週末駅弁

「ひつまぶし弁当」

薬味や出汁をかけて味の変化を楽しめるお弁当

「ひつまぶし弁当」

 楽しい旅の一コマであれ仕事であれ、せっかく駅弁を食べるのなら地域性豊かなものを食べたいと思う筆者が今回、名古屋駅構内で選んだのは「ひつまぶし弁当」です。名古屋発祥(諸説あり)で、その味もさることながら、そのまま食べたり、薬味をかけたり、出汁をかけたりと味の変化と食べるプロセスも楽しめる「ひつまぶし」の美味しさと楽しさを再現したお弁当です。

 愛知県三河湾に面したウナギの産地、一色町のブランドウナギ「一色産うなぎ」を使用したというこのお弁当。まずパッケージを開けると出汁、刻みのり、山椒、わさびが個別の袋に入っています。それらを外すと食べ方の説明が入っています。(1)まずはそのままで蒲焼本来の味を楽しむ。(2)次は薬味をかけて。(3)最後は出汁をかけてサラサラとお漬けで……。てな具合です。

パッケージを開けると個別の袋に入った出汁、刻みのり、山椒、わさび、が入っています
出汁、刻みのり、山椒、わさび、
3種の食べ方の説明書き
お茶漬け用にスプーンも付いてます

 説明どおりまずはそのまま食べてみます。蒲焼のタレ炊き込みご飯、蒲焼、錦糸玉子、そして名古屋の守口漬が添えられています。炊き込みご飯の味も濃すぎずウナギの味もしっかり楽しめるので、正直言ってこのまますべて食べてしまっても不満の出ないものですが、このあとの楽しみのために味を確認する程度にとどめ、添付されている薬味(刻みのり、山椒、わさび)をかけて再び食べます。

蓋を開けると蒲焼のタレ炊き込みご飯、蒲焼、錦糸玉子、そして名古屋の守口漬が添えられています
まずはそのままで。これだけでも十分美味しく、このまま最後まで食べ切ってもいいくらいです
説明書きどおりに、刻みのり、山椒、わさびをかけてみます

 薬味による味の変化が楽しく、また美味しいです。特に山椒の香りや味の影響が大きいので好みが分かれるかもしれませんが「ウナギには山椒!」という向きにはここがベストかもしれません。

 次に出汁をかけてみます。味はもちろん食感も違う食事が楽しめます。箸のほかスプーンも付いているので揺れる車内でも食べにくいことはありません。味はこちらも濃すぎずサラサラと食べられます。とても美味しいです。お茶をかけるよりちょっと贅沢な感じかもしれません。

最後に出汁をかけて食べてみます。ご飯をどのくらい残して出汁をかけるかはお好みで

 ちなみにこのお弁当、ちょっと注意が必要なのは3種の食べ方の配分です。今回は締めのお茶漬けに期待してそのまま食べる分量を味見程度に抑えてしまいましたので、最後の出汁がちょっぴり足りない感じも少々。もう少しサラサラしたお茶漬け感を楽しむのであればそのままで3分の1、薬味をかけて3分の1、そしてお茶漬けで残りの3分の1と均等に楽しむのがよさそうです。

 いずれにしても、名古屋名物ひつまぶしをしっかり車内で楽しめる「ひつまぶし弁当」はおすすめです。購入したのは名古屋駅の構内、桜通口そばのGRAND KIOSK。こちらはさまざまな、いわゆる「名古屋めし」のお弁当も充実していましたので改札に入る前に立ち寄ってみるのもいいかもしれません。

「ひつまぶし弁当」

価格:1380円
販売駅:名古屋駅
購入場所:GRAND KIOSK(名古屋駅構内 桜通口そば)
購入日:2017年2月24日