【イベントレポート】ツーリズムEXPOジャパン2016
ツーリズムEXPOジャパン2016のAステージは島根の伝統芸能「石見神楽」で幕開け
北海道の魅力を伝える「いこうよ。気軽に北海道」ではアイヌ姉妹の伝統楽器演奏など
2016年9月25日 01:11
- 2016年9月22日~25日 開催
ツーリズムEXPOジャパン2016の会場では、ホール内に3カ所のステージを用意して、地域のパフォーマンスや観光情報の発信を行なっている。東4ホールの奥、航空会社のブースに囲まれるように設けられているのが「Aステージ」だ。24日のプログラムは「観る」「ファミリー向け」に絞ってさまざまなステージが展開された。
石見神楽「大蛇(おろち)」
Aステージのオープニングを飾ったのは島根県西部の石見地方に伝わる伝統芸能「石見神楽」。神事をはじめ古事記や日本書紀を元にした能舞など、多くの演目のなかからから選ばれたのが、今回披露された「大蛇」だ。
物語のベースとなったのは日本書紀に記された八岐大蛇(ヤマタノオロチ)。出雲国で娘をさらい続け、年老いた夫婦を悲しませていたヤマタノオロチを、酒で酔わせて素戔嗚尊(スサノオノミコト)が退治する。このお馴染みのストーリーが明快かつ迫力満点に進行していく。
生きているかのように舞う6頭の大蛇と、それを一刀両断するスサノオノミコトの見事な太刀さばきは、開場直後でまだ暖まっていないステージまわりを一気にヒートアップさせた。
「いこうよ。気軽に北海道」まだまだあります北海道の魅力!
北海道観光振興機構によるステージは、阿寒湖・アイヌコタン出身のアイヌ姉妹「カピウ&アパッポ」による伝統楽器による演奏と歌でスタート。「ムックリ」&「トンコリ」の独特の音色と素朴な歌など3曲を披露した。
続いて北海道出身の若手アーティスト、ご当地シンガーソングライターの熱田ゆかさん、恩返しをテーマに「恩楽」を歌う佐藤広大さんがミニライブと、北海道発の音楽で会場を魅了。
その後はガラッと雰囲気を一変。北海道観光PRキャラクター「キュンちゃん」をはじめ、北海道新幹線PRキャラクター 「どこでもユキちゃん」、とかち観光誘致空港利用推進協議会の「リッキー」、木古内町キャラクター「キーコ」、釧路湿原・阿寒・摩周観光圏協議会キャラクター「つるまる」、洞爺湖町「洞龍くん」、登別ゆるキャラ 「えんまくん」らが道内各地から大集合。カピウ&アパッポの歌に合わせて踊りを披露した。