【イベントレポート】関空旅博2015

ライブ、トークショー、FMの公開収録などで旅の魅力を伝えるステージイベント(その2)

クリス・ハートのライブや「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景」著者 詩歩さんのトークショーなど

2015年5月23日~24日 実施

 ステージイベントのレポートその1(http://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20150525_703479.html)でもお伝えした通り、さまざまなイベントで盛り上がる「関空旅博2015」。引き続き初日(5月23日)の模様をお伝えしよう。

FM OSAKAの公開収録にクリス・ハート登場

 関空の南広場に溢れんばかりのファンを集めたのは、2年連続でNHK紅白歌合戦にも出場している、美しい日本語で歌うアメリカ出身の黒人シンガー、クリス・ハートだ。 子供の頃、日本でホームステイをしたことがきっかけで日本が大好きになったというクリス・ハート。観光したい場所は、アイスランドやグリーンランドだというが、きっとすぐに日本が恋しくなってしまうだろうと笑った。

 かつて故郷のサンフランシスコでは空港での勤務経験もあり、その時は飛行機のメンテナンスや各種サービスのほか、飛行機(プライベートジェット)の誘導の経験もあり、飛行機は大好きだそうだ。また関空の印象を尋ねられ、規模こそサンフランシスコ国際空港と変わらないが関空の雰囲気はとても国際的で(空港内にいると)どこの国にいるか分からないくらいだと語った。そんな旅に関するトークの後にミニライブが行なわれ、4曲を披露した。

 なおこの模様はFM OSAKAの「LOVE FLAP」で5月27日に放送予定だ。聞き手は番組パーソナリティの大西ユカリさん。

ティーウェイ航空が贈る「飛べティーウェイ」

韓国のLCC、ティーウェイ航空の航空券を賭けた大紙飛行機大会だ

 韓国のLCCティーウェイ航空は、関空(関西国際空港)~仁川(ソウル)線、関空~大邱(テグ)線の往復航空券を賭けた大紙飛行機大会を実施した。用意されたテーブルでは、子供達が慣れない手つきで紙飛行機を折る姿が見られたが、飛ばす場面ではその賞品の魅力ゆえか、大人がムキになって飛ばし続ける姿があちこちで見られるほど白熱したイベントとなった。

ルールは簡単。ステージ上に置かれた箱に紙飛行機が入ればそれでOKなのだ
商品は往復航空券のほか、ティーウェイ航空のモデルプレーンなど多数用意された

沖縄宮古島市による宮古島PR

ミス宮古島 新垣翔子さんと宮古島市のイメージキャラクター みーやくんによる宮古島のPR

 沖縄県宮古島市は、ミス宮古島の新垣翔子さんと宮古島市のイメージキャラクター「みーやくん」による宮古島の観光PRを行なった。前半は宮古島のPRを行ない、数多くある手つかずの自然の魅力を伝えるとともに、今年開通した「伊良部大橋」を通行した時に見えるエメラルドグリーンからコバルトブルーへ変化する海の色の素晴らしさ、マラソンやトライアスロンやビーチバレーなどイベントが多いことをアピールした。

 そして後半は、前半の説明を聞いていれば分かる問題を用意したクイズ大会が実施された。

宮古島に関するクイズをミス宮古島が出題。回答者にはみーやくんグッズなどが手渡された

詩穂トークショー「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景」

「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景」の著者 詩穂さん(右)のトークショー

 フェイスブックで70万いいね! を獲得し、書籍「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景」の著者でもある詩穂さんのトークショーが行なわれ、会場を埋め尽くす来場者にその人気ぶりをうかがわせた。

 会場のディスプレイに映し出される世界の絶景を詩穂さんが解説。世界中の絶景はもちろん、日本国内の絶景にも触れ、なかでも大曲(秋田県大仙市)の花火大会を絶賛した。

 関空は初めて利用したとのことだが、飛行機を降りてから地上に出るまでの時間が短いのが素晴らしいと語った。また若者が旅をする際にネックとなりがちな価格の点でも、LCCが多い関空は旅がしやすい空港ではないかと印象を語った。一番行きたいのは南極。そしてこれからは自身が本で紹介した絶景を1つ1つ尋ねてみたいとのことだ。

世界各国の人気絶景ポイントを解説する詩穂さん
「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景」の最新刊「ホテル編」からも紹介
大曲の花火(秋田県)を絶賛する詩穂さん

セブ・パシフィック航空による「セーフティデモダンス」

人気のセーフティデモダンスを始め、さまざまなアトラクションを用意したセブ・パシフィック航空

 セブ・パシフィック航空は、YouTubeなどで人気のセーフティデモダンスを披露。離陸前に客室乗務員が機内で行なう安全ガイダンスを、セブ・パシフィック航空では音楽に合わせて、ダンスで行なうことがあるのだ。

 このほか、機内でのエンターテイメント「ファンゲーム」を関空旅博のステージで再現した。またステージ後半ではロングブレスゲーム(発した声を長時間出し続ける競争)を行ない、勝者には関空~マニラの往復航空券が贈られた。

通常は機内でしか見ることができない、YouTubeなどで人気のセーフティダンスをステージで再現。参加型ゲームも行なわれ、多くの参加者がプレゼントを手にした

水中・水辺のジャーナリスト高野弘のフォトコンサート

写真と音楽で旅で感じた想いを伝える高野弘のフォトコンサート

 水中・水辺のジャーナリスト高野弘が、さまざまな国で撮った写真を、それをイメージした曲とともに楽しむフォトコンサートが行なわれた。

 ニューカレドニアやドイツ、ベルギー、タイの写真とともに流れる曲を観客は楽しんだ。コンサート終盤には長男の高野広海と共演。なお、このコンサートは関空旅博において5年連続で行なわれている。

ニューカレドニアの風景とともに歌う高野弘
このフォトコンサートは関空旅博で5年連続で行なわれている
ステージ終盤には長男の高野広海との共演

1日のイベントのトリは「飛び出せ!旅の達人クイズ」

 開催初日である5月23日のステージの締めくくりは「飛び出せ! 旅の達人クイズ」だ。旅に関する難問揃いのクイズ大会だがその人気は高く、事前に整理券を獲得した人だけが入場できる。ANA(全日本空輸)からのキッザニア甲子園の入場チケット、Peach(Peach Aviation)からのモデルプレーンを始めとする賞品、そして香港エクスプレスからは関空~香港の往復ペアチケットが用意され、会場を沸かせた。

難問揃いの「飛び出せ! 旅の達人クイズ」では事前に配布された整理券での抽選会が行なわれ、さまざまな賞品が贈られた。最後は香港エクスプレスの関空~香港の往復ペアチケットが贈られ、初日のステージは幕を閉じた

高橋 学

1966年 北海道生まれ。仕事柄、国内外へ出かける機会が多く、滞在先では空いた時間に街を散歩するのが楽しみ。国内の温泉地から東南アジアの山岳地帯やジャングルまで様々なフィールドで目にした感動をお届けしたいと思っています。