【イベントレポート】ツーリズムEXPOジャパン2015

駐日イタリア大使やミラノ市長がツーリズムEXPOジャパン会場で記者会見

イタリアブースではミラノなどの人気観光地を紹介

2015年9月24日~27日 開催

イタリアブース

 イタリア政府観光局は、ツーリズムEXPOジャパン2015にブースを構えるとともに、2016年にミラノで開催が予定されている「第21回トリエンナーレ・ディ・ミラノ国際博覧会」などのイベントについて、駐日イタリア大使やミラノ市長などが出席して記者会見を行なった。

イタリアの魅力や、修好通商条約締結150周年を向かえる来年2016年の豊富を語る、駐日イタリア大使のドメニコ・ジョルジ氏

 記者会見の冒頭、駐日イタリア大使のドメニコ・ジョルジ氏が挨拶を行なった。ジョルジ氏は「イタリアはこの数年、日本の旅行者にとってヨーロッパで最も人気のある観光地で、年間約300万人が訪れています。日本の方々にイタリアはとても愛されていますが、それは片思いではなく、イタリアからの日本への観光客も年々増えています。今年は、ミラノ国際博覧会が開催され、成功を収めて、これが日本からの観光客増大のきっかけになっていると思いますが、来年2016年は日本とイタリアとの修好通商条約締結から150周年という記念すべき年で、さまざまなイベントを予定しています。そして、お互いの交流のさらなる機会になると信じています」と語り、来年以降もイタリアと日本との関係をより高めていきたいとの豊富を語った。

ミラノ市長のジュリアーノ・ピザピア氏。来年以降もさまざまなイベントでミラノを盛り上げていく意向を表明

 続いて、ミラノ市長のジュリアーノ・ピザピア氏が挨拶。ピザピア氏は「モザイクのような、さまざまな現実が交錯するイタリアですが、2015年はミラノが最も注目を集める街だったと思います。ミラノは過去と現在、未来が交錯する魅力的な都市で、今年も何百万人もの観光客に訪れていただきました。今年のミラノは、なんと言っても国際博覧会の開催でした。140カ国が参加しましたが、その中でも日本パビリオンは人気が高く、5~6時間待ちでもミラノや各国の客が足を運びました。これは、イタリアと日本、ミラノと東京の友好関係の現れだと思います。この2015年の成功が今後も続いていくことを願いますが、来年以降開催される博覧会も、日本とイタリア、ミラノの絆を強めるイベントになると思います」と、来年開催が予定されている「第21回トリエンナーレ・ディ・ミラノ国際博覧会」や「ミラノ・サローネ国際家具見本市」などのイベントで、ミラノを盛り上げていきたい意向を語った。

 その後、トリエンナーレ・ディ・ミラノ ジェネラル・マネージャーのアンドレア・カンチェッラート氏や、フェデルレーニョ・アッレード及びミラノ・サローネ国際家具見本市の広報ディレクターのマルコ・サベッタ氏によって、それぞれのイベントの概要が説明された。

ミラノは、過去、現在、未来が交錯する魅力的な都市であると紹介
来年開催が予定されている「第21回トリエンナーレ・ディ・ミラノ国際博覧会」のジェネラルマネージャー、アンドレア・カンチェッラート氏
トリエンナーレ・ディ・ミラノは、デザインやファッション、建築などを題材とした芸術博覧会だ
「ミラノ・サローネ国際家具見本市」の広報ディレクター、マルコ・サベッタ氏
ミラノ・サローネは、毎年ミラノで開催されている国際家具見本市。50万人超の参加者を誇り、日本からの参加者も多いという

 イタリアブースでは、現在も開催中のミラノ国際博覧会の紹介を中心とした構成となっていた。また、開催都市のミラノやジェノバなど人気観光都市のブースも用意され、それぞれの魅力を紹介。日本でも屈指の人気国ということで、多くの来場者が足を止め、各観光地の魅力を熱心に聞く姿が見られた。

イタリアブースでは、ミラノ市がコーナーを構え、開催中のミラノ国際博覧会や、ミラノの見所を紹介
パンフレットや観光案内冊子を用意し、詳しく解説
ジェノバ観光局など、イタリアの有名観光都市もブースを構えていた
イタリアのナショナルフラッグキャリア、アリタリア航空もブースを用意
日本に就航しているボーイング777-200ERの模型も展示
(平澤寿康)