トピック
「ハワイ プリンスホテル ワイキキ」をベースにハワイ観光を満喫
アラモアナセンター近く、空港のアクセスもよいロケーション抜群のオーシャンフロントホテル
(2016/2/29 00:00)
「HAWAII PRINCE HOTEL WAIKIKI(ハワイ プリンスホテル ワイキキ。以下プリンスホテル ワイキキ)」は、ハワイのメイン観光地であるオアフ島ワイキキエリアに位置し、ハワイでのショッピングに誰もが訪れるアラモアナセンターに徒歩で訪れることが容易なリゾートホテルだ。33階建てのツインタワーの客室は、全室がオーシャンフロントとなっている。
今回は、このプリンスホテル ワイキキを拠点にして、ワイキキエリアやアラモアナセンターエリアなどハワイでは定番の地域を観光してみた。アラモアナセンターは2015年11月にエヴァウィング(西側)がオープン。従来のアラモアナセンターから大幅に拡張されている。この新しいアラモアナセンターについては、別記事でお届けする。
HAWAII PRINCE HOTEL WAIKIKI(ハワイ プリンスホテル ワイキキ)
所在地:100 Holomoana St, Honolulu, HI 96815
TEL:808-956-1111
URL:http://jp.hawaiiprincehotel.com/(日本語)
プリンスホテル ワイキキの位置
空港~ホテルのレンタカーアクセスも便利なプリンスホテル ワイキキ
プリンスホテル ワイキキは、ワイキキエリアのホノルル国際空港寄り、アラモアナセンターに最も近い大規模リゾートホテルとなっている。そのためホノルル国際空港からクルマでホテルに向かうと、ワイキキの東側にあるホテルよりも到着が早く、ワイキキビーチ周辺の渋滞に巻き込まれたり、一方通行で迷うこともない。条件がよければ15分ほどで到着する。
今回ホテルへのクルマでのアクセスを確かめるため、空港からワイキキへはあらかじめ予約しておいたレンタカーを利用した。ツアーであれば送迎バスなどもあるが、個人旅行ではワイキキとのシャトルバスやタクシー、レンタカーなどの手段になるだろう。
ハワイでは日本の運転免許証でそのまま運転ができる。念のため国外運転免許証(国際免許証と表記されていることもある)も取得しておけば万全。レンタカー窓口へは、レンタカー会社の専用シャトルバスに乗ればOKだ。ホノルル空港はさまざまな改良工事を行なっており、確実にレンタカー窓口に行くためには専用シャトルバスがお勧めだ。専用シャトルバスは、空港ターミナル1階に面した一方通行の道路を周回している。乗り場は中央分離帯にあるので、信号を守り、歩道を渡って分離帯に向かってほしい。
レンタカー以外の移動手段では、公共交通機関がないので、ツアーなら専用送迎バス、タクシー(35ドル程度)やシャトル(11ドルから)を利用することになる。
ホノルル国際空港からプリンスホテル ワイキキへは、フリーウェイ「H1(州間高速道路ハワイ1号線)」には乗らずに一般道から「NIMITZ Hwy(HI-92、ニミッツハイウェイ)」を目指す。空港出口は「H1」へ誘導されやすい作りになっているので、もし高速に乗ってしまっても、慌てずそのまま右車線を走って「NIMITZ Hwy」へ降りることができる。なお、ハイウェイと名前が付いているが、幹線道路の一般道で信号もある。速度の出し過ぎには注意したい。
プリンスホテル ワイキキ到着前に立ち寄りたいレストラン「Nico's Pier 38」
空港からプリンスホテル ワイキキへはクルマで15分ほどですぐ到着してしまう。道中、朝食~ランチでぜひ立ち寄ってみてほしいレストランが「Nico's Pier 38(ニコス ピア 38)」。名前から想像がつくかも知れないが、NIMITZ Hwy沿いは海沿いに埠頭(Pier)が並んでいて、魚市場もある。その市場の新鮮な魚を食材としたプレートランチが食べられる。市場近くだけあって朝6時半からオープンしている(月~土曜)。日曜日のみ10時からのランチメニューで始まる。
