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西武鉄道、玉川上水車両基地で「拝島ライナーお披露目イベント」。「ぐでたまスマイルトレイン」も初公開

「40000系車両 新宿線・拝島線初運行臨時列車」運行

2018年3月4日 実施

玉川上水車両基地で行なわれた「拝島ライナーお披露目イベント」で30000系「ぐでたまスマイルトレイン」を初披露する「ぐでたま」

 西武鉄道は3月4日、玉川上水車両基地において、無料で基地内を見学できる「拝島ライナーお披露目イベント」を開催。イベント内で「スマイルトレイン10th×ぐでたま5th記念キャンペーン ~レールの上にも10年、白身の上にも5年~」と題したキャンペーンで使用する「ぐでたまスマイルトレイン」を公開した。

 またイベント開催前には、会場に先行入場できる「40000系車両 新宿線・拝島線初運行臨時列車」も運行した。すでに「S-TRAIN」として運行している40000系車両を使い新宿線・拝島線を走行する「拝島ライナー」が、拝島線を初めて西武新宿駅から玉川上水駅までを走行。さらに駅で折り返してイベント会場の玉川上水車両基地内まで走行し、車庫内で乗客が下車した。

 玉川上水車両基地がイベントとして見学できる公開は初で、臨時列車による入場も初めてとなる。好天に恵まれたこともあり、ピークとなった11時前後には一時入場規制があるほどの盛況だった。

臨時列車の「拝島ライナー」が拝島線を初走行

「40000系車両 新宿線・拝島線初運行臨時列車」は、「拝島ライナー」が、拝島線を初めて走行する臨時列車。拝島ライナーは、西武新宿駅から新宿線をほぼノンストップで小平駅まで向かい(その区間は高田馬場駅で乗車専用で停車)、小平駅からは拝島線で拝島駅まで各駅停車する。

 平日・土休日に下りのみ運行する。新宿線からの乗車では、乗車券のほか、別途300円の指定券が必要。拝島線からの乗車では乗車券のみで乗車できる。3月10日から、帰宅時間帯に合わせて18時~22時台に毎時1本、計5本運行する。

 臨時列車の参加費は大人、小児同額の1500円。2月22日までの受け付けで抽選が行なわれ、432席を上回る1000名以上の応募から当選した乗客が乗車。乗客には40000系車両パンフレットやイベント限定オリジナルアルミボトルなどがプレゼントされた。臨時列車は「拝島ライナーデビュー記念ヘッドマーク」を付け、西武新宿駅8時32分発にて運行された。

 なお、40000系車両は、新車両公開時に取材しているので、そちらの記事もご参照いただきたい(関連記事「西武鉄道、全席指定列車『S-TRAIN』として運行する新型通勤車両『40000系』公開」)。

日曜朝の西武新宿駅改札前に参加者が列を作った
西武新宿駅には、各所に「拝島ライナー」の告知が貼られていた
参加者の受付
チケット購入者の首にかける参加証が手渡される
受け付けが終わった順に係員のいる改札を通っていく
8時9分、1番線に臨時列車が入線する。待ちわびたファンの撮影でひしめき合う
「40000系車両 新宿線・拝島線初運行臨時列車」が入線。行き先表示は「臨時」
隣の線に30000系スマイルトレインが入線
先頭車両となる10号車
「拝島ライナーデビュー記念ヘッドマーク」を付けての走行
案内表示にも「臨時」のみ表示
車内はクロスシートの状態
通路天井部はサイネージのSmileビジョンではなく、中吊り広告になっていた
車内の行先表示では「臨時」と「玉川上水ゆき」を表示
車両の製造は川崎重工業。全車禁煙
先頭の10号車は、車いすやベビーカーで使いやすい「パートナーゾーン」と呼ばれるスペースがある
軽く腰掛けられるイス
子供が自由に座って、車窓の風景を楽しんでいた
そろそろ西武新宿駅を発車する
新宿線を走行中。鷺ノ宮駅近辺。東伏見駅で8分ほど停車し、車内を見学する時間があった
先頭車両は人でひしめき合う
乗客に40000系車両パンフレット、イベント限定オリジナルアルミボトルなどがプレゼントされる
拝島ライナーデザインのイベント限定オリジナルアルミボトル
40000系車両パンフレットやクリアファイル、ステッカーなど
小平駅から先が拝島線初運行となる
拝島線を走行中。萩山駅から小川駅周辺
玉川上水駅が近づいてきた
9時34分に玉川上水駅に到着。ドアは開かない
反対方向に進行し、イベント会場の玉川上水車両基地を目指す。シートを反転する人も多かった
玉川上水車両基地が近づく
9時43分到着。車庫前で西武鉄道スタッフが手を振ってお出迎え
玉川上水車両基地の玄関。イベント列車参加者以外はこちらから入場
玉川上水車両基地の建物
玉川上水車両基地
イベント会場は主に車庫内で行なわれた

