【イベントレポート】ツーリズムEXPOジャパン2015

ミクロネシア連邦は手つかずの自然や日本語ツアーの実施で魅力を紹介

2015年9月24日~27日 開催

 ツーリズムEXPOジャパンにミクロネシア連邦のコスラエ州がブースを初出展。連邦からは、さらにチューク州もブースを構えており、手つかずの自然で過ごす休日をアピールしていた。

ミクロネシア連邦ブースにはコスラエ州とチューク州が出展

 日本からほぼ真南、パプアニューギニアの北に位置するミクロネシア連邦は、数々の島からなる連邦で、グアムやハワイを経由することで訪れることができる。グアムを経由すると、チューク州は日本から約2600km、コスラエ州は約3400kmに位置している。チューク州は本島に加えて複数の島が含まれており、コスラエ州はコスラエ島だけで州を形成している。

コスラエ州は、コスラエ島の1つの島から成る

 初出展となるコスラエ州は、開発の手がほとんど入っていない総面積116km2のコスラエ島の自然が最大の観光資源。とにかく透明度が高くて美しい海はもちろん、マングローブの森や、大きく地上に根を張り出して精霊が住むという伝説のある固有樹「カ」、レインボーツリーなどが生い茂る神秘的な森林が、観光客に人気だという。

コスラエ島固有種の木である「カ」(左)。右下段はレインボーツリー
お土産にはバナナの葉で作った紙やココナッツオイルといったものもがある

 ほとんど開発の手が入っていないが、小さいながら独特の雰囲気のホテルもあり、観光客の受け入れ体制も整っている。日本語でのツアーもあって、安心してミクロネシアの自然を堪能することができるそうだ。

 もう1つのチューク州も海をはじめとした自然が最大の観光資源だが、コスラエとは異なり、7つの大きな島といくつもの小島から成り、島を巡っての観光もできる。その中でもブースで紹介されていたジープ島は、もともと無人島を日本人が開発したこともあって日本からのツアーが用意されており、島唯一の宿泊用コテージはほぼ日本人専用だという。

 島内には蚊もおらず、外で寝る方が過ごしやすいほどだと言うことで、シュノーケリングをしたり、ダイビングをしたりしながら、ただひたすらのんびりと過ごすために訪れる人も多いそうだ。

大きな環礁と複数の島からなるチューク州
その中でもジープ島は、言葉の心配もなく過ごせる無人島
(小山安博)