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ブッキング・ドットコムで行く、オランダ・癒やしと刺激のスポット5選
絵画のような美しさ! 絶景と居酒屋と珍道中!?
2016年9月29日 13:55
ブッキング・ドットコムでアムステルダムに行ってみよう!
「冒険に出かけるのだ」「Booking.ヤッター」でおなじみ、世界最大規模の宿泊施設予約サイト「ブッキング・ドットコム」を利用したことはありますか?
アプリから簡単に予約確定ができ、支払いは宿泊当日現地決済なので急なキャンセルにも対応しやすいのでビジネス出張にも最適。今回はブッキング・ドットコムのサービスを利用してみよう! という企画なのだが、せっかくなので本社があるオランダのアムステルダムに泊まってみよう!!
冒険の予定が決まったら早速行動。ブッキング・ドットコムのサイトまたはアプリを開き、行き先「アムステルダム」を入力するだけで宿泊施設の候補をチェックすることができる。今回は中心部から地下鉄で4駅ほど離れるものの安くてきれいと評判の「スチューデントホテル」(http://www.Booking.com/hotel/nl/the-student-amsterdam-city-amsterdam2.ja.html)を予約してみた。
日本支社のスタッフさんもよく利用するらしく、「地下鉄のウィーバウトストラート駅からすぐですよー」とのこと。まったく土地勘のない筆者ではあるが、まあ行けばなんとかなるだろう。
アムステルダム・スキポール空港からホテルへ電車で移動
ヨーロッパ各地へのハブ空港として多くの人が利用するスキポール空港(http://www.booking.com/airport/nl/ams.ja.html)は、ギフトショップはもちろん、美術館、カジノまで空港内に完備された巨大空港。入国手続きを終え、チューリップが並んだ花屋さんを見て「オランダに来たんだな~」と実感しつつ空港出口に向かうと、電車チケット売り場とターミナルが見えてくる。
空港からホテルまではタクシーで20分程度らしいが、せっかくなので電車で移動することに。
アムステルダムの公共交通は旧国鉄を引き継いだオランダ鉄道(NS:Nederlandse Spoorwegen、以下国鉄)と、アムステルダム市が運営する市営交通会社(GVB:Gemeentevervoerbedrijf)があり、GVBはメトロ(地下鉄)、トラム(路面電車)、フェリー、バスを運行している。
事前に調べた(というかブッキング・ドットコムから親切に案内メールが届いた)情報によると、ホテルへの移動はスキポール空港からグランドセントラル駅まで国鉄で約15分、そこからメトロに乗り換えてウィーバウトストラート駅まで約10分、余裕余裕。ありがたいことに今はスマホという魔法のアイテムがあるので、大手地図アプリを使えば簡単に路線と時刻を確認することができる。
切符のほか、日本のSuicaなど交通系ICカードに相当する「ov-chipkaart」(以下ovカード)というIC乗車券が利用できるのだが、「ovカードに最低○ユーロ以上チャージされていないとこの路線には乗れない」とか「現金で払い戻しを受ける場合はチャージ残高が○ユーロ以下でなければならない」といった細かなルールが旅行者にとって少々分かりにくいが、気にせず多めにチャージ。これで移動はひとまず安心だ。
分かったつもりで電車に乗って、さっそく珍道中(笑)
スマホで最新の情報を開いて、駅の案内表示を見ると……?? 時間が合わない。○○路線の○号電車は何時何分とアプリに表示されているのだが、何度確認してもホームに表示されている時刻とは違うのだ。
そうか、これが有名な「電車が定刻どおりに走っているのは日本だけの常識」というやつか(笑)。切符を買って、とにかく目的地方面の電車に乗り込めば、いつかホテルにたどり着けるはず。
若干舞い上がっている筆者は、よく考えず、係の人に確認もせず、余裕だぜ♪ と一番立派そうな電車に乗り込んだ。
走り出してまもなく、車窓には早速風車や田園風景が見えてくる。すごいなぁ、本当に絵画のような世界。美しすぎる。
乗り換え駅までは十数分で到着するはずだが、なにやらアプリに表示されている駅名とは違う駅に停まっているような……どうやら違う方面行きの電車に乗ってしまったらしい。検札のお兄さんが来てovカードを確認されたが、「Enjoy! にこっ」とチェックOK。
まあいいや。「ザーンセ・スカンス」というアムステルダム郊外にある風車が有名な場所に近いようなので、このままホテルへチェックインする前に立ち寄ってみよう。
