【イベントレポート】ツーリズムEXPOジャパン2016
凸版印刷、3D CG、VR、4K映像などを集約する「旅道プラットフォーム」を紹介
2016年9月24日 13:20
- 2016年9月22日~25日 開催
9月22日に開幕した「ツーリズムEXPOジャパン2016」。そのなかに設けられた「ツーリズムテクノロジー」と題した最新のICTソリューションを扱うブース群で、凸版印刷は、独自に開発した「旅道(たびどう)プラットフォーム」を軸にした各種コンテンツを展示している。
旅道プラットフォームは、日本国内の観光資源を映像や文字情報で集約するデータベース(DB)的な役割をもつバックグラウンドシステム。例えば観光名所や祭事を、写真とテキスト情報で整理したコンテンツ、3D CGで再現したVRコンテンツ、高精細な4K映像で記録した動画などとして残し、旅道プラットフォームに保管しておくことで、それらの情報をいつでも引き出して、スマートフォンアプリや動画配信、印刷物への出力などに活用できる。
同社は旅道プラットフォームを用いたスマートフォン向けの旅情報アプリ「TABIDO」、史跡を3D CGで再現しVRスコープで360度映像として見ることもできるアプリ「ストリートミュージアム」、4K映像ライブラリー「Meet Japan!」などをサンプル提供しており、これらを参考に自治体や企業が独自にアプリを開発してコンテンツを利用してもらうことで地域活性につなげたい考え。観光地としての認知度向上を図るため、自治体や観光施設などが自らコンテンツを旅道プラットフォームに登録することも可能にしている。
これに対になる形で同社独自の「多言語管理DB」を軸とした多言語翻訳ツール類も用意され、主に訪日外国人を呼び込みたい自治体、企業向けのトータルソリューションとして提供されている。多言語管理DBには、旅道プラットフォームで扱うコンテンツに関連した辞書データ、すなわち旅行中に出会う頻出表現などが保管され、両者を連携して活用できる仕組みにもなっている。