車両撮影会では40000系、20000系L-Train、101系が並ぶ

「拝島ライナーお披露目イベント」では、車両撮影会が行なわれ、拝島ライナーデビュー記念ヘッドマークを付けた状態での40000系を中心にして、20000系L-Trainと101系を並べての撮影ができた。

車両撮影会では、40000系を中心にして、20000系L-Train(右)と101系(左)を並べての撮影ができた
40000系拝島ライナーデビュー記念ヘッドマーク付き
40000系拝島ライナーデビュー記念ヘッドマーク付き
40000系拝島ライナーデビュー記念ヘッドマーク付き正面
種別「拝島ライナー」と行先「拝島」
40000系を中心に20000系L-Train(右)と101系(左)

30000系「ぐでたまスマイルトレイン」を初公開

 イベントは主に車庫内で行なわれ、入線した40000系と初公開の「ぐでたまスマイルトレイン」が並べられていた。「ぐでたまスマイルトレイン」は、30000系を「スマイルトレイン10th×ぐでたま5th記念キャンペーン ~レールの上にも10年、白身の上にも5年~」と題したキャンペーンの一環で、サンリオの「ぐでたま」仕様で黄色にラッピングした車両。車両ごと、前と後ろも異なったデザインで、西武線沿線をイメージしたデザインも散りばめられている。ドア周辺の内装も「ぐでたま」のステッカーが貼られている。

 8両の1編成が、3月4日から12月下旬まで、池袋線、豊島線、狭山線などで運行する予定だ。

車庫内に並んだ40000系「拝島ライナー」(奥)と「ぐでたまスマイルトレイン」(手前)
拝島ライナー正面
拝島ライナーの車内は休憩スペースとして使用。ロングシートの状態になっていた
当日はトイレは使用不可
30000系ぐでたまスマイルトレイン正面。「ぐでたま」の顔が描かれている。8号車の池袋・西武秩父方面側は、定番のヤル気がなさそうな表情
1号車は、飯能・西武球場前・豊島園側
こちらの「ぐでたま」は、あまり見かけないニッコリした表情。スマイルトレイン向け!?
乗務員室窓にはぬいぐるみが置かれていた
ぐでたまスマイルトレイン車内も「ぐでたま」に占拠されている
ぐでたまスマイルトレインの車内
ドア周辺の装飾
ドアに「ぐでたま」のデザインテープ
戸袋挟み注意ステッカー「ドアにちゅうい」も「ぐでたま」
車外側は「かけこみやめな」
「マナーモードにして~」と呼びかけ
「ぐでたま」に形が似ている袖仕切にはバリエーションでデザインされている。「すわりたい?」
「むぎゅ」
「もうちょいつめて…」
「え~でかけんの~?」
中吊り広告
車内側の乗務員室窓にもぬいぐるみが置かれていた

 ラッピングデザインは、西武線沿線をイメージしたデザインもある凝った作りなのだが、車庫内のため、柱や機材の関係であまりよく見えなかったのだが、撮影できた部分を紹介する。

