解説セミナー」に参加できたり、入浴施設や宅配サービスといった「お助けサービス」を利用できたりするオプションが付属する。
このほか、柔道/水泳/体操/野球といった人気競技+アルファの観戦ツアーや、クラブツーリズム取り扱いの添乗員付きツアーなども多く用意している。「競技観戦コンプリートコース17日間」で観戦できる競技の詳細(予選/メダル戦の別など)など、詳しい情報は24日の10時以降に予約サイトで公開する予定になっている。複数のツアーの抽選に申し込むことができるので、観戦したい競技があるならじっくり検討するチャンスと言えそうだ。
「旅を通じて人生の価値を高めたい」と米田社長
同日行なわれた会見では、代表取締役社長の米田昭正氏が制覇シリーズの商品開発について、社内で公募して20~30名のプロジェクトを立ち上げ、若手が多く集まったと背景を説明。東京2020大会のツアー商品に設定したスローガン「2020 WONDER JOURNEY! きっと想像以上の旅になる。」を紹介しつつ、「旅を通じて人生の価値を高めたい」と話した。
執行役員 国内旅行部長の酒井博氏がツアー商品について、執行役員 マーケティング部部長の安岡宗秀氏が観戦チケットがなど当たるキャンペーンについて説明したあと、ゲストとしてフリークライミングの大場美和さんが会場を訪れ、トークセッションを行なった。
大場さんは以前、東京2020大会の追加種目になったスポーツクライミングの競技者であり、現在は自然の岩などを相手にするフリークライミングに活動の場を移している。制覇シリーズについては「個人ではチケットを入手することも難しいので、全競技を観戦できるのはすごい」と興味をそそられているようだった。この日はあいにくケガで左足を引きずっていたが、隣接のボルダリングジムでは左足を使わずオーバーハングの課題をあっさりとこなし、「壁にいる方が楽ですね」と余裕のコメントだった。