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6月8日15時開通。東八道路と高井戸IC、甲州街道を結ぶ区間を事前一般公開

人見街道とは市道183号を介して接続

2019年6月1日13時~16時 開催

2019年6月8日15時 開通

東八道路~甲州街道間が6月8日15時に4車線で開通する。事前に一般見学会が行なわれた

 東京都が整備を進めている東京都市計画道路放射第5号線および三鷹都市計画道路3・2・2号東京八王子線(東八道路)のうち、杉並区下高井戸5丁目から三鷹市牟礼2丁目までの約3.6kmが、6月8日15時に4車線で開通する。この開通に先立つ6月1日、一般見学会が開催された。

 この見学会では、ほぼほぼ工事の終わっている4車線道路を歩くことができ、説明コーナーやイベントコーナーを設置。道路の説明を受けたり、イベントエリアで楽しんだりできるようになっていた。

ウォーキングイベント用に配布されたプリント。北の部分で、市道183号を介して人見街道と接続しているのが分かる

 この道路は、これまで甲州街道および高井戸ICと東八道路の東側を接続していた下本宿通りに代わるものとなり、下本宿通りがとても狭い道だったのに対して車道のみで上下2車線を確保。さらに、その車道に出入りする側道、歩行者と自転車に分離された歩道などを設置。これまでよりも遥かに安全な移動を可能にする。将来的には西側に中央自動車道、外環道(東京外かく環状道路)を接続する中央JCT(ジャンクション)の出入口も設置予定で、23区西側の大きな交通結節点となっていく。

 記者も取材のために歩いてみたが、玉川上水を挟むように設置された上下2車線の道路は、これまでの下本宿通りとは別次元の広さとなっているのを感じられた。この新しい道は、市道183号を介して人見街道へも抜けられるようになっており、人見街道の渋滞、とくに久我山駅の踏切渋滞の緩和にも効果を発揮するのではないだろうか。ただし、人見街道との接続部分は若干複雑なのが難点となる。

各所に設置されていた案内所。いくつかの場所から出入りできるようになっていた
岩崎橋から西を望む。つまり下り線。すでに一部でクルマは走行可能になっている
少し西へ進んだところ。左に遮音ガラスが見える。側道も用意されている
さらに西へ進むとクルマが入れない部分に。もちろん歩くことはできた
オリンピックが近いため、オリンピック関連のPRも
ここは事業説明テント。詳細な道路地図が掲示されている
テント内で配布されていた詳細地図。転回可能な箇所も上下各2か所ある
断面図
休憩所も用意
救護所もあった
西にある転回可能な箇所。右奥に見えるのは人見街道。本線は左へと進む
人見街道との接続箇所で向きを変え、今度は東へ向かってみる
こちらは東行きの歩道。歩行者と自転車を分離
あちこちで見かけた工事中信号
中央部は玉川上水
こちらは玉川上水脇の緑道。東向きの撮影で、このさらに左に車道がある
この季節の緑は美しい

 東八道路は正式名称が決まる前、その幅から「30メーター道路」と地元で呼ばれており、渋滞の激しい甲州街道のバイパスとして上下6車線で計画された。その後、諸般の事情から上下4車線となったものの、やっと東側が甲州街道に接続されることになる。近辺は朝夕の渋滞が激しいエリアでもあり、新たな道路が開通することで、渋滞の減少につながることを期待したい。