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航空写真家チャーリィ古庄氏プロデュース、「フライトカフェ・チャーリイズ」内覧会レポート

成田市「さくらの山」に3月26日オープン

2018年3月26日11時 オープン

「世界でもっとも多くの航空会社に乗った」ギネス世界記録を持つ航空写真家チャーリィ古庄(ふるしょう)氏がプロデュースしたカフェレストラン「フライトカフェ・チャーリイズ」が、3月26日にオープンする

「世界でもっとも多くの航空会社に乗った」ギネス世界記録を持つ航空写真家チャーリィ古庄(ふるしょう)氏が「飛行機を見ながら、飛行機のシートで機内食が食べられる」をコンセプトに初プロデュースしたカフェレストラン「フライトカフェ・チャーリイズ」が3月26日11時、成田市さくらの山 空の駅「さくら館」(千葉県成田市駒井野)にオープンする。

「成田市さくらの山」は、アジア有数の路線ネットワークを持つ成田空港を行き交う飛行機を求め、全国から航空ファンが集う公園であるが、併設する「空の駅 さくら館」内に、航空ファンだけでなく訪れたすべての人たちへの「おもてなし」を第一に、店舗運営責任者、シェフリーダー、フロアリーダーはすべて女性が務め、女性目線のサービスを提供するとしている。

 航空ファンはもちろん「空の旅」をイメージする情報発信基地として、「さくらの山」の新しいスポットとなる「フライトカフェ・チャーリイズ」のオープンを目前に控えた3月23日に、報道向け内覧会が開かれたのでレポートする。

フライトカフェ・チャーリイズ

開店日時:2018年3月26日11時
所在地:空の駅「さくら館」内(千葉県成田市駒井野1353-1)
定休日:なし
営業時間:9時~18時(公園施設は6時~23時)
アクセス:
クルマでは成田IC(インターチェンジ)から約8分、成田空港から約9分、富里ICから約11分、成田駅から約12分 ※普通車が120台駐車可能な無料駐車場あり
バスでは「成田市コミュニティバス 津富浦(つぶうら)ルート」を利用して「京成成田駅東口 ローソン前」で乗車~「さくらの山」で下車、「成田空港交通 さくらの山線」を利用して「成田空港」で乗車~「さくらの山」下車
Webサイト:空の駅「さくら館」

四季折々の花と飛行機を一緒に撮影できるスポットにオープンする「フライトカフェ・チャーリイズ」

フライトカフェ・チャーリイズの店内。ガラス窓の向こうを飛行機が通り過ぎていくのを眺めながら、航空機のシートに座って食事をいただくのは、マニアでなくても楽しい時間だろう

「フライトカフェ・チャーリイズ」がある空の駅「さくら館」は成田空港A滑走路北側に位置し、比較的近距離から飛行機の離着陸を眺められ、四季折々の花と飛行機を一緒に撮影することができる、航空ファンやカメラ愛好家の人気スポット。

 成田空港建設時に失われたソメイヨシノ、ヤマザクラ、シダレザクラ、ヒガンザクラなど桜が約240本、低木約5300株が植林された緑豊かな公園で、駒井野とよばれる小高い丘の上にある展望デッキは、間近で飛行機を見ることができるので、週末になると地元はもちろんほかの地域からも、家族連れなどで賑わっている。

 チャーリィ氏は「ご存知の方も多いかと思いますが、この施設の土地はNAA(成田国際空港株式会社)のもので、建物は成田市に建てていただいたものです。さくら館は3月26日でちょうど3周年となりますが、建物の造りもガラス窓の向こうを飛行機が通り過ぎていく素敵な場所になっています。

 世界中の飛行機を間近に見られるので、私も以前は東京から電車とバスを乗り継いで訪れていましたが、10年ほど前にこちらに引っ越してきました。成田市の調べでは年間60万人が訪れているスポットなので、飛行機を見ながら食事ができるといいなと思っていました」と内覧会でコメントした。

チャーリィ氏は2016年から、さくら館内に「フライトショップ・チャーリイズ」というショップをオープンしている。各種グッズや航空機のシートまで販売されていたのには驚き(普段は店内撮影禁止)
フライトショップ・チャーリーズに展示されていた国産旅客機「YS-11」の計器類。これはマニアには垂涎もの
フライトカフェ・チャーリイズの厨房はゆとりある広さ。航空各社から提供を受けた機内誌が置かれ、オーダー後の待ち時間に読むことが可能。また店内の給水器はJALのロゴがついた「本物」を使用
こちらは店内で上映されている航空各社から提供を受けたムービー。ジェットスター・ジャパンのムービーでは、旅客機の組み立てシーンなども見ることができる

