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JAL、国際線特典航空券に追加マイルで予約できる「JAL国際線特典航空券PLUS」導入

予約申し込み期限拡大や、有効期限など大幅なルール変更

2018年7月12日 発表

JALはマイル特典航空券の大幅なルール変更を発表。キャンセル待ちをなくし、追加マイルで提供する「JAL国際線特典航空券PLUS」導入

 JAL(日本航空)は7月12日、JALマイレージバンクのマイルで利用できる特典航空券のルール変更を発表した。国内線、国際線それぞれでルールが見直される。

 国内線の特典航空券は10月4日の予約受付分から予約申し込みと変更の期限を改める。予約申し込みは、従来は搭乗の前日から起算して4日前まで受け付けていたが、10月4日の受付分より前日を予約締め切り日に変更する。

 予約変更については、従来は変更希望便出発日の前日から起算して4日前まで、かつ元の予約便の出発時刻15分前までの期限だったものを、上記の予約申し込み期限に準拠して、変更希望便出発日の前日まで、かつ元の予約便の出発時刻15分前までに変更する。

 国際線は、ビジネスクラス、プレミアムエコノミー、エコノミークラスにおいて新たに「JAL国際線特典航空券PLUS」を12月に導入予定。基本マイルで提供する座席数を超えた予約希望に対して、これまではキャンセル待ちの状態になっていたが、予測残席に応じた追加マイルを支払うことで特典航空券を予約できるようにする。

 例として、日本~韓国の場合は基本7500マイルで、PLUS利用時は最大3万4000マイル。ハワイ・ホノルルの場合は基本2万マイル、PLUS利用時は最大11万4000マイルで交換できる(いずれも片道の必要マイル数)。各路線の必要マイル数はJAL Webサイト内の「JAL国際線特典航空券PLUS 各路線の必要マイル数」で確認できる

 一方で、PLUSが導入されるビジネスクラス、プレミアムエコノミー、エコノミークラスではキャンセル待ちはできなくなる(PLUSが導入されないファーストクラスはキャンセル待ち可能)。JALでは、キャンセル待ちによる旅のプランが立てられない状況を回避し、予約を確定できることをメリットとして挙げている。

「JAL国際線特典航空券PLUS」のイメージ
「JAL国際線特典航空券PLUS」導入後はキャンセル待ちが不可となり、満席などの一部便を除いては追加マイルを払うことで特典航空券を予約できる
キャンセル待ちをなくすことで旅のプランを確定できるのがメリット

 このほか、「JAL国際線特典航空券PLUS」の導入後、国際線特典航空券のルールがいくつか変更となる。

 海外発日本経由の旅程を廃止し、利用区間は往復それぞれ国際1区間、国内1区間までとなる(従来は国際2区間、国内1区間)。

 区間ごとの利用クラスについては、ビジネスクラス、プレミアムエコノミー、エコノミークラスでは異なるクラスの組み合わせが可能だが、ファーストクラスはファーストクラスのみで組み合わせる必要がある。

 予約変更は全クラスで不可となり、有効期限は予約便限りへと変更。予約を変更したい場合は、予約済みの特典航空券を取り消し、払い戻したうえで、新規に予約することになる。この際、払戻手数料3100円が必要。特典航空券手配後の上位クラスへの変更についても、これまでは無料だったが、PLUS導入後は払戻手数料が必要になる。

 PLUS導入後の国際線特典航空券のルールについて、詳しくはJAL Webサイト内の「JAL国際線特典航空券PLUS導入のお知らせ」を参照されたい。