歴史的保存地区「ザーンセ・スカンス」の風車村
オランダと聞いて、皆さんはなにを思い浮かべるだろうか。筆者は昔のテレビ番組「(欽ちゃんの)オールスター家族対抗歌合戦」(※毎週オランダ旅行がプレゼントされていた)をまずは思い出すのだが、美しい街並み、運河、チューリップ、木靴、そして風車もオランダを代表する風景といえる。
オランダは各地に風車群があるが、「ザーンセ・スカンス」(http://www.booking.com/landmark/nl/de-zaanse-schans.ja.html)はアムステルダムからちょっと足を伸ばせば日帰りできる。歴史的保存地区に指定されているザーンセ・スカンスは300年ほど前から川沿いに風車が整備されはじめ、強い北風を利用して風車を回し、干拓排水ポンプ、食料生産などオランダ発展のいしずえとなるエネルギーを供給し続けたそうだ。
観光地のはずなのにお店はすべて営業終了、駅からすれ違った人は数人程度。そう、それもそのはず。筆者は電車乗り間違えをしており、時計を見るとすでに21時を過ぎている。オランダはとても日が長く、23時頃になっても日本の夕方ぐらいに空が明るいため、すっかり時間の感覚を失っていた。
不慣れな土地での一人旅、オッサンとはいえあまり遅くなるのはちょっとは心配なので、駆け足で雰囲気を楽しんでホテルへと向かった。今度はしっかり路線と電車を確認したことはいうまでもない(笑)。
美しすぎる街並み!……でも、なんだかゆがんでいる!?
その昔、漁師が「アムステル」という川に堤防=ダムを築いたことから「アムステルダム」という地名が誕生。ダムを造り、風車の力で排水し、幾度かの水害を乗り越えてここまで美しい街を造り上げるには想像を絶する苦労が忍ばれる。
建物もカラフルでとても美しいのだが、なんだか建物が手前に傾いているように見えてしまう……と思ったら本当に傾いている!(笑)
これには理由があり、建物が運河や細い路地に面していたり、限られた敷地を有効に活用するべく、屋根取り付けたフックにロープを通して荷物を吊り上げて搬入するからだそうだ。
建物が手前方向に傾斜しているのは分かったが、左右方向にもかなり歪んだ建物が多いように見える。それどころか、隣の家にもたれかかっていたり、外壁を金具で無理矢理止めているような家も多い。「昔の人がてきとーに建てた家を大事に使っているから」。というのは冗談で、海沿いの軟弱地盤なため建物にどうしても傾きが出てしまい、それを外壁側から金具で押さえ込んで補修してきたため「ぐにゃぐにゃ」に見える家もあるそうだ(※もちろん最近建てられた建築物は地盤改良と基礎工事が行なわれている)。
世界で自動車排気ガス公害が問題となっていた1970年代にアムステルダム市は「自転車移動を中心にした街作り」を政策決定。本格的な自転車専用レーンと駐輪場が隅々まで整備され、メトロやトラムなど公共交通機関との接続も実に便利。安全に乗れる道路と停める場所が整ってこそ、生活でも通勤でも自転車が本格活用でき、結果的に渋滞も公害もなくなるというのは極めて正論だ。
また、駐車場はもちろん、路上のパーキングメーターにも電気自動車用の充電ケーブルが備え付けられており、電気自動車の普及促進にも力を入れているようだ。BMW i3や日産 リーフを始め、日本国内には導入されていない電気自動車も多数走っていたのが印象的だった。
自転車大国オランダを体感しつつ、ちょっとお散歩
ちょっと早起きしてホテルを出て、散歩がてらトラムにも乗ってみた。地図を見ながら数駅走ると、ブロイエライ・テ・エイ醸造所の隣にある、以前は製粉所だったというデ・ホーイエル風車が見えてきた。アムステルダム市街地には現在6基の風車があるのだが、この風車はオランダ全土でも最も背の高い風車だそうだ。
アムステルダム国立美術館とゴッホ美術館
芸術の都でもあるアムステルダムには、広大な緑の敷地を贅沢に使い現代建築で建てられた美術館が数多くある。美術館周辺の広場では、大道芸人やストリートミュージシャンがパフォーマンスを繰り広げる。これがまた、どれもこれもレベルが高すぎて息を呑む。
今回は美術・芸術に精通した同行者とともに、ゴッホ美術館 Van Gogh Museum(http://www.booking.com/landmark/nl/van-gogh-museum1.ja.html)を訪ねてみた。本館と別館それぞれに、作品はもちろんゴッホの生涯にまつわる書簡、家宝、家族や友人、時代ごとの変遷、日本との深い関わりなどが濃密に展示されている。音声ガイドを聴きながらじっくりと鑑賞し、ショップにも、カフェに……1日掛けてじっくり楽しみたい。
