【イベントレポート】ツーリズムEXPOジャパン2016

指紋にチャージ! JTBコーポレートセールスが指紋を使った本人確認&決済システム

箱根ブースと連携して、システム体験者に先着500名で「どんぶりチケット」プレゼント

2016年9月22日~25日 開催

500円分のご当地丼が先着500名に

 9月22日に開幕した「ツーリズムEXPOジャパン2016」のブース展示では、「ツーリズムテクノロジー」と題した最新のICTソリューションを扱うブース群も設けられている。そのうちJTBコーポレートセールスが展示しているのは、主に訪日外国人向けに指紋認証を用いて本人確認および決済を可能にするシステム「Touch & Pay」だ。

「Touch & Pay」の読み取り機

 空港などに設置された指紋読み取り機とパスポート読み取り機を使ってあらかじめ利用者登録しておき、同様の指紋読み取り機が設置された店舗などで指紋を読み取ることで、パスポートの提示が不要になったり、料金の支払いが行なえたりする。ホテルでの本人確認や、ショップでの現金のやりとりが省力化できるというものだ。自分の指紋が、かざして使えるICカードになるイメージに近い。

指紋読み取り機
パスポート読み取り機
ユーザー登録やチャージができる画面
親指と人差し指の指紋を登録する
指紋にチャージしたい金額を指定できる

 10月1日からTouch & Payの実証実験を開始する予定となっており、神奈川県の湯河原町や鎌倉市にあるコンビニエンスストア、美術館、飲食店、土産物店などに読み取り機が設置される。当面は支払いのみに対応し、指紋に一定額を“チャージ”するプリペイド方式の決済が可能。将来的にはクレジットカードとの連携にも対応し、幅広い用途で扱えるようにする計画となっている。

 なお、東6ホールのJTBコーポレートセールスブースで指紋と電話番号を登録すると500円分の電子マネーがチャージされ、向かい側の東3ホールにある箱根ブースで、その向かいで開催されている「全国ご当地どんぶり選手権」の丼1食と交換可能なチケットを発券できる。23日から25日まで、3日間通しで先着500名までとなっているので、早めに訪れるのがお勧めだ。

東3ホールの箱根ブース
箱根ブースに設置されている指紋読み取り機で、再び指紋を読み取る
支払いが完了すると係員から丼1杯と交換できるチケットが手渡される
箱根ブースのすぐ隣にある「全国ご当地どんぶり選手権」会場