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東海環状道 東員ICが8月11日開通、1番乗りは“最後のくじ”を引いた地元の親子
新名神 四日市JCT~新四日市JCT~東海環状道 東員ICが開通
2016年8月11日 19:42
- 2016年8月11日 開通
NEXCO中日本(中日本高速道路)と国土交通省 中部地方整備局は、新名神高速道路 四日市JCT(ジャンクション)~新四日市JCT、東海環状自動車道 新四日市JCT~東員IC(インターチェンジ)を8月11日15時に開通した。同日行なわれた開通式典やセレモニーのなかから、本稿では東員IC開業の様子と、一番車両への記念品贈呈式の模様をお伝えする。
11日に開通した東海環状道 東員ICは、現在整備が進められている東海環状道の西回り部の最西端となるICで、この南側は新四日市JCTで新名神に接続する。三重県内で初めて供用が開始された東海環状道のICでもあることから地元の期待は高い。この期待の高さは開通式典の場において、三重県知事や地元選出の国会議員から大いに語られたのだが、その内容は別記事でお伝えする予定だ。
この区間の一番車両については、前日の8月10日にNEXCO中日本 名古屋支社 桑名保全・サービスセンターで整理券配布と、1~5番目の通過順を決める抽選が行なわれた。整理券配布には18名が訪問。このうちの1名を除く17名が東員IC開通の瞬間に立ち会い、1~5番目の抽選に漏れた人にも記念品が贈呈された。
このうち、一番車両の栄誉を手にしたのは、地元の東員町から訪れた水谷美保さん。「地元で近いので、15時から16時までに行けばよかったのでゆっくり行ったら、残り物で……」と、最後にくじを引いたところ一番車両に当選したという強運ぶりを発揮した結果となった。
東員ICまでは自宅から5分ほどのことで、これまで高速道路に乗るときは東名阪自動車道の四日市東ICまで15分ほどかけて行っていたそうだが、「名古屋の方へもよく行くので、かなり近くなりますね」と開通を歓迎していた。
通行証明書の授与にあたって挨拶したNEXCO中日本 名古屋支社 桑名保全・サービスセンター長 折原俊彦氏は、「遠いクルマのナンバーもあり、ダジャレではありませんが遠い(東員)ところからお運びいただいてありがとうございます」とユーモアを交えて来訪を歓迎。実際、1~5番目の車両には石川県や群馬県から訪れた人もいた。
このあと、15時を迎えると同時にICがオープン。料金所を通過後は、三重県警のパトカーとNEXCO中日本の車両に先導されて、三重県内で初めて開通した真新しい東海環状道へ進んでいった。