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7月1日オープンの大型複合リゾート「NESTA RESORT KOBE」を公開(前編)

「和のこころ」を現代的に融合したHOTEL THE PAVONE

2016年6月28日 公開

 ネスタリゾートは、大型複合リゾート施設「NESTA RESORT KOBE(ネスタリゾート神戸)」を7月1日8時30分にオープンする。2015年12月13日に閉業したグリーンピア三木の新事業者としてオープンするもので、兵庫県三木市の雄大な大自然を活用し、多彩なアクティビティを網羅するリゾート&エンタテインメント施設。「日々進化するリゾート」をテーマに、さまざまなニーズに応えながら時代を先取り、常に新しい驚きと体験、感動を提供するとのこと。

 7月1日は、「第1章」のオープンとしており、阪神甲子園球場全体の約60個分、約230万m2の敷地に「HOTEL」「GLAMPING&BBQ」「POOL」「SPORTS」の4エリアで営業を開始する。開業を直前に控えた6月28日に、報道関係者向け内覧会が開催された。

極上の「くつろぎ」が待つ、本格リゾートホテル「HOTEL THE PAVONE」

 NESTA RESORT KOBEの「NESTA」は、Nature(自然)、Entertainment(エンタテインメント)、Spa(温泉)、Sports(スポーツ)、Technology(テクノロジ)、Activity(アクティビティ)の頭文字を組み合わせたもの。

 高速道路を使えば神戸、大阪、京都からアクセスがよい兵庫県三木市の雄大な大自然を贅沢に活用した「関西屈指のリゾート&エンタテインメント施設」を目指しているが、そのリゾートの中心に位置するのは、全109室を完備する「HOTEL THE PAVONE」(ホテル ザ パヴォーネ)。35年間愛され続けたグリーンピア三木ホテルの魅力を継承しつつ、日本人の心の原点である「和のこころ」を、現代的に融合させた「雅モダンなホテル」を目指した。フロントや客室にも「和」を感じさせるような装飾が随所に施されており、落ち着いた雰囲気を醸し出している。

 客室タイプは、使い勝手のいいカジュアルな空間「カジュアル・ツイン」、ワンランク上のリラックスを提供する「スタンダード・ツイン」、上質なリゾートステイを心ゆくまで堪能できる「スタンダードダブル」、ベッドまわりに金屏風絵をあしらった広々とした空間で格別なひとときを過ごせる「デラックス・ツイン」、寝室と居室を左右に振り分け贅沢な時間を過ごす特別なひと部屋「ラグジュアリー・スイート・ツイン」、ベッドスペースが一段高くなった個性的な空間が楽しい「ジュニア・スイート」、そして新素材“B-AIR PRO”を採用した敷布団を備え、快適さにこだわった“和”のおもてなしを実現した「和室」が用意されている。食事やアクティビティーと合わせ、さまざまなプランが用意されており、詳細はNESTA RESORT KOBEのWebサイトでも確認できる。

竹をあしらった雅モダンな演出が施されたレセプションカウンターや、イベント告知などに使用されるデジタルサイネージ、吹き抜けから下がるのはアンティークのシャンデリア。1階のメインロビーにはアイボリーカラーのシックなソファがあるかと思えば、フランスのリーン・ロゼ社製のカラフルなソファも配置され、贅沢にくつろげる空間となっている
1室限定の特別な「ラグジュアリー・スイート・ツイン」である703号室
「ラグジュアリー・スイート・ツイン」である703号室では、贅沢な気分に浸れること間違いなし
こちらは705号室。7階は全室ではないが、バスルームがシースルーになっている部屋が多い
704号室。障子をモチーフにしたパーテーションが、和を感じさせてくれる部屋
701号室。角部屋であることを活かし三方向からの採光を確保した明るい部屋の「ジュニアスイート」

