7月1日オープンの大型複合リゾート「NESTA RESORT KOBE」を公開（後編）

　ネスタリゾートは、大型複合リゾート施設「NESTA RESORT KOBE（ネスタリゾート神戸）」を7月1日8時30分にオープンする。2015年12月13日に閉業したグリーンピア三木の新事業者としてオープンするもので、兵庫県三木市の雄大な大自然を活用し、多彩なアクティビティを網羅するリゾート＆エンタテインメント施設。「日々進化するリゾート」をテーマに、さまざまなニーズに応えながら時代を先取り、常に新しい驚きと体験、感動を提供するとのこと。

　7月1日から「HOTEL」「GLAMPING＆BBQ」「POOL」「SPORTS」の4エリアで営業を開始、前編では「HOTEL THE PAVONE」（ホテル ザ パヴォーネ）を中心に紹介したが、後半ではホテル以外の施設をレポートする。

手ぶらで訪れてもグランピング＆BBQが楽しめる「グランプ バーベキュー パーク」

　グランプ バーベキュー パーク（GLAMP BBQ PARK）は、緑に囲まれた空間の中で、グランピング（グラマラスとキャンプを掛け合わせた造語とのこと）とバーベキューが楽しめるエリアで、利用方法や予算などから、5種類のタイプの施設を選べる。

　最も高額な、エアコン・キッチン・トイレ・シャワールーム付き1棟限定の「プレミアムテント」や、ラグジュアリーなリビング空間を楽しめる「パーティーテント」、オープンデッキテラスとエアコン付キャビンが融合した「グランプキャビン」、NESTA RESORT KOBEの大自然を一望できる「デッキテラス」と「グリーンフィールド」が用意される。その5つの中から好みの施設を選んで利用することが可能。もちろん食材も用意されているので、手ぶらで訪れてもグランピング＆BBQが楽しめる便利なスポットになりそうだ。

左が自然の敷地でバーベキューを楽しめる最もオーソドックスなサイト「グリーンフィールド」、右は丘陵地に建てられたデッキテラスでバーベキューを楽しめる「デッキテラス」

4棟限定8名収容のキャビンとデッキテラスでバーベキューを楽しめる「グランプキャビン」。オープンデッキテラスでバーベキューを楽しめるのはもちろん、エアコンが効いた快適なキャビンのソファでくつろぐことも可能

テントの中はラグジュアリーなリビング空間となっている「パーティーテント」は、日本初登場の巨大ティピテントを連結することにより、最大200名までのガーデンBBQパーティーの開催が可能

エアコン、キッチン、トイレ、シャワールーム付きの「プレミアムテント」

本格的なバーベキューはもちろん、シェフが考案したような本格ディナーなども楽しむことができる究極のグランピング空間

　2016年7月の開業時点では日帰り利用のみとなっているが、将来的には宿泊サービスの導入も検討しているとのことなので、国内でも増えてきているグランピングスポットの一つとして注目されることは間違いないだろう。

2トンの水が降り注ぐ「水の要塞」や、キッズ向けプール「ジャバジャバ」も備えた「ウォーター フォート」

　夏限定のプール施設、ウォーター フォート（WATER FORT）は、2トンもの水が約6～7分の一定の時間にごう音とともに降り注ぐ関西最大級という水のエンタテイメント「水の要塞」と、3レーンのキッズスライダーと亜熱帯の動物をモチーフにしたカラフルな噴水遊具など、子どもたちが笑顔になれる仕掛けが満載された屋内キッズプール「ジャバジャバ（JAVA JAVA）」がある。

　もちろん大人も子供も、浮き輪につかまって流れに身をまかせたり、のんびりと泳いだり、気ままに水と戯れられる1周150mの「流れるプール」などもリゾート感満点。基本的にはキッズ向けの浅いプールに設けられた施設ではあるが、実際に水の要塞に設置されたバケツから2トンもの水が降り注ぐ光景は、至近距離で見ると迫力満点。

水の要塞はスライダーなども備えた“水遊び”場。小さな子供でも危険のないよう水深は30cm程度とのことだが、2トンの水が降り注ぐ瞬間は迫力がある

これが室内プールのジャバジャバ。親子で滑れるワイドスライダーを中心に、何回でも滑りたくなるミニスライダーを左右に設置し、子どもたちが次第に水と仲良くなっていけるように考えてあるとのこと

1周150メートルの流れるプール。気ままに水と戯れるには最適

　また、ウォーターフォートから直接入れるカジュアルダイナー「ブルーケイプ」も併設。ラーメンやカレーライス、焼きそば、冷たい飲み物など、大人たちの腹ごしらえや子どもたちにも嬉しいライトなメニューまで、水遊びを満喫した格好のまま券売機で購入するチケットスタイルで気軽に楽しめる。

水着のまま遠慮せずに店内に入れるブルーケイプ。フランクフルトは200円、ラーメンや焼きそば、カレーは500円、生ビールは500円のようだ

今回のオープンはNESTA RESORT KOBEの第1章、2016年秋～2017年春にも新施設

　今回の取材対象範囲ではなかったが、2016年7月の開業時から「スポーツエリア」では、リニューアルした屋外テニスコート（8面）や多目的グラウンド、フットサルコート（2面）が利用可能。マウンテンバイクも用意されるとのことなので、家族や友人などのグループで、充実したスポーツ活動も楽しめるほか、芝生が広がる丘の上から全長300mのコースを滑り降りるレインボースライダーも楽しめる。

　また、今回のオープンはNESTA RESORT KOBEの「第1章」であり、「第2章」と位置付けている2016年秋～2017年春の間には、トンネルで囲むことで季節や時間を問わず、日中でも鑑賞可能な幻想的なスポット「フルカラー トンネルイルミネーション」や、広大な敷地面積と棚田風という地形を生かして設計された、四季折々の表情を提供する花畑「FLOWER」、ワイヤーロープを滑車で駆けめぐるアドベンチャーアクティビティ「ジップライン」、大阪府内で人気のスパ施設「延羽の湯」が、森の露天風呂、屋内大型浴場、着衣式サウナ、家族風呂などを完備し、里山をイメージした癒しの空間に生まれ変わって誕生し、宿泊客以外も利用可能とする予定。さらに、全部屋に天然温泉を完備し、ペット同伴も可能、プール付きの部屋も用意する大人のための格式高いホテル「LUXURY HOTEL」も開設するとのこと。

　さらに、2018年のNESTA RESORT KOBEのグランドオープン時には、全室プール、ジャグジー、天然温泉を完備し、設備面はもちろんのこと、サービスも含め、今までの関西圏のリゾートにはない戸建てタイプの高級宿泊施設「VILLA」がオープンする予定だ。