イベントレポート
【関空旅博2018】ベトジェットは「笑顔を運ぶフライト」。機内サービスなどをセミナーで紹介
運賃は「皆さんが“おっ!”とビックリするような素晴らしい金額で」
2018年5月21日 20:50
- 2018年5月19日~20日 開催
ベトジェット(VietJetAir)は5月20日、関空旅博2018内でステージイベントやセミナーを実施。冬期スケジュールでの関空~ベトナム・ハノイ線へ新規就航を予定する同社が、来場者にベトジェットの概要や魅力、サービスを紹介した。
ブースを紹介した記事(関連記事「【関空旅博2018】冬期スケジュールでの関空就航を目指すベトジェットがブース出展」)でも触れたように、当初は6月24日就航で国土交通省から認可を得ていたが、運航準備などにより10月27日に始まる冬期スケジュールでの就航を目指している。
新規就航予定ということで、セミナーではまず、同社の特徴や歴史を紹介するビデオ上映を交えてベトジェットの概要を説明した。ベトジェットはベトナム国内路線で最大シェアの40%以上を占めている航空会社であり、基本理念として「安全」「フレンドリーなサービス」「お手頃感」「定時運航」を掲げる。強みは「低価格」「新しい航空会社」「細やかな気遣いのCA(客室乗務員)」。そして、「笑顔を運ぶフライト」をキーワードに、おもてなしの心で、100%の顧客満足度を目指すという。
ベトナムの本社から来日した商業部副部長 グエン・デュン・ビン(Nguyen Duong Binh)氏は「7年間にわたる持続的な成長を遂げている」とし、2011年にベトナム国内線で運航を開始し、2013年にホーチミン~バンコク線で国際線路線を開設。現在は82路線、1日385フライトを運航。国際線もタイ、香港、シンガポール、韓国、台湾、中国、インドネシア、ミャンマー、マレーシア、カンボジアとベトナムを結ぶ路線で運航している。
日本路線については、これまでに茨城、福島、成田、関空、小松、仙台、セントレア、米子、北九州の各空港へチャーター便を運航。ビン氏は「アジア・太平洋地域では日本が最も重要な市場だと考えている。冬スケジュールから定期便運航、チャーター便を増やし、日本とベトナム結ぶルートを拡大する」と意欲を示した。
また、「2018年は1973年に日本とベトナムが外交関係を樹立してから45周年の記念の年。変わらぬ友情を幅広いパートナーシップの未来に向け、交流機会を増やすために相互にフェスティバルを行なうなどイベントが増えている」と日越友好の観点でも新規就航への意欲の強さを示した。
国内でベトジェットの総代理店を務める、エア・システム 西日本旅客営業部 部長の内藤勝之氏は、機内サービスなども紹介した。
機材は60機のエアバス A320/A321型機を保有し、エアバス A321neo型機の導入もスタート。機内は革張りのシートを採用している。また、優先チェックインや20kgの受託手荷物、事前座席指定、ベトナム国内空港ラウンジの利用などが含まれる「スカイボス」運賃も設定する。
LCCということで、利用者が必要なものを必要なだけ購入するスタイルとなる。例えば、受託手荷物やホットミールは有料となり、ホットミールの価格は「500円ぐらいからになるのではないか」とのこと。機内では最低4名のCAが乗務。日本人CAの採用もスタートしており、トレーニングを開始しているので、日本語での対応も可能となる。
来場者から質問があった運賃について、内藤氏は「皆さん一番気になる部分だと思いますが、現段階ではお話できない」としつつ、競合他社との比較なども行ない「皆さんが“おっ!”とビックリするような素晴らしい金額をご提示したい」と宣言した。また、ベトジェットでは特定曜日の毎週14時~16時(日本時間)にプロモーション運賃のタイムセールを行なっていることも紹介した。
ちなみにセミナーのなかで内藤氏は、ベトジェットの特徴の一つとして「サービス、スタッフ含めて若々しく活発的な活動」といった点も挙げている。、関空旅博のステージやセミナーの最後では、その活動を表わすかのようなCA 4名によるダンスパフォーマンスも披露した。