ニュース

2017年の訪日外国人は累計2869万人で過去最多、出国日本人は累計1789万人

日本政府観光局発表

2018年1月16日 発表

JNTOが2017年の訪日外国人と出国日本人の累計を発表した

 JNTO(日本政府観光局)は1月16日、2017年1月~12月の訪日外国人数と出国日本人数の累計(推計値)を発表した。

 訪日外国人は前年比19.3%増の2869万人で、JNTOが統計を取り始めた1964年以降で最多となり、2017年12月だけで見ると、前年同月比23.0%増の252万人。

 国・地域別では中国が1位で736万人、2位以下は韓国が714万人、台湾が456万人、香港が223万人、米国が138万人と続く。特に中国と韓国は全市場で初めて700万人を突破した。JNTOの分析では、中国は5月の訪日ビザ緩和によるFIT(個人旅行)機運の高まりやクルーズ船寄港数の増加が背景にあると見ており、1月から12月のすべての月で過去最高を記録している。韓国については、外国旅行需要の増加とLCC(格安航空会社)の新規就航に伴うキャパシティの増加などを要因として挙げている。

 中国と韓国に台湾と香港を加えたアジア4市場は前年比21.9%増の2129万人となり、訪日外国人の70%以上を占めている。なお、出国日本人数についても発表しており、2017年1月~12月の累計で前年比4.5%増の1789万人。