週末駅弁

「三輪」

柿の葉すしに手まり寿司、あなご寿司と盛りだくさんの寿司弁当

「三輪」

「三輪」は、ゐざさ中谷本舗の柿の葉すしと手まり寿司が入った駅弁です。奈良県の老舗ゐざさ中谷本舗は、奈良吉野・大台ケ原発祥の柿の葉すしとして有名で、以前にも「柿の葉すしと押し鮨詰合せ」をレポートしています。

 今回は、柿の葉すしだけでなく「ゐざさ」の春の看板メニューにもなっている「手まり寿司」とあなご寿司、上巻き寿司が加わって、賑やかなお弁当になっています。

 まず目に入ってくるのが、柿の葉で包まれた3種の柿の葉すしです。外見からは分かりませんが、鮭、鯖、鯛の3種類が楽しめます。

パッケージを開けると、割り箸、お手拭き、醤油のほか、甘酢生姜が付いている
「三輪」の中身。4つに分かれていてさまざまな味が楽しめる
まず目に入ってくる柿の葉で包まれた3種の柿の葉すし
最初に開けた柿の葉すしは鮭
ほかにも、鯖と鯛が入っています

 柿の葉すしの上部には、上巻き寿司と手まり寿司が入っています。上巻き寿司には、高野豆腐、煮穴子と椎茸煮、かんぴょう、桜でんぶ、味山せりが入っていて、せりと桜でんぶ以外の具が薄焼き卵で巻いてあるという凝ったものです。かわいらしい手まり寿司は、鮭と海老、真鯛の3種です。

 ここまででも十分食べ応えがあるのですが、さらに煮穴子の乗ったあなご寿司が2つ加わります。穴子は肉厚があり、L字に横までしっかり巻かれています。

上巻き寿司と、鮭、海老、真鯛の手まり寿司
上巻き寿司は具だくさんで凝った作り
煮穴子が巻かれたあなご寿司

 箸休めの品々が入るコーナーには、煮物や卵焼き、酢蓮根が入っています。なますの上にはいくらも少し乗っていて、味のアクセントになるだけでなく上品さが漂います。煮物となますはどちらも甘さはありません。笹に包まれているのは、デザートのお団子です。

箸休めの品々が入るコーナー。笹に包まれているのは、お団子

 冷めたままでも美味しくいただける西日本ではお馴染みのお寿司が、いろいろなバリエーションで飽きずに楽しめる、実に欲張りなお弁当です。お寿司はどれもギュッと押され詰まっているので、見た目以上に食べ応えがあります。パッケージでは中身が分かりにくいですが、とてもお得感あるお弁当なので、関西方面への旅行で見かけたらぜひ試してみてください。

「三輪」

価格:1300円
販売駅:京都駅、新大阪駅など
購入場所:ジェイアール東海パッセンジャーズ デリカステーション京都コンコース
購入日:2017年2月24日