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所沢駅直結の「グランエミオ所沢」がオープン。77の店舗を備える駅直結の商業施設

「西武鉄道の総力を結集して、このグランエミオ所沢を建設しました」と西武HD 後藤社長

2018年3月2日10時 オープン

オープニングテープカットに先立ちあいさつを行なう株式会社西武ホールディングス 代表取締役社長 後藤高志氏

 3月2日、西武鉄道 所沢駅直結の商業施設「グランエミオ所沢」がオープンした。グランエミオ所沢は、カフェ、レストラン、生鮮食品、雑貨、ファッション関連の店舗が77店舗あり、パスポートセンター、所沢市役所のサービスコーナーなどもあることから、所沢駅乗降客、乗り換え客のほか、近隣住民にとっても利用しやすいものとなっている。

 このオープニングイベントに、西武ホールディングス 代表取締役社長 後藤高志氏、西武鉄道 代表取締役社長 若林久氏、西武プロパティーズ 取締役副社長 市川朝久氏、西武鉄道 所沢駅管区長 久保田徹氏、住友商事 専務執行役員 南部智一氏、住商アーバン開発 代表取締役社長 高野稔彦氏が出席。オープニングテープカットを行なった。

 テープカットに先立ち、西武ホールディングス 代表取締役社長 後藤氏があいさつ。「通過する街から『働きたい、住みたい、訪れてたい』街へ、そして選ばれる沿線へをトータルコンセプトとして建設してまいりました」とコンセプトを紹介し、「西武鉄道の総力を結集して、このグランエミオ所沢を建設しました」と力強く宣言した。

オープニングイベントに参加した関係者
西武HD 後藤社長が代表してあいさつ
レオも後藤氏のあいさつを聞く
テープカットセレモニー。左から、住商アーバン開発株式会社 代表取締役社長 高野稔彦氏、西武鉄道株式会社 代表取締役社長 若林久氏、株式会社西武ホールディングス 代表取締役社長 後藤高志氏、住友商事株式会社 専務執行役員 南部智一氏、株式会社西武プロパティーズ 取締役副社長 市川朝久氏、西武鉄道株式会社 所沢駅管区長 久保田徹氏
無事にテープカット
エミミ(左)とレオもセレモニーに参加
こちらは、左から西武鉄道スマイルちゃん、西武鉄道レイルくん、西武バス エンジェ
オープンを喜び合う、西武HD 後藤社長と住友商事 南部専務

 また、このテープカットセレモニー見学に訪れた人に対し、「2020年代の半ばには西口に広域集客型の商業施設の建設も計画しております。所沢は西武池袋線、西武新宿線といった西武鉄道の2大本線の結節点であります。まさに西武鉄道はじめ西武グループにとって大変重要なエリアであります。私どもはこの所沢の発展を、さらにスピード感をもって進めていきたい。そして地域の皆さまに喜んでいただける街作りを展開していきたいというふうに考えています」と、今後の所沢地区の開発について紹介。「今回のグランエミオ所沢の開業にあたりましては、共同事業者であります住友商事グループさまには大変ご協力、お力添えをいただきました。この場を借りまして、心より感謝を申し上げます」と、共同事業者である、住友商事グループにお礼を述べた。

 最後に「本日西武鉄道の本社から富士山が大変きれいに見えました。あたかもこのグランエミオ所沢の開業をこころから祝福してくれるようなそういう景色でございました」と、グランエミオ所沢近隣、所沢駅東口にある西武鉄道本社からの眺めに触れたあと、「これからもグランエミオ所沢第1期、第2期、そして広域集約型の商業施設に展開していきます。この所沢エリアをさらにバリューアップすることを誓いまして、あいさつとさせていただきます」と結んだ。

オープンを前に、所沢駅東口には長蛇の列が。10時ちょっと前にオープンし、続々とグランエミオ所沢に人が入店していく

 オープニングセレモニー後、西武HD 後藤社長への取材時間が設けられた。

西武HD 後藤社長への取材

──所沢のエリア開発において今回の1期工事というのは、どういう位置づけとなりますか?

