【イベントレポート】

【関空旅博2017】運行実証を行なう水素燃料電池バスに乗れる空港内ツアー実施中、27日~28日の両日

日本国内に導入されている3台のFCバスのうちの1台で約1時間の試乗会

2017年5月27日~28日 開催

 関西国際空港で5月27日~28日に開催されている「関空旅博2017」。関西エアポートがトヨタ自動車と南海バス、岩谷産業、大阪府から協力を得て、5月27日~6月1日の期間で運行実証を行なう水素燃料電池バス(FCバス)の試乗会が行なわれている。

 試乗会は水素燃料補給のデモンストレーションやバスの洗車体験をしながら、約1時間かけて空港内をめぐるツアー形式。イベントの開催中に1日6回の予定で実施され、定員は各回50名。会場のインフォメーション横のブースで10時~15時30分に受付が行なわれる。

水素バスの試乗会は、10時30分、11時30分、13時、14時、15時、16時の6回行なわれる
試乗会で使われる水素燃料電池バス。西日本では初めての運行実証となる
車両はトヨタ自動車が今年2月に市場へ投入を開始したばかりのもの。国内ではこれまでに計3台が導入されている
乗降口側に水素補給口を設定
車内の様子は普通のバスと変わらず、降車ボタンもある
運転席の様子
メーターまわり。燃料計には“FUEL CELL BUS”の文字
ツアーがスタート。エンジンの音はなく、走行中はロードノイズがうっすら聞こえる程度。振動も少なく、立っていてもあまり苦に感じなかった
スタート後はすぐに岩谷産業の水素ステーションに到着
トヨタ自動車の「ミライ」と本田技研工業の「クラリティ」の2台の水素自動車がお出迎えしてくれた
水素ステーションでは水素補給のデモンストレーションと、水素に関するレクチャーが行なわれた
LCCの乗り入れや国際線の発着が行なわれている第2ターミナルを通過
南海バスの駐車場ではバスに乗ったまま洗車体験を行なう
バス用の大きな洗車ブラシは迫力がある

 なお、関空旅博の閉幕後の5月29日~6月1日の期間は、エアロプラザから第2ターミナルビルへ1日10回の連絡運行が実施される。