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タイ国政府観光庁、タイにおけるゴルフツーリズムを訴求
「Let's Golf in Thailand ゴルフセミナー」
2017年3月24日 15:35
- 2017年3月23日 開催
タイ国政府観光庁は3月23日、都内ホテルにおいて「Let's Golf in Thailand ゴルフセミナー」を報道陣向けに開催した。このセミナーは、日本人の海外ゴルフ先として人気となっているタイのゴルフ事情を紹介するもの。3月24日~26日にパシフィコ横浜(神奈川県横浜市西区)で開催されるゴルフ関連用品展示会「ジャパンゴルフフェア2017」(主催:日本ゴルフ用品協会[Japan Golf Goods Association])に出展するために来日したタイのゴルフ場運営会社もプレゼンテーションを行なった。
タイ国政府観光庁 東京事務所 所長 パッタラアノン・ナチェンマイ氏は、日本でのタイのプロモーション方針について紹介。“タイネス”とよぶ、タイらしさに重点をおいてマーケティングを行なっているとし、タイにはさまざまなアクティビティがあるが、ゴルフはタイらしさを伝えるのに適したアクティビティの1つだという。
タイは1年を通じて快適な気候と環境でゴルフができ、素晴らしい景観を持つ250以上のゴルフコースがある。ゴルフも楽しくプレイできるし、ゴルフを終えたあとも、スパやマッサージ、タイ料理などを楽しんでほしいと紹介した。
詳細については、同 東京事務所 マーケティングマネージャー 藤村喜章氏が説明。タイから日本に訪れる人はここ数年で大幅に伸びているものの、日本からタイへ向かう日本人のほうが数多く、2016年は2015年の約138万人から増えて約141万人ほど。2017年度の観光テーマとして、タイにおける体験を重視した「Value for Experience」を掲げ、約150万人を目標とする。
安定した数字を見込めるビジネス需要以外に、ゴルファー、女性、学生、スポーツ、ロマンスなどの層に訴求していく。とくにゴルフについては、タイでは1人のプレイヤーに1人のキャディーがついてラウンドするため、初心者でも安心とし、キャディーとのコミュニケーションも楽しみの1つであるという。
ゴルフ運営会社については、「NORTH HILL GOLF CLUB」「SPRINGFIELD」「Krug Kavee」「Gassan Legacy Golf Club」らが参加したほか、タイのゴルフ場予約を行なうアプリ「golfdigg」なども紹介された。
ナチェンマイ氏によると、タイへの日本からの渡航者数に占めるゴルフ需要は「おそらく20%ほど。なぜならおよそ30%ほどがビジネス目的で、ビジネス目的の場合その多くにゴルフが伴うからだ」と説明した。また、2017年のゴルフ利用客の増加分のターゲットとしているのは、学生によるゴルフ教室や女性ゴルファーなど。ビジネスの社交場としてのゴルフに加え、滞在型、観光型のゴルフ体験を訴求していくことになる。