後藤社長:所沢の1期、2期、そして2020年代半ばの広域商業施設の再開発。これはまずファーストステップであります。現時点で所沢駅の乗降客数が10万人弱、これが3万人増えると。13万人くらいには最低でなる。運輸収入も9億円くらい増収になると予想しています。そういう意味では、所沢エリアの発展、沿線人口をさらに増やすということにおいても、今回の東口のグランドエミオ所沢開業の意味は極めて大きいと。

 西武鉄道の運行という意味では、上り下り。上り下りがどちらかというと、朝は上りが強い、夜は下りが強いのです。それがこの商業施設ができたことによって双方向の運行の状況が大きく改善するだろうと。上り下りがバランスよく増えるだろうと予想しています。そういう意味でも我々に取っても意味があるものだと思っています。

──今回グランエミオ所沢というコア施設ができました。所沢駅の周辺開発を西武グループは予定していますか?

後藤社長:この所沢駅周辺ということでは特にございません。この東口のグランエミオ、そして西口で予定している広域商業施設となります。これらを中心にやっていき、魅力を上げていきます。

──あいさつのなかで、“働きたい街”というのがありましたが、所沢はどちらかというとベッドタウンというイメージが強いと思います。働きたい街へ向けての取り組みは具体的にありますか?

後藤社長:駅の東口には日本光電さんというAEDのトップメーカーを誘致しました。本社、研究施設をこちらに作っていただきました。今回このグランエミオ、77店舗で働く社員の方も増えていきます。そういう意味で実績をしっかり作っていく。

 今までベッドタウンというイメージが強かったのですが、そこに日本光電さんというメーカーさん、あるいは商業施設、集積することによって働く場というのが形成されるのは間違いないと思っています。

 そういう形で働きたい街、魅力作りをしていきたいと思っています。

──街づくりの貢献については?

後藤社長:所沢というのは住環境として素晴らしいと思っています。山手線から同心円を描いたときに、相対的に地価が安い。それから、グランエミオもそうですが、商業施設も含めていろいろな施設が整っています。さらに言えば、西武ライオンズの本拠地であるメットライフドームであるとか、西武園遊園地であるとか、住みながら遊ぶという観点でも非常に充実しています。自然環境もあり、小さなお子さまを育てるという観点でも、本当に素晴らしいと思います。

 今回グランエミオを作るに際して、民間保育所もこれから設置していきます。そういう意味で、若いご家族、お年寄りにとっても優しい街づくり、そういう中に我々もしっかり貢献してきたいと思っています。

──(乗降客数が)10万人が13万人になるとおっしゃいましたが、いつごろですか?

後藤社長:2020年代の半ばに西口の商業施設が完成したあとということになります。

──所沢にとどまらず、沿線全体のブランド価値という視点で見たときに、どのようなイメージを持っていますか?

後藤社長:ブランド価値を上げるためにはいろいろなアプローチがあると思います。1つ大きなポイントは連続立体高架で、例えば開かずの踏切がなくなる、そして連立(連続立体高架)によって、石神井公園などがそうですが、高架の下に商業施設が集積する。あるいは、エミリブのような賃貸マンションの施設ができる。それによって街全体が間違いなくバリューアップしてきました。

 今後西武鉄道は、西武池袋線について言えば桜台から大泉学園まで連立が完成しました。今まで西武池袋線が先行していたのですが、西武新宿線は現在、野方から中井間の地下連立、東村山の高架、これが進行中です。2020年~2022年前後にはすべて完成する。これによって開かずの踏切が解消するとか、線路の跡地や上空の地域に貢献する再開発を、我々は地元の自治体と協力しながら展開していきたい。

 もう1つは、野方~井荻、井荻~東伏見の連立というのも、すでに地元の自治体からも構想が発表され、西武鉄道としてもしっかりやっていきたい。

 そうすると西武鉄道というものは、西武池袋線、西武新宿線ともに連立の延伸が非常に充実する。その中で地域は間違いなく発展するし、住みやすい街になる。私は、まず連立工事をしっかりと展開していく。

 それ以外にも、約180億円をかけて2020年までに(所沢)ドームエリアを整備していきますし、魅力ある沿線作りを展開していきます。