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福岡空港、「空の日イベント」と「とびだせ海外へ!2018」開催。航空教室や737-500型機の機内見学など実施
各航空会社がブースを出展
2018年9月11日 15:14
- 2018年9月8日 開催
9月20日の「空の日」とその前後で、日本各地の空港では、空の日イベントが開催されている。福岡空港でも9月8日、空の日イベントとしてさまざまなイベントが開催された。
そして空の日イベントとともに「とびだせ海外へ!2018」が併催され、国際線ターミナルビルの2フロアにわたり、航空会社や旅行商品販売会社、空港関連施設がブース出展し、グッズの配布や航空券などが当たる抽選会、親子で参加できる体験教室といった、バラエティに富んだ企画を展開していた。そのほか空の日イベントとして実施された、国土交通省 大阪航空局 福岡空港事務所が主催したスカイスクールや、ANA(全日本空輸)による格納庫見学なども含めてレポートする。
日本のエアラインは2階、海外エアラインと旅行会社は4階
「とびだせ海外へ!2018」と空の日イベントは、あくまで別イベントという位置付けだが、来場客にとっては時間の許す限り、好きなフロアや航空会社のブースを行き来できる空間となっている。
各航空会社はミニゲームを行なったり、パンフレットやオリジナルグッズなどを配布したり、子供向けの制服着用体験を行なったりしていた。
ANAは、全長2mを超える「STAR WARSプロジェクト」による特別塗装機「BB-8 ANA JET」のモデルプレーンを展示。JAL(日本航空)は、広場スペースを利用した子供向けのトーイング体験を実施。さらに休憩室を利用して、ANAとJAL共催による合同バザーを行ない、航空機の部品や機内で使用するワイングラスなどを特別価格で提供していた。
国土交通省 福岡空港事務所ではヘリ倉庫見学やスカイスクールを開催
国内線ターミナルビルの南側にある国土交通省 大阪航空局 福岡空港事務所では、親子参加によるヘリ倉庫の見学ツアー、JALとANAのパイロットやCA(客室乗務員)、管制官が飛行機の運航についてレクチャーするスカイスクール、管制シミュレータなどを体験した。
午前と午後で、それぞれ40名ずつが参加した見学ツアーだったが、最初は管制シミュレータとヘリ倉庫見学ツアーから。4つのグループに別れて、それぞれの場所を入れ替わりながら見学。ヘリ倉庫見学は、福岡空港事務所の建物の隣にある西日本空輸の倉庫内に入り、ヘリの操縦席に座り操縦桿などをさわることができた。
すべてのグループの見学が終了し、全員がそろったところでスカイスクールが開校。JALとANAのパイロット、整備士、CA、グランドスタッフ、グランドハンドリングスタッフ、管制官がロールプレイング形式で、荷物の搭載、整備士からパイロットへの申し送り、グランドスタッフからCAへの引き継ぎ、管制官への離陸許可といった一連の流れを披露した。離陸後は、JALからANAにバトンタッチし、飛行中から着陸するまでの地上とのやり取りや、空港に到着してからパイロットが行なう行程を説明した。
その後、参加した子供たちが管制官になりきって、両社のパイロットに英語で離陸許可を出すアナウンスを体験した。ハキハキとした口調で指示を送る様子に、パイロットも安心して離陸できた様子。最後に整備士から出題される航空機クイズでスカイスクールは終了した。
今回で最後となるANA格納庫見学ツアーは約800名が参加
空の日イベントに合わせて、ANAは格納庫見学ツアーを開催している。今回も事前に参加者を募集し、およそ800名が入れ替わりながら見学。約40分ごとに国際線ターミナルからシャトルバスを運行し、格納庫まで移動した。
この格納庫は、2025年に計画されている国際線ターミナル側に新設される滑走路の建設計画により取り壊しが決定しているとのことで、格納庫見学ツアーは今回が最後になるとのこと。
格納庫の中央にはボーイング 737-500型機(登録記号:JA359K)が機内見学用に用意されており、順番待ちの列ができていた。ほかにも、フライトシミュレータ体験、トーイングカー乗車体験、スノーバーから水を放出し的に当てるゲーム、マーシャリング体験など、子供だけでなく、大人も同様に楽しむ姿が見られた。