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西武鉄道、玉川上水車両基地で「拝島ライナーお披露目イベント」。「ぐでたまスマイルトレイン」も初公開
「40000系車両 新宿線・拝島線初運行臨時列車」運行
2018年3月5日 19:49
- 2018年3月4日 実施
西武鉄道は3月4日、玉川上水車両基地において、無料で基地内を見学できる「拝島ライナーお披露目イベント」を開催。イベント内で「スマイルトレイン10th×ぐでたま5th記念キャンペーン ~レールの上にも10年、白身の上にも5年~」と題したキャンペーンで使用する「ぐでたまスマイルトレイン」を公開した。
またイベント開催前には、会場に先行入場できる「40000系車両 新宿線・拝島線初運行臨時列車」も運行した。すでに「S-TRAIN」として運行している40000系車両を使い新宿線・拝島線を走行する「拝島ライナー」が、拝島線を初めて西武新宿駅から玉川上水駅までを走行。さらに駅で折り返してイベント会場の玉川上水車両基地内まで走行し、車庫内で乗客が下車した。
玉川上水車両基地がイベントとして見学できる公開は初で、臨時列車による入場も初めてとなる。好天に恵まれたこともあり、ピークとなった11時前後には一時入場規制があるほどの盛況だった。
臨時列車の「拝島ライナー」が拝島線を初走行
「40000系車両 新宿線・拝島線初運行臨時列車」は、「拝島ライナー」が、拝島線を初めて走行する臨時列車。拝島ライナーは、西武新宿駅から新宿線をほぼノンストップで小平駅まで向かい(その区間は高田馬場駅で乗車専用で停車)、小平駅からは拝島線で拝島駅まで各駅停車する。
平日・土休日に下りのみ運行する。新宿線からの乗車では、乗車券のほか、別途300円の指定券が必要。拝島線からの乗車では乗車券のみで乗車できる。3月10日から、帰宅時間帯に合わせて18時~22時台に毎時1本、計5本運行する。
臨時列車の参加費は大人、小児同額の1500円。2月22日までの受け付けで抽選が行なわれ、432席を上回る1000名以上の応募から当選した乗客が乗車。乗客には40000系車両パンフレットやイベント限定オリジナルアルミボトルなどがプレゼントされた。臨時列車は「拝島ライナーデビュー記念ヘッドマーク」を付け、西武新宿駅8時32分発にて運行された。
なお、40000系車両は、新車両公開時に取材しているので、そちらの記事もご参照いただきたい(関連記事「西武鉄道、全席指定列車『S-TRAIN』として運行する新型通勤車両『40000系』公開」)。
車両撮影会では40000系、20000系L-Train、101系が並ぶ
「拝島ライナーお披露目イベント」では、車両撮影会が行なわれ、拝島ライナーデビュー記念ヘッドマークを付けた状態での40000系を中心にして、20000系L-Trainと101系を並べての撮影ができた。
30000系「ぐでたまスマイルトレイン」を初公開
イベントは主に車庫内で行なわれ、入線した40000系と初公開の「ぐでたまスマイルトレイン」が並べられていた。「ぐでたまスマイルトレイン」は、30000系を「スマイルトレイン10th×ぐでたま5th記念キャンペーン ~レールの上にも10年、白身の上にも5年~」と題したキャンペーンの一環で、サンリオの「ぐでたま」仕様で黄色にラッピングした車両。車両ごと、前と後ろも異なったデザインで、西武線沿線をイメージしたデザインも散りばめられている。ドア周辺の内装も「ぐでたま」のステッカーが貼られている。
8両の1編成が、3月4日から12月下旬まで、池袋線、豊島線、狭山線などで運行する予定だ。
ラッピングデザインは、西武線沿線をイメージしたデザインもある凝った作りなのだが、車庫内のため、柱や機材の関係であまりよく見えなかったのだが、撮影できた部分を紹介する。
車内のSmileビジョンでは、西武鉄道と「ぐでたま」がコラボした、オリジナルアニメーション「ぐでたまツア~ 西武鉄道編」が放映されている。
「ぐでたまスマイルトレイン」の公開に先駆けて、報道陣向けに「ぐでたま」と「ぐでたまスマイルトレイン」のフォトセッションが行なわれた。
「ぐでたまスマイルトレイン」を手掛けた、西武鉄道 運輸部 スマイル&スマイル室 新規旅客創造担当 稲葉久美子氏によると、30000系10周年を盛り上げるタイミングと「ぐでたま」誕生5周年がタイミングに合ったこともあるが、30000系の卵形デザインのかわいさと「ぐでたま」のコンセプトが合ったというのがきっかけで、一昨日までこの車庫でラッピングしていてできたてホヤホヤの状態とのこと。
「ぐでたま」のヤル気のなさから車庫から出てこなかったと、冗談も交えて紹介してくれた。黄色でフルラッピングされていて、「ぐでたま」の色ともマッチしてとても華やかで、仕上がりには満足しているよう。西武鉄道の車両では黄色の人気が高いので、気に入って楽しんでもらいたいとのことだ。1編成のみなので、遭遇率は低いかもしれないが、池袋線を中心に探してみてほしい。
40000系模型展示や記念乗車券の先行販売も
ほかにも会場では、拝島ライナー停車駅昔の駅舎写真展や鉄道グッズ発売、「ぐでたま」ショーなども行なわれていて、終始賑わっていた。
会場では、「拝島ライナーデビュー記念乗車券」(1セット1000円)と「ぐでたまスマイルトレイン運行記念乗車券」(1セット1000円)の先行発売も行なわれた。これら記念乗車券は一般発売もされる。
イベント会場の玉川上水車両基地の最寄り駅となる玉川上水駅には、改札の外と中に「ぐでたま」フォトスポットが設置されている。特に改札内は電車を模した本格的なスポットになっていて、行先表示は「ぐで玉川上水」と表示されているのもポイント。このフォトスポット設置の終了時期は未定なので、早めに訪れてみよう。