週末駅弁
「おべんとう秋」
秋の味覚を詰め込んだ崎陽軒の秋限定駅弁
2016年9月16日 11:00
「おべんとう秋」は、“シウマイ”でおなじみの崎陽軒が、9月1日から11月30日までの期間限定で販売している、秋の味覚を詰め込んだ駅弁です。新横浜駅に直結するキュービックプラザにある、崎陽軒キュービックプラザ新横浜店で購入しました。
紅葉を彩ったパッケージからは、いかにもといった秋の雰囲気が漂ってきますが、中身にも秋が満載です。椎茸、舞茸、えのき茸、ぶなしめじといった4種類のきのこに、秋鮭、サツマイモなど、秋を代表する食材を使った料理がふんだんに詰め込まれています。
ご飯は“鶏きのこご飯”で、鶏肉の炊き込みご飯の上には、舞茸の煮物と、紅葉した紅葉をイメージした人参の煮物がトッピングとして添えられています。醤油ベースの炊き込みご飯は、日本人なら誰もがほっとする味わいです。また、舞茸は香りはもちろん、深い味がしっかり残っています。やや濃い目の味付けとなっている炊き込みご飯にも負けない、しっかりとした美味しさです。
煮物には椎茸の煮物、和え物にはえのき茸を使った春雨の和え物と、きのこを使ったおかずが添えられています。きのこ好きなら満足すること間違いなしでしょう。
秋鮭は、産卵を控えて脂がのった旬の味わいが魅力ですが、このお弁当に入っている秋鮭の塩焼きも、程よく脂がのっています。個人的には、少し塩加減が強めと感じましたが、こってりとした鮭の風味で、どんどん箸が進みます。鮭特有の臭みも少ないので、魚嫌いでも問題なく食べられるはずです。
そして、デザートとして添えられているのが、サツマイモを使った大学芋です。ホクホクとした食感に、コーティングされた蜜とサツマイモ自体の甘さが混じりあい、甘味として完成されていると感じます。ご飯や秋鮭の塩焼きがやや濃い目の味わいなので、甘みの強い大学芋が優しく癒してくれるといった印象を受けました。
もちろん、崎陽軒のお弁当ですので、昔ながらの“シウマイ”もしっかり2個入っています。幕の内弁当に近い内容ではありますが、崎陽軒らしさが失われていないという点は、ファンにとってうれしい部分でしょう。
ボリュームは、シウマイ弁当と同等といった感じです。「ガッツリ食べたい」という人にとっては、やや物足りないと感じるかもしれませんが、子供からお年寄りまで、安心して楽しめる駅弁と言っていいでしょう。11月30日までの期間限定ですので、見かけたらぜひ試してみてください。
崎陽軒の秋限定弁当「おべんとう秋」
価格:700円
販売駅:新横浜駅など
購入場所:崎陽軒キュービックプラザ新横浜店
購入日:2016年9月15日