 内覧会で展示されたメニューは、特製のデミグラソースを使った「CHARLIE'S(チャーリーズ)ハンバーグランチ」(サラダ、スープ、ライスが付いて1580円)、特製タルタルソースをかけた「サーモングリルのヘルシーランチ」(サラダ、スープ、ライスまたはパンがついて1580円)、手作りキッシュの「キッシュプレートランチ(取材時は菜の花入り)」(1280円)、飛行機型のご飯がかわいい「お子様カレープレート」(780円)、そして飛行機の形とNRTの文字をアートした「チャーリィズラテ」(430円)、そしてスイーツは「ガトーショコラ」。「ランチをご注文いただいた方向けの手作りのスイーツ。今日はガトーショコラですが、日によってメニューは変わります」とのこと。

「CHARLIE'S(チャーリーズ)ハンバーグランチ」(サラダ、スープ、ライスが付いて1580円)
「サーモングリルのヘルシーランチ」(サラダ、スープ、ライスまたはパンがついて1580円)
「キッシュプレートランチ(取材時は菜の花入り)」(1280円)
「お子様カレープレート」(780円)
「チャーリィズラテ」(430円)
「ガトーショコラ」

 そのほかテイクアウト用メニューでは、手作りのタルタルソースを添えた「フィッシュアンドチップス」(680円)、「タコライス」(850円)、「ロコモコ」(850円)などがある。「こちらでお買い求めいただいて、丘の上で飛行機を見ながら召し上がっていただくといいと思います。」と、シェフリーダーの宮内氏。テイクアウト用のボックスも、飛行機のコックピットのチェックリスト風のデザインと、細かなところまで凝っている

「フィッシュアンドチップス」(680円)
「タコライス」(850円)
「ロコモコ」(850円)
食事に関する説明をするシェフリーダーの宮内氏

 チャーリイズ特製機内食は、世界ナンバーワンシェアのケータリング会社「ゲートグルメジャパン」の「オリジナルカレー」(1980円)。成田空港開業時からケータリングを行なってきたゲートグルメジャパンの木戸氏は「こちらのカレーは、低温で長時間煮込んだインドの調理法を用いた、トマト風味とナッツ風味の2種類を用意しています」とのこと。チャーリィ氏も「ここで作ったものだけではだめなので、やはりちゃんとしたケータリング会社さんが入って作っていただくことにも意味があると思っています」とコメントした。

チャーリイズ特製機内食は「ゲートグルメジャパン」の「オリジナルカレー」(1980円)
ゲートグルメジャパンの木戸氏

 内覧会で挨拶した成田市・さくらの山管理組合 理事長の堀越一仁氏は「このようなお店を開いていただき、本当にありがとうございます。私たちは地元振興ということで、成田市のこの地区で公園の環境を整えました。4月以降の3年間も私どもが指定管理を受けることになりました。このさくらの山の発展と、フライトショップ、カフェがますます発展できることを願っております」と話した。

 さくら館の理事である千葉県議会議員の小池正昭氏は「ここは空港がすぐそばで沢山の方が来られるのですが、ここに来られる方は、空港の空気を見に来られています。私も子供のころにパイロットになりたかったくらい飛行機好きなのですが、チャーリィさんが地元にいらっしゃって、素晴らしいご縁をいただいて仕事でコラボができて、フライトショップからカフェ、こんな素晴らしいことが実現できるとは思いませんでした」と喜びを語った。

フライトカフェ・チャーリイズの外観
成田市・さくらの山管理組合 理事長の堀越一仁氏
千葉県議会議員の小池正昭氏
 筆者も「CHARLIE'Sハンバーグランチ」を試食させていただいたが、ナイフを入れると柔らかく肉汁があふれ出て、とても美味しくいただけた。今回プリンとアイスコヒーが付いたが、これはランチとは別料金となる
各空港名(スリーレターコード)を用いた席札。オーダー時に渡され、席について料理を待つ

人気スポット「さくらの山」で飛行機を撮ってみた

 休日には多くの飛行機好きで賑わうさくらの山で、筆者も飛行機を撮ってみた。あいにくレンズは18-200mmしか持っていなかったことや曇天だったので、こんな感じではある。さくらの山の今年の桜の見頃これからなので、飛行機と桜と料理を楽しみに訪れてみてはいかがだろうか。

さくらの山から、筆者の取材用機材であるキヤノンのEOS 8000DとEF-S 18-200mmで撮影した写真。桜はまだ蕾が膨らみ始めたところ
さくらの山の駐車場から撮影。さくらの山の近くを京成電鉄が通っているので、運がよければ飛行機と京成スカイライナーを同時に撮れるかもしれない
空の駅「さくら館」の外観。さくらの山は、どこからでも見上げれば飛行機が見える