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JR西日本とJR四国、訪日外国人旅行者向け「瀬戸内エリアパス」のエリア拡大

2016年7月1日利用分から変更

今回エリアに加わった京都駅

 JR西日本(西日本旅客鉄道)、JR四国(四国旅客鉄道)、関西エアポート、国土交通省、周辺自治体は5月10日、2015年2月から展開している「西遊紀行」プロジェクトの取り組みを発表し、訪日外国人旅行者向けに発売している5日間有効の「瀬戸内エリアパス」の対象エリアと対応路線の拡大を行なうと発表した。7月1日利用分から変更となる。

 7月からの「瀬戸内エリアパス」の乗り放題対象エリアは「関西空港から大阪・京都・奈良エリア、山陽新幹線および岡山から高松、松山、伊予大洲などのJR線(自由席)と、宮島航路、広島と松山間のスーパージェット、高松・新岡山港・日生港と小豆島間のフェリー、尾道と今治間のバス、岡山市内の路面電車、広島市内バス(めいぷる~ぷ)」となる。

 従来に比べると京都・奈良エリアのJR路線、中国JRバス(めいぷる~ぷ)、瀬戸内観光汽船(日生港~大部港)、岡山電気軌道の路面電車などが追加となっている。

 5日間有効の瀬戸内エリアパスの価格は、従来とは異なり海外販売が大人1万7000円、子供8500円。今回から国内でも購入が可能となり、その場合は大人1万8000円、子供9000円。対象は日本国以外の政府などが発行したパスポートと短期滞在資格を持つ人のみ。海外購入の場合は引換証が発行され、国内の指定場所で瀬戸内エリアパスと交換するが、その際にパスポートの確認が行なわれる。

 「西遊紀行」プロジェクトは、関西から西への観光ルートの整備と認知度向上による誘客促進を目的とし、関係自治体と協力しながら進めている。今回の発表では新たに鳥取県、島根県、山口県もプロジェクトに加わっている。

(編集部:正田拓也)