【イベントレポート】

【パリ航空ショー2017】スバル、ボーイング 787型機の中央翼模型など出展

  • 編集部：谷川 潔

2017年7月6日 14:01

2017年6月19日～25日（現地時間） 開催

スバルはボーイング 787ファミリーに部品供給する中央翼の模型を展示。アクリル製の胴体とともに展示することで、中央翼の位置を分かりやすく示していた

　フランス・パリ郊外のル・ブルジェ空港で6月19日～25日（現地時間）に開催されたパリ航空ショー。そのパリ航空ショーで話題となったのが、ボーイングの最新鋭旅客機「ボーイング 787-10型機」の展示。すでに関連記事（「787-10」＆「737 MAX 9」の飛行試験機内を公開 両機による編隊飛行の動画も公開）として詳細をお伝えしているが、このボーイング 787ファミリーには多くの日本企業が航空機部品を供給している。

　パリ航空ショーのホール6にあるSJAC（日本航空宇宙工業会）会員企業エリアに出展するスバルブースでは、ボーイング 787ファミリーに部品供給している中央翼の模型を展示。中央翼は機体の中央に位置する部品で、左右の主翼を接続し主翼の一部として動作する。揚力による翼の変形や胴体にかかる荷重にも耐える必要がある。ブースでは透明なアクリル製の胴体に中央翼を組み込み、上部が客室の床面、下部が胴体中央の下面になっていることを示していた。なお、内部は燃料タンクになっている。

中央翼の模型は1/10スケール。ボーイング 787の部品のなかで、比較的大型の部品となるのが分かるだろう

　そのほか、無人ヘリコプター「RPH-X」の模型、陸上自衛隊の次期多用途ヘリコプターに決まった「ベル412EPI発展型」の模型などを展示していた。

無人ヘリコプター「RPH-X」
「ベル412EPI発展型」をベースとした陸上自衛隊の次期多用途ヘリコプター