NIMITZ Hwyから「Pier 38」と「FISHING VILLAGE」と書かれた白い看板を目印に右に入る。ショッピングモールのニミッツセンターの向かいあたりだ。最初の入口を通り過ごしてしまっても、角にベストバイのある「Alakawa St」で右に曲がっても入ることができるので、慌てず目指してほしい。周囲には駐車場が広がっているので、駐車は心配無用。「Lea Lea」のトロリーバス(H.I.Sのツアー客向け)は店前に停留所がある。
メニューは店内で調理してもらうレストランと、フィッシュマーケット側でショーケース内のポケ(切り身)を3種類選び、ライスの上に乗せてどんぶりにしてもらうテイクアウトの2種類が併設されている。調理するメニューは、レジで頼んでできあがるとリプライコールで呼び出されるというフードコートなどでよくあるシステム。ちなみに、取材当日注文を受けてくれたスタッフは、流ちょうな日本語で対応してくれた。レジまわりには日本語の紙メニューも用意されていたので、探してみてほしい。
今回は、プレートランチの「Furikake Pan Seared Ahi」(12.95ドル、以下、フリカケアヒ)と、テイクアウトコーナーで「Poke Bowl」(9.95ドル)用に3つのアイテム「Ahi Shoyu」「Ahi Deluxe」「Furikake Salmon」を頼んでみた。ちなみにアヒ(Ahi)はマグロのことで、フリカケアヒではマグロの焼き方をレアやミディアムなど指定することができる。
どちらも新鮮なマグロを食材としているのでプリプリしていて美味しい。フリカケアヒはゴマとノリがかかっており、日本人の口に合う美味しさ。Poke Bowlにアヒを乗せたものは「アヒ・ポキ」と呼ばれ、ハワイでは定番のローカルフードとなっている。今回はマグロとサーモンを乗せているので、マグロ・サーモン丼になる。魚好きの日本人なら、まず美味しいと感じるはずなので安心して訪れてみてほしい。
Nico's Pier 38
所在地:1129 N.Nimitz Hwy. Honolulu HI
営業時間:朝食 6時30分~10時、ランチ 10時~16時、ディナー 17時~21時
URL:http://nicospier38.com/(英語)
ホテルはアラモアナセンターにあり、歩いて行ける近さ
さて、食事休憩をとったあとは、ホテルへのドライブを再開する。「NIMITZ Hwy」へと戻る。「NIMITZ Hwy」をそのまま直進していくと「ALA MOANA Blvd.」と名前が変わる。大きく右カーブした先にダウンタウンのビル群が左側に見えてきて、右側にはアロハタワーが見えるはずだ。
さらに直進していくと、すぐ右手にアラモアナビーチパークが広がり、アラモアナビーチパーク端のゲート付近まで来ると、ひときわ高層のプリンスホテル ワイキキが見えてくる。ビーチ側が丸く弧を描いている形状で判別できるはずだ。その時点で左手には、アラモアナセンターが見える。この「ATKINSON Dr.」との交差点信号を過ぎたら、直後にプリンスホテル ワイキキの直前の道を右に入る。これでホテルのフロント側に到着できる。万一、右折を行き過ぎてしまっても、プリンスホテル ワイキキを通り過ぎた直後の道で右折すれば問題ない。
これで分かるように、プリンスホテル ワイキキは、アラモアナセンターのすぐ近くになる。徒歩で10分かからずに遊びに行くことができるという距離にある。2015年末に大拡張されたアラモアナセンターの観光に関しては別記事にてお伝えする。
安心感の高いプリンスホテル ワイキキ
プリンスホテル ワイキキは、33階建てツインタワーということもあり、街中やビーチからとても目立つ。ビーチ側には「ALA WAI(アラワイ)」ヨットハーバーが広がり、窓からの眺めはリゾート感があふれる。
