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オレゴン州知事来日会見、ポートランドの自然やワインなどを紹介
オレゴンを訪れる外国人観光客の1位は日本人
2017年10月11日 06:00
- 2017年10月10日 開催
オレゴン州観光局は10月10日、オレゴン州知事であるケイト・ブラウン氏の来日を記念したプレスカンファレンスを東京・内幸町の帝国ホテルで開催した。
オレゴン州はアメリカの西海岸、北のワシントン州、南のカリフォルニア州の間に位置し、日本の本州と四国を合わせた面積とほぼ同じ広さ。総面積の約46%を森林が占めており、200以上の州立公園がある豊かな自然が特徴。州都はセイラムで、観光地としてはポートランドが知られる。日本からはデルタ航空が成田~ポートランドの直行便を運航している。
プレスカンファレンスではまず、オレゴン州観光局 最高経営責任者のトッド・デヴィッドソン氏が登壇し、出席者への感謝を述べたあと、コロンビア川や太平洋西岸ではさまざまなアクティビティを楽しむことができ、家族との絆を深めたり、友人とリラックスした時間を過ごせたりできる場所であると、オレゴン州について紹介。
オレゴン州観光局は2003年にオレゴン州法により設立した半独立機関。オレゴン州知事に指名された9名の役員を中心に各企業・団体と連携し、マーケティング活動を行なっており、オレゴン州の観光産業は約113億ドルまで成長しているという。オレゴン州において観光産業は重要な位置を占めており、約10万9000人が観光関連業に従事している。オレゴン州を訪れる外国人観光客のなかでは日本が1位とのこと。
自然を楽しむアクティビティのほかにグルメも評価が高く、さらにクラフトビールやピノノワールを使ったワインなどが世界的にも高い評価を得ていると話した。
続いて登壇したオレゴン州知事のケイト・ブラウン氏は、州知事としては2回目の来日であり、「美しいオレゴン州を皆さんと共有できる場を持ててうれしく思います」と挨拶。第38代オレゴン州知事のケイト・ブラウン氏は、女性としては2人目のオレゴン州知事として、2015年2月に就任している。
クラフトビールや世界的な賞を多く受賞しているワインなどに触れ、「料理の評判は随一のものがある」と紹介。オレゴンの人々や企業は「ヘルシーマインド」を持っており、持続可能な産物を生み出している州だと話した。
また、オレゴン州には10のスキー場があり、世界的に有名なゴルフコースがあり、初心者から愛好家まで楽しめるサイクリングに適したエリアがあり、スポーツ好きにも魅力的なコンテンツが揃っているという。
留学先としても理想的な場所であり、充実したプログラムとホームステイ先があり、東京国際大学のアメリカ校を擁し、多くの学生の交流があると紹介した。
オレゴン州には現在約130の日系企業が進出しており、「オレゴン州と日本のビジネス関係により大きな花が咲き、文化交流の面でもお互いに協力し合っていきたいと考えています。お互いの文化を知り、尊敬し合い、文化交流をすることで、またさらにビジネスも花咲くものと思っています」と述べて挨拶を終えた。
質疑応答の時間にオレゴン観光のお勧めを聞かれ、ケイト・ブラウン知事はマッケンジー・リバー沿いの25マイルのサイクリングを夫と楽しんだばかりだそうで、ハイキングとサイクリングを挙げた。ほかにはオレゴン州の東北部にあるアンソニー・レイクも雪質がよくお勧めだと紹介した。
また、トッド・デヴィッドソン氏は、アンソニー・レイクには25名以上のグループで行くとエリアを貸し切ることができるプランもあると付け加えたあと、自身はフライ・フィッシングが趣味であり、同じ趣味を持つ人にはオレゴン州はお勧めだと話した。よく釣れるスポットについては「今は教えられないので、オレゴンに来たら教えますね」と会場の笑いを誘った。