週末駅弁

名古屋名物「びっくりみそかつ」

なかなかのサイズの「みそかつ」が入った名古屋の駅弁

「びっくりみそかつ」

 名古屋といえば八丁味噌を使った郷土食が有名です。なかでも肉好き男子がガッツリいきたいなら、外せないのは「みそかつ」でしょう。もちろん駅弁にもそれはあります。その名も「びっくりみそかつ」、大きさにビックリするのか、味にビックリするのか、名前を聞いただけで期待は高まります。

 今回購入した場所は、名古屋駅太閣通口の新幹線の南口近くの売店でしたが、新幹線ホームでも販売されていますので、名古屋駅であれば入手はしやすいようです。パッケージは名前を大きく記したシンプルなデザイン。「八丁味噌使用」と書かれています。

半分を占める大きな八丁味噌漬けみそかつとご飯(白米と赤しそご飯)が主体

 パッケージのフタを開けると、まず目に飛び込んできたのは、やはり弁当箱半分を占める大きなトンカツです。いや、みそかつですね。2014年にリニューアルの際にサイズアップを実現したようです。なかなかのサイズです。この八丁味噌漬けのロースカツに別袋の「まるや八丁味噌」を使った「八丁味噌だれ」をかけていただきます。

 カツはあらかじめカットされていて、8切れもあります。肉厚もじゅうぶんにあり食べ応えがあり、脂身が多過ぎるとか、筋が硬くてかみ切れないなどということは一切なく、美味しくいただけました。

 八丁味噌だれはくどくなく、しっかりと味がつくので、ふりかけられた白ゴマとあいまって、冷めてしまったカツでも美味しく感じます。この冷めても美味しいというのが、みそかつ人気の大きな理由かと思います。お好みでつける「からし」も付属ですが、味は十分濃いめなので使いませんでした。みそかつは食べ進めると、下からはサンチュとスパゲッティが現われます。

八丁味噌漬けのロースカツはあらかじめカットされている。白ゴマがふりかけられている
八丁味噌だれをたっぷりかけていただく
肉厚なロースカツ
みそかつの下には、サンチュとスパゲッティ
別袋の「まるや八丁味噌」を使った「八丁味噌だれ」と「からし」、割り箸、お手ふきが付属

 ご飯は白米と赤しそご飯と2種、ひとくちサイズの俵型になって入っています。これは冷めていても食べやすい形ですが、なにより国産米を使ったご飯が美味しいと感じました。ご飯の上には、しば漬けが少し乗っています。

 ほかには、山菜醤油漬けとポテトサラダ、デザートのカットオレンジが入っています。濃いめの味で、ボリュームのある肉が恋しいときには、とくにお勧めできる弁当です。夕方出張帰りの新幹線で晩酌のビールともよく合いました。販売開始から10年以上不動の人気を誇るのもうなずける、充実の肉メインのお弁当です。

ご飯は白米と赤しそご飯が俵型に
ポテトサラダとカットオレンジ
「びっくりみそかつ」

価格:1100円
販売駅:JR東海 名古屋駅
購入場所:JR東海 名古屋駅 構内「デリカステーション名古屋コンコース」
購入日:2016年9月5日