開業は1990年。2016年の今年は26年目となる歴史がある。2011年にリニューアルが入っている。日本ではおなじみの西武グループ、プリンスホテル系列のホテルでもあり、とても安心感がある。フロントやオプショナルツアーデスクなどは日本語でもコミュニケーションができ、英語が不得手でも細かなニーズを伝えやすいのはありがたい。
日本からハワイの便では、今回の旅程もそうだったが、朝早く到着するケースも多い。ロビーには広くゆったりした待合スペースがあるので、部屋の用意ができていなくてもチェックインを済ませ荷物をフロントに預かってもらい、ロビーで休憩するということもできる。ロビー内にはATMもあるので、急にキャッシュが必要になっても安心だ。
ワイキキの東エリアへはトロリーバス活用が便利
プリンスホテル ワイキキから主要な観光スポットへの移動を考えてみると、アラモアナセンターへは徒歩で行き、カピオラニ公園などワイキキビーチ東側へはトロリーバスを利用するのが便利。もちろんレンタカーで向かっても構わないが、アラモアナセンターの駐車場やワイキキの東側にあるホノルル動物園駐車場が混んでいる場合、駐車に手間取り時間をムダにすることになる。
ワイキキの足となっているワイキキ・トロリー(ピンクライン)は、片道2ドル、もしくは乗車時にJCBカードを見せれば家族で大人2名と子供(11歳以下)2名までが無料で乗車できる。旅行会社のツアーでないケースでは、このトロリーの利用がお勧め。ツアーで旅行を手配した場合には、ツアー別に無料で乗れるトロリーが運行されている。使えるトロリーを確認しておこう。トロリーはほぼ10分間隔で運行されている。
プリンスホテル ワイキキ無料シャトル
プリンスホテル ワイキキ宿泊者向けの無料シャトル。午後にほぼ1時間に1本程度の頻度で運行している。うまく時間を合わせて利用するとよい。「プリンスホテル ワイキキ>アラモアナセンター(緑の停留所)>T Galleria DFS>ワイキキビーチ(デュークカハナモク像前)」を巡回している。
ワイキキ・トロリー「ピンクライン」
観光向けに4ライン運行しているうちの「ピンクライン(アラモアナ・ショッピングコース)」では、オープンな2階建てバスが数多く運用されており、観光気分が盛り上がる。時間帯によってはかなり混み合うので注意。
ジャルパックレインボートロリー
ジャルパック、JMBツアー参加者が無料で乗車できる。JALパックカード、JMBツアーカードを提示する。アラモアナルートとダイヤモンドヘッドルートなどがある。JAL利用の個人旅行でも利用できる。エコノミークラス利用と、ビジネスクラス利用で利用できるルートが異なる。
JTB Oli Oli ウォーカー・トロリー
ルックJTBツアー利用者が無料で乗車できるクジラを模したトロリー。オリオリカードを提示する。プリンスホテル ワイキキ前(ビーチ側)にも停車する。「Oli Oli」はハワイ語で「楽しい」の意味。
H.I.S. Lea Lea トロリー
H.I.S.ツアー利用者が無料で利用できる。アラモアナ・ドンキラインなど7ラインがある。ダウンタウンラインでは、先に紹介した「Nico's Pier 38」にも行ける。車内にはWi-Fi完備。「Lea Lea」はハワイ語で「幸せ、喜び」の意味。
The Bus
ホノルルでの公共交通機関の市バス。誰でも一回乗車時に大人2.50ドルを支払って乗ることができる。支払時にお釣りは出ないので注意。レンタカーを使わず、ワイキキエリア以外にも行きたい時に便利だ。
プリンスホテル ワイキキのクルマ寄せからは、プリンスホテル ワイキキ無料シャトルと「JTB Oli Oli ウォーカー・トロリー」が発着する。ワイキキの東側に行く際の最寄りのバスの停留所は、「ALA MOANA Blvd.」を100mほどワイキキ方面に歩いたところにある「Waikiki Marina Resort at the Ilikai」前になる。ここはすべてのトロリーが停車する。ここでの注意点は、バス停に標識がないことだ。10m程度プリンスホテル ワイキキ側に「The Bus(ホノルル市バス)」の停留所があり、ここと間違えやすいので注意したい。イリカイホテル車寄せのちょうど前方周辺にトロリーが止まる。
