【イベントレポート】

【JA2016】国内外の航空・宇宙業界が東京ビッグサイトに集う「2016年国際航空宇宙展」が開幕

パブリックデーの10月15日には「ブルーインパルスJr.」も登場

2016年10月12日~15日 開催

 日本航空宇宙工業会と東京ビッグサイト主催による航空・宇宙関連の展示会「2016年国際航空宇宙展(JA2016:Japan Aerospace 2016)」が東京ビッグサイト(西展示棟)で10月12日に開幕した。会期は10月12日~15日で、12日~14日は商談等を目的としたトレードデー、15日が一般客も対象にしたトレード・パブリックデーとなる。時間は12日が12時~17時30分、13日~15日が9時30分~17時30分。

 国際航空宇宙展は2000年以降は4年ごとに開催されており、前回は2012年に愛知県のポートメッセなごやとセントレア(中部国際空港)を会場にして行なわれた。東京ビッグサイトで開催されるのは第10回の2000年以来のこと。2016年の今期は共同出展を含めて国内外から792社・団体が参加し、過去最大規模での開催となる。

 会場には航空・宇宙関連企業や団体のブースのほか、航空関連部品を製作する企業などが地域・自治体でクラスタを組んでの出展も行なわれている。主に製造や運用に関わる企業・団体の出展となるが、実物大のヘリコプター展示から、町工場の小さな部品まで、航空・宇宙業界の裾野の広さも感じられるだろう。

 一方、14日までのトレードデーでは業界関係者向けのセミナーが開かれるが、トレード・パブリックデーは一般向けのイベントも多い。例えば航空自衛隊による「ブルーインパルスJr.」の演技(10時~、14時15分~)や、航空ドリル展示(11時30分~)、航空中央音楽隊コンサート(13時~)をはじめ、JALの折り紙ヒコーキ教室、宇宙飛行士の山崎直子氏の講演会などを実施。また、航空・宇宙業界を目指す人に向けたANAによる「エアライン講座 整備編」なども行なわれる。

 トレード・パブリックデーの入場は、招待券所持者または学生(要学生証提示)は無料。そのほか入場券が必要で、10月14日まで販売の前売り券は1000円、当日券は1200円となる。前売り券は本イベントWebサイトからのオンライン販売、JTB各支店での販売、コンビニエンスストア店頭でのJTBエンタメチケットから購入可能だ。

 なお、注目のブースや展示内容などを追ってレポートする。

東京ビッグサイト西展示棟を会場に開催
オフィシャルグッズショップ。MRJやエアバス、富士重工業(スバル)、川崎重工業、IHI、ベル・ヘリコプター、ビーシーシーの宇宙グッズの商品が並ぶ
旅客航空業界で主要なところではANA、JAL、ボーイング、エアバスが揃って出展
会場内には実物大のヘリコプター展示も多く、その大きさはひときわ目を引く
地域ごとに航空・宇宙産業に関わる企業などが集まって出展。京都など地域性を感じる演出をしているところも