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日本トランスオーシャン航空、「美ら島エアーフェスタ2018」で実機展示とブース出展。不要航空機部品の販売を検討

フェスタには泡盛の女王と飲める試飲コーナーも

2018年12月8日~9日 開催

JTAが実機展示を行なったボーイング 737-400型機。退役も視野に入っており、天気とあいまってどこかさびしそう

 那覇空港と滑走路を供用する航空自衛隊 那覇基地(沖縄県那覇市字当間)は、航空祭「美ら島エアーフェスタ2018」を12月8日~9日の2日間にわたって開催している。12月8日夕刻には夜間デモフライトも予定されていたが、あいにく2日間とも小雨混じりの天気となっており、夜間デモフライトをはじめフライトは縮小気味のプログラムとなっていた。

 とはいえ、那覇空港と滑走路を供用しているため、多少雨が強くなろうと離着陸を行なう旅客機を間近で楽しむことができ、多くの人が一般開放された那覇基地と航空祭を楽しんでいた。

 那覇空港を中心に多くの路線を持つJTA(日本トランスオーシャン航空)は、ボーイング 737型機の実機を展示したほか、新型ジンベエジェット仕様の木製シミュレータ「ミニレーター」を展示。多くの子供たちが最新ジェット機の操作を楽しんでいた。また、なりきり制服コーナーや地元お土産コーナー、オリジナルグッズコーナーなど体験やショッピングを多数楽しめる展示を実施。ブースまわりはいつもどおり活気にあふれていた。

JTAのミニレーター。各種計器類もLCD表示され、なんとなくグラスコクピットな雰囲気が
JTAの物販コーナー。多くの商品であふれていた
エプロンエリアでは、JTAスタッフがジンベエステッカーを配っていた

 今回、JTAがチャレンジしていたのは、使い終わった航空機の部品を一般に販売するかどうかということ。JTAでは、ボーイング 737-400型機から737-800型機への世代交代を進めており、その過程で737-400型機の売却を進めている。その売却する航空機で交換するなど必要のなくなった部品が発生している。その部品を一般販売するかどうか悩み中ということで、部品の人気投票を実施。人気投票の結果や、その際に得られた声を参考に最終決定を行なっていくとのことだった。

JTAは不要になった航空機部品の販売を検討している。そのための人気投票を行なっていた

 12月9日の実機展示も、来年度が最後となるボーイング 737-400型機で、前日のウルトラマンジェット(737-800型機)と入替が行なわれていた。

ブルーインパルスと旅客機を1度に見られるのが那覇基地航空祭のよいところ
ド派手なマークの第302飛行隊 F-4EJ ファントムII
航空自衛隊で最も知られている部隊マークが垂直尾翼の尾白鷲。3、0、2を表わしている
尾白鷲がマークとなっているように、この部隊は北海道の千歳基地で編制された。そしてファイナルツアーとして、千歳から那覇までがインテーク横に描かれていた

 また、航空自衛隊の展示機にも第302飛行隊のF-4EJ ファントムIIがあり、こちらは今年度での退役が予定されている。第302飛行隊は、現在は茨城県の百里基地をホームベースとしているが、以前はこの那覇基地がホームベースだった。退役前の里帰り展示となり、そのド派手な塗装とともに多くの来場者の注目を集めていた。

那覇基地のお楽しみは、泡盛の試飲コーナー。泡盛の女王がお勧めの泡盛を教えてくれる
沖縄県内の泡盛が取りそろえられている