またアラモアナセンターは、すべてのバスのターミナルになっているので、徒歩でアラモアナセンターまで行き、ここから乗ってもよいだろう。
ビーチをのんびりと満喫しよう
ワイキキ近辺のビーチといえば、とかくワイキキビーチを目指しがちかも知れないが、プリンスホテル ワイキキ近くにあるアラモアナビーチやマジックアイランドラグーンも、喧噪から逃れ広くゆったりのんびり楽しめるのでお勧めできる。アラモアナビーチパークから入っていけばよい。
また、プリンスホテル ワイキキからワイキキ東側へはトロリーを使うほか、徒歩でも移動可能。プリンスホテル ワイキキからビーチ側に出て、そのまま海沿いを辿っていけば、細い散歩用の遊歩道が整備されている。すぐにカハナモクビーチに出るが、ここも比較的静かに過ごすことができる。遊歩道は、そのままビーチ沿いにワイキキビーチまで繋がっている。時間があれば、のんびりと散策するのもお勧めだ。途中疲れたら、遊歩道沿いにいつでもなんらかのホテルや飲食店があるので、休憩や食事ができる。
ハワイでは法律によってホテルのプライベートビーチが作れないので、隔離されている部分がなく、ビーチ側は解放されている。徒歩であれば、大通りのALA MOANA Blvd.側を移動するより楽しめる移動方法だと思う。ショッピングを主体に楽しみたいならALA MOANA Blvd.側を歩こう。
ワイキキビーチでは、ダイヤモンドヘッドを周遊するコースなどで、1~2時間のセーリングツアーも実施されている。今回は、サンセットクルーズに参加してみた。
レンタカーの返却
帰国時にクルマで空港へ戻る道順も特に難しくない。「ALA MOANA Blvd.」を戻っていき空港方面の案内に従って、フリーウェイ「H1」に乗ってしまう。しばらくしたら、案内に従って右車線に移ると空港に到着する。
レンタカーの返却はいたって簡単で、レンタカー会社別の車列に係員の誘導に従って停めるだけ。返却車列に停車したら、いきなり係員に名前を呼ばれたのは少し驚いた。車両のチェック後にレシートが手渡されるので、金額を確認しておく。支払いは登録したクレジットカードに請求される。
今回のレンタカーの返却場所から空港カウンターはすぐ近くだったので、徒歩で移動した。
いかがだったろうか。今回は主にプリンスホテル ワイキキの立地について紹介した。プリンスホテル ワイキキは、大拡張が行なわれたアラモアナセンターの近くにある大規模リゾートホテルで、ショッピングを楽しむには絶好の位置にある。アラモアナセンターの隣の地区には「ワード・ビレッジ」などショッピング施設があり、T.J.マックスやノードストロームラックといったアウトレットショップやレストランも充実している。
ワイキキエリアも華やかに楽しめるが、喧噪から少し離れたアラモアナビーチやマジックアイランドラグーン(アラモアナビーチパーク)、カハナモクビーチあたりがリラックスして楽しめる。混み合っていないので、家族でのビーチ遊びはもとより、散策やジョギング、ピクニック、サンセットビューなど楽しむにももってこいの場所だと感じた。
空港から渋滞することなく到着でき、アラモアナ~ワイキキまでを自由に楽しめるプリンスホテル ワイキキは、ハワイ観光拠点にマッチするホテルだと感じた。特に少しゆったりした時間を持ちたい人にお勧めできる。
現在アラモアナエリアは、空港からモノレールでつながることが決まり、周辺では開発工事が進んでいる。モノレールが開通すれば、プリンスホテル ワイキキはさらに便利な拠点になるはずだ。
協力:株式会社西武ホールディングス