天然温泉が湧き出す本格的なスパリゾート「瑞穂の湯」

 HOTEL THE PAVONEの2階には、毎分340Lを湧出する天然温泉「槇山神籬の湯」を堪能できる「瑞穂の湯」が用意されている。

 弱アルカリ性ナトリウム・カルシウム-塩化物泉のお湯は、なめらかな肌触りで疲労回復、美肌に効果があるとのこと。利用は宿泊客のみとなるが、目の前の緑を眺めながら、ゆったりと浸かれる露天の槇風呂や掛け流しの温泉を独り占めできる露天の樽風呂なども魅力的だ。もちろん男女ともに内風呂やサウナも用意される。

男湯は露天の槇風呂や樽風呂があった
女湯は岩風呂が設置されていた
こちらはサウナ。基本的な仕様は男女ともに同じタイプのようだ

リゾートを満喫するために、贅沢な空間を美味しく演出する食事処

 HOTEL THE PAVONE内には、イタリアン「トラットリア ソーニ・ディ・ソーニ」をメインダイニングに、大阪うどん「明日喜」、和食「さざんか」、バー「レッドパイン」が用意され、三木の大自然を眺めながら心の羽をのばすひとときを過ごせるようにしたとのこと。試食したところ、どれも上質なものであり十分に満足できるものだった。

メインダイニングは、大阪・心斎橋の人気店「ソーニ・ディ・ソーニ」
自然と調和したモダンな空間で、カジュアルなスタイルで本格イタリアンを提供。料理に合うワインも豊富に取り揃えているだけでなく、ランチやディナーのほか、ティータイムでも利用が可能
ピツァイオーロによる窯焼きピッツァの焼きたてが提供される
ブッフェ形式の前菜も美味。ワインも豊富に取り揃えているので、食事のオーダー時に、料理に合うワインを尋ねることもできる
庭園を眺める空間でうどんがいただける「明日喜」。ホテル表側の庭園から入る戸は、200年前の蔵から移設した重厚なもの
明日喜は、ゆで上がりの早いもちもちとした細麺に、最後まで飲み干せる澄んだ出汁など、大阪ミナミの粋人たちが好んできた味覚を“大阪うどん”として確立させた名店。大阪うどんに関する「こだわり」が記載されたメニューと、お勧めの商品たち
こちらは和食の「SAZANKA(さざんか)」
天婦羅やお造り、鍋料理など「安心感のあるおなじみのメニューをきっちりおいしく」をテーマに、昼は御膳スタイルの各種定食、夕食は2種類の会席がメイン。季節の食材、地元の味覚にこだわった和食を提供していくとのこと

海の旅を疑似体験する「AQUARIUM BY NAKED – TO THE SEA -」を8月31日まで開催

 東京駅の3DプロジェクションマッピングやNHK大河ドラマのタイトルバックなどで知られる、大阪府出身の村松亮太郎氏(NAKED Inc.代表)が手掛ける注目のNature×Technologyイベント「AQUARIUM BY NAKED – TO THE SEA -」を7月1日~8月31日までHOTEL THE PAVONEの2階で開催する。

 映像、音、香りなど五感を通して、まるで海へ潜っていくかのような体験を提供し、楽しみながら海を学べる、新感覚の空間が構築されていた。

AQUARIUM BY NAKED – TO THE SEA - のゾーンに入ると、歩く足元の波模様が身体の動きに合わせて変化したり、水槽の前で手をかざし動かすと魚たちが付いて来たりと、子供だけでなく大人も楽しめる

宿泊施設拡張と各エリアを進化させ、2018年にグランドオープン

「日々進化するリゾート」として、訪問客に常に新しい驚きと体験、感動を提供するというNESTA RESORT KOBEは、7月1日のオープン以降も新しい施設を追加、宿泊施設の拡張、各エリアのさらなる進化を経て2018年にグランドオープンを予定している。

 初年度(2016年7月~2017年6月)の売上目標は25億円、来場者目標は60万人だが、予定している2018年のグランドオープン以降は、年間売上は当初の3倍の75億円、来場者も大幅に増加した150万人~200万人を目標している。関西エリアの活性化はもとより、雇用や地産地消といった面でも地元の三木市に根付いて貢献していくという。