レンブラント広場から、ブッキング・ドットコム本社へ突撃
16世紀を代表する画家、光と影の魔術師ことレンブラント。日本の美術館でもたびたび展覧会が開催されており、作品をご覧になった方も多いのではないだろうか。アムステルダムに来たら必ず立ち寄っておきたいのが、その名も「レンブラント広場」(http://www.booking.com/landmark/nl/rembrandt-square.ja.html)。
広場の中心には氏の代表作「夜警」が銅像群で再現されており、記念撮影スポットとして多くの市民や観光客で賑わう。先に美術館などで「夜警」を鑑賞しておくと、より一層楽しめるだろう。
一つ一つの銅像を鑑賞し、ちょっと離れて写真を撮り、さらに下がって全体を撮ると……おや、後ろのビルに見慣れたロゴマークが。若干わざとらしかったが(笑)、レンブラント広場の真正面にあるビルがブッキング・ドットコムの本社だそうだ。せっかくなので、立ち寄ってみる。
ブッキング・ドットコムではメディア向けに本社オフィスを紹介するイベントがめったにないらしい。筆者が訪れたこの日はごくフツーの営業日。「こんにちはー、ワタシ、ニホンから来ましたー」と皆さんにご挨拶をしつつ、グローバル広報を勤めるホーリー・キャニオンさんにお話を伺うことができた。
ホーリー氏:ブッキング・ドットコムへようこそ!アムステルダムの印象はいかがですか、楽しんでいますか?
――はい、とても美しくて、素敵で、刺激的で、魅力的で、到着してから興奮しっぱなしです。と、私の話はともかく(笑)、本日はよろしくお願いします。改めてBooking.comについてお聞かせください。
ホーリー氏:ブッキング・ドットコムは1996年に設立したブッキング・ドットコム B.V.(http://www.booking.com/content/about.ja.html、The Priceline Groupメンバー)が運営する世界最大規模の宿泊施設オンライン予約サイトです。世界226の国と地域で100万件以上の宿泊施設、日本国内では約9000軒の宿泊施設の予約が可能です(2016年9月現在)。
――本社があるアムステルダムならではの特別な予約先などはありますか?
ホーリー氏:運河の街なので船に泊まる「船上ホテル」というのがありますよ。30種類以上のホテルタイプがあり、とても人気です。アムステルダムに限らず、地域地域の特性に合わせた宿泊体験を用意しているので、楽しんでみてください。
――2015年にブッキング・ドットコム国別人気ランキングで日本が急上昇したそうですが、2016年の状況はいかがですか(関連記事)。
ホーリー氏:日本の人気ランキングは2012年の32位から2015年は10位とジャンプアップし、2016年はまだ集計中ですがさらに予約数が伸びています。日本が我々にとって非常に重要で、旅行先としても魅力的でエキサイティングな国であると認識しています。
――「休暇に出かけるのではない、“冒険”に出かけるのだ」というCM(現在は公開終了)は相当インパクトがありました。各国で別バージョンなども作成されているのですか?
ホーリー氏:あのキャンペーンは日本だけで展開しました。逆に、アムステルダムで人気の「居酒屋 DE JAPANNER」を経営するTOSAO(トサオ)氏を主人公にした「Booking Loves Ramen」キャンペーンはイギリス、オランダ等ヨーロッパで展開しています。面白いでしょ(笑)。
――ホーリーさんは以前イギリスで働いていたそうですね。
ホーリー氏:2年ほどロンドンでブッキング・ドットコム関連の仕事をしていて、現在はブッキング・ドットコム社員として働いています。実はまだアムステルダムに来たばかりなんですよ(笑)。私は自転車が好きなので、通勤も買い物も自転車で行けるのがとても快適です。
――ぜひ日本にもお越しください。
ホーリー氏:はい! 日本文化が大好きなので、ぜひ行ってみたいです。ブッキング・ドットコム本社では、日本人スタッフも多数活躍していますよ。紹介しますね。
というわけで、特別にWebシステムのプロダクトオーナーとして働く牧野さんにも、お話を伺うことができた。
――ブッキング・ドットコムのWebサイトは世界共通のシステムで動いているそうですね。
牧野氏:はい、基本的には共通のシステムと共通のデータベース上で稼働させています。もちろん、それぞれの地域や言語毎に担当者がいて、「この方がお客さまにとってよい」と思えば随時A/Bテストを実施して、どんどん修正をかけていきます。
――その修正内容や変更箇所を、牧野さんが集約してチームに指示するのですね?
