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「JALマイレージ王決定戦」初代チャンピオン決定! 優勝賞品は10万マイル

2019年6月9日 開催

「JALマイレージ王決定戦」チャンピオンが決定!

 JAL(日本航空)は6月9日、JALメインテナンスセンター1(東京都大田区羽田空港)において、「JALマイレージ王決定戦」の最終決戦を開催した。

 JALでは搭乗をはじめショッピングや宿泊などでためたマイルを、航空券などの特典と交換できる会員制度「JMB(JALマイレージバンク)」を実施しているが、今回の決定戦は同会員からマイレージに関する知識ナンバーワンを決めようというもの。

 2008年に設立した「株式会社JALマイレージバンク」が10周年を迎えるにあたり企画されたコンテンツの一環で、出題される問題は社員が考えたものだという。

最終決戦の舞台となったJALメインテナンスセンター1には全国から51名のファイナリストが集結

 JALマイレージ王決定戦は、まず3月にインターネットで予選が行なわれた。賞品は1位が10万マイル、2位が3万5000マイル、3位が1万5000マイル、さらに最終決戦参加者は全員に3000マイルと、なかなかに豪華だったこともあってか、参加者は約7000名となった。

 予選は20問中16問正解で勝ち抜けで、1500名まで絞られた。続く4月に開催された本選では正答率上位60名を通過ラインに設定していところ、約150名が全問正解。そのため最終決戦へと進むファイナリストは、そのなかから抽選で選ばれることになった。

 最終決戦の当日、会場には北海道から山口県まで日本各地から51名の参加者が集結。年齢別で見ると40歳代がもっとも多く17名、30歳代12名、50歳代12名、20歳代10名と幅広く、そのうち38名が「JGC(JALグローバルクラブ)」会員であり、さらに10名は最上位ステイタスとなる「JMBダイヤモンド」会員と、やはり日常的にJALを利用している参加者が順当に勝ち残ってきたようだ。

持ち込めるのは電卓のみ
参加者に配られた専用チケット
スタッフはこの日のために作られた専用のTシャツを着用して大会を盛り上げた

 オープニングセレモニーでは、主催者を代表してJALマイレージバンク 代表取締役社長の池田江津子氏が登壇。同社について「JMBの運営とマイル提携先等の開拓をしている」と紹介したほか、JALマイレージ王決定戦については2018年に10周年を迎え、日頃の感謝を表わすために生まれた「JMB26年の歴史の中でも初めての企画」だと説明。先だって行なわれた本選では満点取得者が想定の3倍にも及んだことから抽選を行なったとして「今日、お集まりの50余名の皆さま方は、実力と運の双方をお持ちのお客さま」であると称えた。

株式会社JALマイレージバンク 代表取締役社長 池田江津子氏

 いよいよ行なわれた最終決戦はマルバツ問題、四択問題、計算問題など30問を40分間で解くペーパー形式(回答はiPadに入力)。予選、本戦ではWebサイトなどを見ることができたが、今回持ち込みできるのは電卓のみとハードな設定。問題文が複雑なため写真で紹介するが、長文なため読むだけでも時間がかかり、さらに一部問題では計算まで必要になる。1問あたり1分ちょっとの時間しかかけられないことを考えると、全問回答するだけでもかなり高い難易度だと思われた。なお、今回の問題は後日同社のWebサイトで公開されるとのことなので、ぜひチェックしてみてほしい。

解答用紙と問題が配られる
解答用紙
問題の一例
休憩時間には社員向けのカフェを「ファイナリストラウンジ」として提供
マイルで交換できる商品
一番人気は限定のゴルフボール
マイルで交換できるジュースの試飲も
こちらはラウンジで提供されているおつまみ
おなじみ「ですかい」シリーズやファーストクラスで提供されている茶華の試食コーナーも用意された
格納庫を見学できる時間も設けられた

 休憩および工場見学の間に採点が行なわれ、最後の頂上決戦に参加する3名が発表された。3位は23点の「ぶりらんて」氏、2位は24点の「あきお」氏、見事1位となったのは25点を獲得した「メチコ」氏となった。ちなみに現在のステータスはメチコ氏とぶりらんて氏がJGC、あきお氏はJGCプレミアとのことで、普段からJALに乗っている強みがでた格好だ。ほかの参加者にもマイレージ王を予想して投票する「50000マイル山分け マイレージダービー!」が用意されており、意中の出場者を応援する楽しみが残された。

頂上決戦に進んだ3名。左からぶりらんて氏、メチコ氏、あきお氏
頂上決戦は早押しで2回戦
頂上決戦に進めなかった参加者はマイレージダービーで応援。優勝者を予想した
参加者全員に配られたお土産

 頂上決戦は3問先取の早押し形式で、誤答による減点はないものの回答権を失う設定。1位メチコ氏への挑戦権を賭けた2位と3位による決戦では、ぶりらんて氏が2点先取したものの、あきお氏が逆転で勝利。マイレージ王を決める戦いは、メチコ氏とあきお氏による一騎打ちとなった。

 その結果、「JALが提携している航空会社のうち、北米・中南米を拠点としている航空会社はアメリカン航空、アラスカ航空、LATAM航空、ハワイアン航空の4社になります。そのなかでワンワールドアライアンスに加盟している航空会社を2社お答えください(正解はアメリカン航空、LATAM航空)」「eJALポイント特典は通常5000マイルから交換が可能ですが、JAL CLUB EST以外のJALカード会員の場合、現在何マイルから特典交換できるでしょうか(正解は3000マイル)」といった問題を制したメチコ氏が、見事初代マイレージ王に輝いた。

 今回の問題では問題文中に提示されていたが、各空港間の区間マイルを暗記してきたというほどで、事前の予習が活きた。優勝賞品の10万マイルについては「ファーストクラスでパリに行きたい。足りない分は貯めます」とコメントするとともに、「(第2回があるなら)もっと詳しい人がたくさんいると思うので(チャンピオン枠で)出してほしい」との意気込み(?)も。

 残念ながら破れてしまったあきお氏は「うれしさ半分、悔しさ半分」、ぶりらんて氏も「ここまできたらもうちょっと上まで行きたかった」と、ともに笑顔を見せつつも悔しさをにじませた。ちなみにマイレージダービーではメチコ氏に投票した参加者は17名で、2942マイルがプレゼントされた。

1回戦はあきお氏が勝利
マイレージ王を決める2回戦はメチコ氏とあきお氏の対決
メチコ氏が3ポイント先取して優勝を決めた
“王”にふさわしい王冠とマント
優勝賞品として10万マイルがプレゼントされた

 閉会のあいさつにはJAL マイレージ事業部 部長の松井貴志氏が登壇。「社員一同皆さまとふれあいたいという気持ちで手作り感満載の企画を実施」したと述べるとともに、「お客さまにこれからも喜ばれるプログラム、サービスを次から次へやって皆さまに喜んでいただきたい。(JALマイレージ王決定戦の)第2回、ぜひやりたいと思います」と話し、イベントを締めくくった。

日本航空株式会社 マイレージ事業部 部長 松井貴志氏