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ハワイ州観光局、毎月ハワイに行ける回数券プレゼント。2019年のプロモーションテーマは「発見ハワイ」
「まだ知られていないハワイの秘密を紹介していく」とミツエ・ヴァーレイ局次長
2019年1月24日 20:02
- 2019年1月24日 発表
ハワイ州観光局は1月24日、2019年のプロモーション施策について説明し、ハワイにまつわる数字からハワイの魅力を紐解く「発見ハワイ」をテーマにすることを発表した。
「発見ハワイ」のキャンペーンサイトでは、カピオラニ公園の広さや絶滅危惧種の数などハワイにまつわる知識・雑学を「発見ハワイ検定」として、クイズ形式で出題。正解数に応じてハワイ習熟度を示すレベルを表示する。習熟度は「正解数0:そもそもハワイにたどり着けないレベル」「正解数7:誰もいないパポハクビーチで一人遊びできるレベル」などユニークなネーミングがされている。また、この検定と連動してキャンペーンを展開し、史上初の“1年間毎月ハワイに行ける”という往復回数券12か月分のプレゼントを実施する。
回数券はキャンペーンに賛同した航空会社別に3種類用意しており、エアアジア、ANA(全日本空輸)、JAL(日本航空)でそれぞれ1組2名が当たる。なお、エアアジアは関空~ホノルル線、ANAは羽田/成田~ホノルル線、JALは成田~コナ線という具合に、出発地と目的地に微妙な違いがある。応募には検定の結果をSNSでシェアしたり、当選後もハワイ渡航中にSNSで発信することが条件に設定されていたりと要件があるので、詳しくは発見ハワイのWebサイトをご覧いただきたい。応募期間は1月24日から4月30日まで。
会見に登壇したハワイ州観光局 局次長のミツエ・ヴァーレイ氏は、これまで「有休ハワイ」「ごほうび、ハワイ。」など、対象とする顧客層ごとにプロモーションプランを展開してきたことを振り返り、2019年は数字で可視化したハワイの魅力を伝えていくプランを用意したという。「ハワイには6島、さまざまなコンテンツがあり、さまざまなストーリーがある。ハワイの情報や秘密をもっと知ってもらいたい。そのきっかけ作りになれば」と施策の背景を説明した。
続いて登壇したハワイ州観光局 PR&Marketingマネージャーの宮本紗絵氏は、ハワイの自然や歴史、伝統、グルメなどから数字に注目したと「発見ハワイ」のコンセプトを改めて説明し、例えばカピオラニ公園の敷地面積が60万m2、ハワイに生息する固有種が2944種、ハワイ王国の誕生が1795年など、歴史的・教育的側面からハワイを深く知ることで、「訪れた人なりのハワイを発見する」ことを意図していると解説した。
また、ハワイ州観光局はこれまでにも、特設サイト上でハワイ旅行のプレゼンテーション資料を作成できる「ごほうび、ハワイ案。」など、デジタルツールを取り入れたプロモーションを展開しているが、今回はスマートフォンのARアプリ「COCOAR2」を使って、キャンペーン画像などをカメラに捉えるとアプリだけの映像を楽しめる「発見ハワイAR」を展開。さらに「発見ハワイ デジタル・スタンプラリー」と題して、オアフ島のダウンタウンとワイキキ、ハワイ島のハヴィとヒロにあるカメハメハ大王像やクイーンカピオラニ王妃像など、計8体の銅像のうち3体をアプリで収集するとプレゼントがもらえるキャンペーンを実施する。期間は3月1日から9月30日で、商品の詳細は3月発表予定。
会見後半では、ハワイ州観光局 6代目親善大使の石田ニコルさんと、広告代理店に勤務しながら6年で54か国111都市を訪問したという「リーマントラベラー」こと東松寛文さんが登場。ミツエ・ヴァーレイ氏を交えてトークセッションを展開し、それぞれがハワイにまつわる数字とオススメのスポットを紹介した。
石田さんは、「ゆっくりとしていて海が広くて、すごく好き」という「ノースショア」をお勧めスポットとして挙げた。数字は水平線を表わす「無限大」。「裸足でペタペタ歩いたり、写真みたいにサーフボードに掴まって浮かんでいたり。ゆっくり波に揺られているのがいい」と、通い慣れた場所として紹介した。
一方、初めてハワイを訪れたのが2018年という東松さんは、「ダイヤモンドヘッド」の上で撮った写真を見せつつ、「ハワイに着くと自然と早起きできて、朝食も食べられて、日本では行かないジムワークやジョギングができるようになるんです」と話し、心身ともに「0」にリセットされるとして、ハワイの環境の気持ちよさを語った。
それを受けて、ヴァーレイ氏は「ハワイのよいところはすべてが近いこと。オアフ島のどこにいても、海でも山でも行きたいと思ったら30分で行ける。エネルギーが感じられるし、それで五感が冴える。日本よりも海や花の匂いが感じられて、耳も敏感になる。だから気分がよくなる」と東松さんのコメントをフォロー。「今回の新しいプロモーションを通じて、まだまだ知られていないハワイの秘密、コンテンツ、ストーリーを数字と一緒に皆さんに紹介していきたい」とまとめ、「発見ハワイ」をアピールした。