牧野氏:いえ、ポリシー=「ブッキング・ドットコムのバリュー」は決まっているので、ほとんどの場合は現場レベルで考えて動かしていきます。トップダウンで作業するケースは10%もないですよ。1人で対応することもありますし、いつの間にか立ち話でミーティングが始まっていたり、そのまま飲みに行ったり(笑)、さまざまです。
――業務フローがしっかりしているからこそできるワークスタイルですね。
牧野氏:壁(※オフィス各所に配置されたリアルタイムデータを表示する大型ディスプレイ)に出ている情報で結果がすぐ見えますからね。テレビCMが流れた数分後に予約が増えてるなとか、あるデザイン変更を実施したらそのページの活用率が上がっているなとか。マイクロヒューマニゼーションとスモールステップで、常に徐々にカイゼンカイゼンです。
――各自がデータを見て、考えて行動する、と。
牧野氏:1つのシステムとデザインではありますが、例えば日本人はもの凄い詳細な情報までほしい方が多いですし、逆に欧米ではシンプルなデザインが好まれます。線の色や太さ1つにしても好みがありますので、その辺も加味してカスタマイズしています。
――ここ数年、世界から日本の宿を予約する方がさらに増えているそうですが?
牧野氏:日本政府がインバウンド(海外から日本への観光客誘致活動)に力を入れている効果が出ているのでしょうね。それもあって、私のチーム(ここではAPAC=日本を含むアジア太平洋地域のWeb部門を指す)が作られたのだと思います。
――日本人ユーザーに心地よいサービスが提供されているのは、牧野さんのおかげですね(笑)。
牧野氏:私一人でやっているわけではないので(笑)。料金案内にしても諸費用含めてすべての明細をキッチリ出してほしいとか、関連施設の写真も全部見たいとか、日本人ならではのリクエストをできる限り反映できるように努力はしています。APACのなかでも、特に日本、中国、韓国はカスタマイズ率が高いですね。日本人が求める情報量にはまだまだ辿り着いていないので、頑張ります。
――もともとアムステルダムに在住されていたのですか?
牧野氏:いえ、3年ほど前に転職してアムステルダムに来ました。それまで東京の某ゲーム会社に勤めていたのですが、イギリスでの仕事も多かったので、その縁もありアムステルダムで働こうかな、と。
――アムステルダムは働きやすいですか?
牧野氏:仕事の面では、先ほど話したとおりブッキング・ドットコムがボトムアップとコミュニケーションを重視した自己責任と自由な社風ということもあり、本当に働きやすいですね。日本にいたときのような「まずは相談調整、とにかくマニュアル」みたいなのはまったくないので(笑)。みんながオープンにチャレンジし続けるのはとても刺激的です。暮らしやすさは人によると思いますが、私はとても快適に感じますね。
――読者へひとこと
牧野氏:日本人のデザイナーや開発担当なども随時募集しているので、興味がある方はぜひ!(※編集部までご連絡ください)
施設予約と事前情報に加え、旅先でのアクティビティ予約も簡単に
日本でも海外でも、世界最大規模の宿泊施設数から自由に選ぶことができ、充実した関連情報がメールで届くほか、宿泊当日ギリギリまでスケジュール変更にも対応可能なブッキング・ドットコムのサービス。今回のような弾丸海外ツアーはもちろん、国内でのレジャーや出張にも便利に活用することができる。
2016年7月にアムステルダム限定で試験サービスが開始された現地アクティビティ予約サービス「Booking Experience」も、2016年9月19日よりパリ、ロンドン、ローマ、ドバイへとサービス地域が拡大している。
日本国内でのサービス開始は未定だが、Booking.comスマホアプリでは各地の旅行ガイド情報などさまざまな情報を得ることができ、旅行計画を立てる際にも便利。
(協力:Booking.com Consulting Services Japan 株式会社)