【イベントレポート】

【ツーリズムEXPO 2017】ハワイやラスベガスなど人気のリゾート地が集まった北米エリアのブランドUSAパビリオン

2017年9月21日~24日 開催

東3ホールにある北米エリア。人気のリゾート地などが集まっている

 北米エリアにあるブランドUSAパビリオンでは、ハワイやマリアナなど人気のリゾート地、ニューヨークやシカゴ、シアトルなどの北米の観光地のブースが並ぶ。なかでもにぎわっていたブースをピックアップして紹介する。

ハワイ州観光局ブース

 ハワイ州観光局は、ハワイのホテルやアクティビティなどのパンフレット配付を中心としたブースを展開。ハワイの風景のフォトスポットを設置し、そこで撮影し、SNSにアップするとステッカーをプレゼントする企画も実施している。また、ハワイ州観光局キャラクター「Shakaちゃん」のクレーンゲームも設置されている。

人気の高いハワイ州観光局ブース

 ブースでは、ハワイへの路線を持つ航空会社、ホテル、レンタカー、旅行会社、レストランなどの70社で組織されるコミュニティ「ハワイ会」の会員がサポートに入っている。ハワイ会では、月1回ほどの定例会を開き、情報交換をしてハワイを盛り上げる努力を重ねているという。今回のツーリズムEXPOジャパンのほか、ハワイ州観光局のイベントにもサポートとして参加している。

 ハワイ会ジャパンの会員であるプリンスホテルはプリンス ワイキキについて、4月のリニューアルで最上階にスカイビューチャペル「ラニレア チャペル」をオープンし、リニューアル以降、特にウエディングやハネムーンでの利用客が増えているという。また、5階のインフィニティプールはヨットハーバーに面してオーシャンビューを存分に楽しめ、SNSにたくさん写真がアップされているという。さらに、JALが9月15日に就航したコナ便により、マウナケアビーチホテルとハプナビーチプリンスホテルが盛り上がるように、プロモーションに力を入れているとのこと。

たくさん並べられた資料やパンフレットなど
アクティビティや施設のパンフレットまである
人気があった各島の公式マップ
4月にリニューアルしたばかりのプリンス ワイキキのお知らせ
SNSでハワイ州観光局をフォローするとステッカーがもらえる
もらえるオリジナルのステッカー。サイズはA5判相当

 ハワイ会ジャパンの会長 小金昇三氏は、「ハワイでは同業でも仲がいい。ハワイが好きな人たちが集まっているので、どうやってハワイを盛り上げていこうかいつも話し合っている」と語った。それが実際に結びついており、7月には前年比7%程度の渡航者数の伸びがあったという。傾向としては、個人旅行、リピーター(7割近くが2度目のハワイ)の人が増えているという。

ハワイを再現したフォトスペース
ハッシュタグを付けて投稿すると、こちらもステッカーがもらえる
レイなど、写真映えするようなアイテムも用意される
ハワイ州観光局キャラクター「Shakaちゃん」のクレーンゲーム
Shakaちゃんは、大きいサイズと小さいサイズがあった

アラモレンタカーブース

全体がイメージカラーの青で統一されたアラモレンタカーのブース

 アラモレンタカーは1974年に創立され、世界43カ国、1248の営業所で年間1500万以上の利用者があるアメリカ最大のレンタカー会社グループ。小型のエコノミーカーからミニバン、コンバーチブル、SUVなど豊富なラインアップの車種が用意されている。日本の代理店を通して予約することも可能で、「アラモセレクト」というサービスを実施している営業所では、豊富な車種やカラー、オプション装備などから自由に選ぶことができるのが特徴。

 アラモレンタカーのブースではサービスについての資料や、アメリカ本土、ハワイ、グアム、カナダなどのドライビングマップが配布されていた。ブースでは、アンケートに答えるとオリジナルトートバッグをプレゼントしており、現地にある自動チェックイン機「Kiosk」を模したアンケートとなっている。海外旅行の予定がある場合、この会場で予約すると20%割引という特典もあった。

現地にある自動チェックイン機「Kiosk」を模したアンケートを実施
タッチパネルで応えていく簡単操作のアンケート
アンケートに答えるともらえるオリジナルトートバッグ
カリフォルニアやグアムなどのドライブマップも配布
現地の交通事情やルールなども記載されていて使いやすい
会場で予約すると来場者優待で20%割引となる特典も