西武線沿線をイメージした書き下ろしデザインもある。長瀞のライン下り
秩父にある羊山公園の芝桜
川越にある時の鐘とスイートポテト
石神井公園

 車内のSmileビジョンでは、西武鉄道と「ぐでたま」がコラボした、オリジナルアニメーション「ぐでたまツア~ 西武鉄道編」が放映されている。

西武鉄道と「ぐでたま」がコラボした、オリジナルアニメーション「ぐでたまツア~ 西武鉄道編」を車内で放映

「ぐでたまスマイルトレイン」の公開に先駆けて、報道陣向けに「ぐでたま」と「ぐでたまスマイルトレイン」のフォトセッションが行なわれた。

だら~っとゆるく「ぐでたま」登場。5周年記念特製ベーコン腹巻きを巻いて
これができあがった「ぐでたまスマイルトレイン」かぁ~っと、感慨深く眺める
でも、すぐに疲れてしまう……
カメラ目線でフォトセッション
しかし、またすぐに疲れてしまう……
気を取り直して、車両を紹介するポーズ
いきなりヤル気を出して、報道陣にグイグイ詰め寄ってきた~

「ぐでたまスマイルトレイン」を手掛けた、西武鉄道 運輸部 スマイル&スマイル室 新規旅客創造担当 稲葉久美子氏によると、30000系10周年を盛り上げるタイミングと「ぐでたま」誕生5周年がタイミングに合ったこともあるが、30000系の卵形デザインのかわいさと「ぐでたま」のコンセプトが合ったというのがきっかけで、一昨日までこの車庫でラッピングしていてできたてホヤホヤの状態とのこと。

「ぐでたま」のヤル気のなさから車庫から出てこなかったと、冗談も交えて紹介してくれた。黄色でフルラッピングされていて、「ぐでたま」の色ともマッチしてとても華やかで、仕上がりには満足しているよう。西武鉄道の車両では黄色の人気が高いので、気に入って楽しんでもらいたいとのことだ。1編成のみなので、遭遇率は低いかもしれないが、池袋線を中心に探してみてほしい。

西武鉄道株式会社 運輸部 スマイル&スマイル室 新規旅客創造担当 稲葉久美子氏

40000系模型展示や記念乗車券の先行販売も

 ほかにも会場では、拝島ライナー停車駅昔の駅舎写真展や鉄道グッズ発売、「ぐでたま」ショーなども行なわれていて、終始賑わっていた。

40000系の模型
40000系の詳しい解説
拝島ライナー停車駅昔の駅舎写真展
40000系が受賞した2017年グッドデザイン賞とキッズデザイン賞 最優秀賞
40000系が選ばれた、工業デザインの賞JIDAデザインミュージアムセレクション Vol.19
西武鉄道グッズの発売コーナー
プラレールと関連グッズの販売コーナー
プラレールと関連グッズ購入で拝島ライナーのステッカーをプレゼント
「ぐでたま」ステージショーは2回開催

 会場では、「拝島ライナーデビュー記念乗車券」(1セット1000円)と「ぐでたまスマイルトレイン運行記念乗車券」(1セット1000円)の先行発売も行なわれた。これら記念乗車券は一般発売もされる。

「拝島ライナーデビュー記念乗車券」見本品のためパウチされているが、実物にパウチはされていない
「ぐでたまスマイルトレイン運行記念乗車券」
「ぐでたま」に合わせ、「たま」にちなんだ駅の乗車券

 イベント会場の玉川上水車両基地の最寄り駅となる玉川上水駅には、改札の外と中に「ぐでたま」フォトスポットが設置されている。特に改札内は電車を模した本格的なスポットになっていて、行先表示は「ぐで玉川上水」と表示されているのもポイント。このフォトスポット設置の終了時期は未定なので、早めに訪れてみよう。

玉川上水駅の改札内に設置されている「ぐでたま」フォトスポット
模型車両内もフォトスポットになっている
改札外は子供向けの気軽なフォトスポット