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日本トランスオーシャン航空主催「第3回美ら海図画コンクール」表彰式。のびのびした子供たちの感性に拍手

2018年8月9日 実施

日本トランスオーシャン航空が「第3回美ら海図画コンクール」表彰式を行なった。受賞者したのは、左から三木はるかさん、永瀬瑠々花さん、石﨑結唯さん

 JTA(日本トランスオーシャン航空)が開催している「美ら海図画コンクール」。沖縄県外在住の未就学児を対象に、沖縄の海に生きる生物たちを描いてもらうコンクールで、今年で3回目を迎えた。今回寄せられた154点から8点が入賞、さらにそのなかから上位3点に選ばれた応募者への表彰式が、8月9日に沖縄県那覇市のJTA本社で行なわれた。

「沖縄県知事賞」に選ばれたのは、東京都在住の三木はるかさん(応募時5歳)。ジンベエザメを絵の中心に大きく配置し、色鮮やかなサンゴや熱帯魚を散りばめた。

「沖縄観光コンベンションビューロー賞」に選ばれたのは、高知県在住の石﨑結唯さん(応募時5歳)。数匹のクマノミをメインに描き、少しだけ口を見せているジンベエザメの構図がおもしろい作品。

「沖縄美ら海財団賞」に選ばれたのは、神奈川県在住の永瀬瑠々花さん(応募当時6歳)。色とりどりの熱帯魚が泳ぐ海中を、本人と思われる女の子が鑑賞している様子を描いた。

 授与式では、賞状とトロフィーのほか豪華な副賞もプレゼントされた。受賞者本人はもちろん、ご家族もとてもうれしそうだった。

表彰式会場に掲げられた入賞作品8点
授与式のようす。しっかりお辞儀もできて、堂々としたもの

 表彰式に続き、審査員を代表しアンテナ・プレスクール校長の石井至氏から審査講評があった。

 三木はるかさんの作品については、「マンタやウミガメ、珊瑚礁などをバランスよく配置したなかに、ジンベエザメを真ん中に大きく迫力ある作品に描いています。海面に近づくにつれて海の色が明るくなるところなど、完成度が素晴らしい」と講評した。

 石﨑結唯さんの作品は、「クマノミが色鮮やかな美ら海の中を泳いでる様子を描いています。お父さんお母さんがあまり手伝わず、自分で描き上げたことが伝わります」と評価。

 最後に永瀬瑠々花さんの作品については、「これはたぶん、瑠々花さんご本人ですよね。絵の中に人が描かれた作品はほとんどないなか、オリジナリティにあふれています。水族館で楽しんで魚を見ているほほえましい作品です」とコメントした。

 ほか5点の入賞作品についても1点ずつコメントを添えた。それぞれ、メインに描く生物が違っていたり、ジンベエザメを正面からとらえたおもしろい構図だったり、色使いが独特だったりと、子供ならではの感性で描かれた作品が並んだ。

 閉会のあいさつでJTA 執行役員の糸数寛氏は、「今回の応募は154点、2017年は91点、2016年が80点と年々増えており、来年はきっと200点超えになるでしょう。日本トランスオーシャン航空、琉球エアーコミューターでは、今後も子供たちの夢と沖縄の海の魅力の発信を行なうべくこのコンクールを続けていきたい」と今後への意欲を語った。

 入賞作品は8月31日まで沖縄県庁1階の県民ホールにて展示され、9月初旬ごろからは沖縄美ら海水族館イベントホールで展示予定。また、那覇空港内での展示やJTAのWebサイト、機内誌「Coralway 9~10月号」、機内モニターでの映像コンテンツでも紹介される予定だ。

審査員をつとめたアンテナ・プレスクールの石井校長からの講評
日本トランスオーシャン航空 執行役員の糸数氏による閉会のあいさつ
最後は受賞者、主催者、来賓も揃って記念撮影