ラスベガス観光局ブース

巨大なスクリーンが目立つラスベガス観光局のブース

 ラスベガス観光局では、カジノだけでなくショーやアトラクション、グルメやショッピングなども楽しめるとアピール。大型のタッチパネルを8枚並べた巨大スクリーンにラスベガスが楽しめるスポットを表示し、写真や動画などを再生してその魅力を伝えていた。

スクリーンはタッチパネルで写真や動画など再生される
ノベルティで配布されていたキーボルダー
SNSでラスベガス観光局をフォローすると光るバッジや組み立て式VRヘッドセットがもらえる

ベスト・ウエスタン・ホテル&リゾーツブース

商談が中心のベスト・ウエスタン・ホテル&リゾーツブース

 世界100カ国あまりで4100軒以上のホテルを運営しているアメリカのホテルチェーンブランド「ベスト・ウエスタン・ホテル&リゾーツ」は、レジャーより出張などの企業の客が多く、ブースもBtoBの商談が中心となっていた。ミッドスケールホテルで、ラグジュアリーではなく価格もビジネスに合っている設定が多い。ノベルティではロゴ入りのボールペンが用意されていた。

各地域にたくさんあるホテルの一部を壁面で紹介している
ノベルティで配布されていたロゴ入りのボールペン

マリアナ政府観光局ブース

全面が通路に面した大きなブースを展開するマリアナ政府観光局

 6枠の大きなブースを構える「マリアナ政府観光局」は、中央のスペースでマーマー(花冠)メイキング、ココナッツオイル手作り実演などマリアナのカルチャーを伝えるプログラムを実施する。これらは先着順で無料で参加できるプログラム。また、マリアナ政府観光局のPVやiPhone 6のCM動画を制作した映画監督の岩本康訓氏が講師となって、iPhoneで撮る動画セミナーを実施する。ステージでは、ミス・マリアナや、観光大使のマリアナちゃんが活躍。フォトスポットで一緒に写真を撮ることもできる。

サイパン、テニアン、ロタなどの観光情報が並ぶ
ブース中央スペースで、マリアナのカルチャーを伝えるプログラムが実施される
天井には、マリアナの美しさを伝えるスライドが投射されている
観光大使のマリアナちゃんがかぶるマーマー(花冠)を作るプログラムもある
観光大使のマリアナちゃん(左)と一緒にステージに立つリリィちゃん(中央)、ミス・マリアナ(右)とも写真が撮れる
ARアプリを使うとマリアナちゃんの動画が楽しめるようになっている

ポートランド観光協会ブース

木目調でクラフト感のあふれるポートランド観光協会のブース

 オレゴン州最大の都市ポートランドは、環境に優しい都市や最も住みやすい街として全米でも評価が高い。青い毛むくじゃらのキャラクター「オドナロデュード」が立ち上げたポートランド専門旅行会社「オドナロトラベル」がブースを出展しているという体でブースを展開し、ポートランドをVR体験のできるアトラクションやSNSでフォローするとチャレンジできるクレーンゲームなどを設置している。

青い毛のキャラクター、オドナロデュード推しのポートランド
オドナロデュードに混じって、普通のパンフレットも配布されている
ポートランドをVR体験のできるオドナロデュードのかぶり物
VRコーグルを付けた上でかぶり物をかぶる
インスタグラムでオドナロトラベルをフォローするとゲームに参加できる
400匹の子供たち(ミニデュード)をクレーンゲームでゲットできる
女性を中心に大人気だった
うまくゲットできなくても、オリジナルマグネットがもらえる

カリフォルニア州観光局ブース

広々と開けた印象のカリフォルニア州観光局ブース

 カリフォルニア州観光局は「カリフォルニア・ドリームキッズプロモーション」の一環として、家族で楽しむカリフォルニアのさまざまな魅力をアピールする。中央に設置されたステージでは、演奏やトークショーなどを予定、大人も子供も楽しめるコーンホールゲームなども設置される。また、カリフォルニアワインやクラフトビール、アーモンドミルクや生クルミなど、カリフォルニアの風味が味わえる試食・試飲も行なっている。

演奏やトークショーが予定されているステージ
カリフォルニアの観光案内など、パンフレットや資料が並ぶ
ノベルティのコースターにはカリフォルニアを代表する光景がプリントされている
クラフトビールの試飲は大人気だった
試食・試飲できるのは、カリフォルニアワイン、クラフトビール、アーモンドミルク、生クルミの4種類
それぞれ、試食や試飲のタイムスケジュールが掲示されている