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成田空港、東京2020オリンピック・パラリンピック応援デザインのターミナル連絡バス運行開始

2019年6月27日 運行開始

成田空港が「ミライトワ」「ソメイティ」を描いた東京2020オリンピック・パラリンピック応援デザインのターミナル連絡バス運行

 NAA(成田国際空港)は6月27日、東京2020オリンピック・パラリンピック応援デザインを施したターミナル連絡バスの運行を開始した。

 ラッピングバスは東京2020エンブレムや東京2020マスコットキャラクターの「ミライトワ」「ソメイティ」を描く。ベースは通常のターミナル連絡バス同様の黄色だが、車体下部にミライトワの紺色、後方にソメイティのピンク色を配色。

 さらに、矢がすりや七宝、青海波などの和風柄もレイアウト。桜の花もあしらわれている。使用したデカールの総面積は約60m 2 におよぶという。

 NAAは2月に空港サービス分野における「東京2020オフィシャルパートナー」となり、東京オリンピック開幕500日前となる3月12日から到着ロビーへの装飾や、期間限定のフォトスポット設置などを実施。今回の応援デザインバスの運行も合わせ、約1年後に迫る東京2020大会への機運盛り上げを図っていく。

東京2020オリンピック・パラリンピック応援デザインのターミナル連絡バス
右側面にはハイタッチのミライトワ、ソメイティ
左側面には肩を組んだミライトワ、ソメイティ
車体下部はミライトワの紺色をイメージしたカラーリング。和風の柄もあしらっている
色合いが異なるため黄色もデカールで表現。そのため総面積60m2という広い範囲をラッピングしている
車内には東京2020オリンピック・パラリンピックのポスターが掲示されている

 成田空港のターミナル連絡バスは、一般エリア、制限区域内を合わせて14台を運行。6月27日時点で、応援デザインバスは1台のみで、まずは多くの人の目に留まるように3ターミナル間の連絡バス(第1ターミナル→第3ターミナル→第2ターミナルの順に巡回)で優先して運行する。今後は月間約2台のペースで作業を進め、年内を目処に14台すべてを応援デザインにラッピング。順次、第1ターミナル~第2ターミナル間、第2ターミナル~第3ターミナル間、制限区域内にも展開していく。

 成田空港のターミナル連絡バスは第2旅客ターミナルの供用を開始した1992年に運行を開始し、2008年にはハイブリッド車の導入を開始。現在は全14台がハイブリッド車となった。一般エリアを走行する連絡バスは1日約1000便が運行され、乗り継ぎなどの旅客、空港スタッフなど1日約1万5000人が利用しているという。

 現在のデザインは成田空港マスコットキャラクターが描かれたもので、これも2008年に導入。約10年ぶりの大規模なデザイン変更となった今回の応援デザインは東京2020オリンピック・パラリンピック終了まで運行する。その後のデザインについては未定という。

第2ターミナルの1番乗降場に進入する東京2020オリンピック・パラリンピック応援バス
1番乗降場は利用者の多い第2~第3ターミナル間の連絡バスに使用される。なお、これは撮影用に特別運行したもので、応援バスは当面、3ターミナル巡回ルートがメインルートとなり、そのルートでは1番乗降場を使用しない
応援バスにとって初めての乗客。2020年の東京オリンピック・パラリンピック終了まで、このデザインでの運行となる