ニュース

国交省、鳥取西道路 鳥取西IC~青谷ICを2019年夏ごろ目標に全線開通へ

2つの整備事業区間をともに開通延期。同時供用開始を目指す

2018年6月4日 発表

鳥取西道路 鳥取西IC~青谷ICについて2019年夏ごろの開通を目指すことを発表

 国土交通省 中国地方整備局 鳥取河川国道事務所は6月4日、山陰自動車道の東端部分となる鳥取西道路(E9)の、鳥取西IC(インターチェンジ)~青谷ICの区間について、2019年夏ごろに開通を目指すことを発表した。

 鳥取西道路(延長19.3km)の鳥取西IC~青谷ICについては、2017年11月時点で浜村鹿野温泉IC~青谷ICの区間を2017年12月17日開通と発表したが、のちに同区間内の重山地区において想定よりも広範囲な法面変位を確認したために延期。鳥取西道路技術検討委員会により、重山地区についてはトンネル工法を用いて対策することが妥当とされ、2019年夏までの開通へと後ろ倒ししていた。

 併せて、2018年度内に開通を予定していた鳥取西IC~浜村鹿野温泉IC間についても、同区間内の松原地区において道路法面のコンクリートに隙間が発生していることが発見され、同じく鳥取西道路技術検討委員会により対策工法が検討されてきた。5月23日に行なわれた第4回の技術検討委員会の結果、変質帯を避けた位置にグラウンドアンカーを定着させることが妥当と判断され、工程の見直しを行なうこととなっていた。

 これらを踏まえ、先に2019年夏ごろ開通予定を発表していた浜村鹿野温泉IC~青谷ICと合わせ、鳥取西IC~青谷ICの全線一体で開通することを目指す。国交省としては工程の短縮を図って工事を進めていくとしている。