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東京都交通局とトリップアドバイザーが共同キャンペーン開始

東京都庁でのキックオフイベントでは厚切りジェイソンさんが登場

2016年4月12日 開催

 東京都交通局と旅行口コミサイトを運営するトリップアドバイザーは、共同キャンペーンとして「TOKYO100」を開始した。これは銀座や渋谷、浅草といった定番の観光地だけでなく、穴場スポットや隠れた名店などを口コミから掘り起こし、東京を観光で訪れた人に訴求することを狙いとしたもの。第1弾は2016年4月12日から9月30日まで、第2弾は10月1日から2017年3月31日まで行なわれる。

 キャンペーンに参加するには、まずTOKYO100のキャンペーンサイトにアクセスして参加登録を行ない、東京についての口コミをトリップアドバイザーに投稿する。投稿された口コミの数や評価点などを元にランキングを作成し、まず第1弾の結果を10月に中間発表する。第2弾も含めた最終結果は、2017年4月に公表される予定である。なおキャンペーンに参加して口コミを投稿すると、抽選で10名に「都営地下鉄6カ月乗り放題パス」、100名に「キャンペーンオリジナル手ぬぐい+都営交通1日乗車券2枚」がプレゼントされる。

 このキャンペーンに合わせて、都営交通局は都営地下鉄や都営バスの駅構内、車内にポスターを掲示するほか、ラッピングした都営バス3両と都営荒川線1両を運行する。また都営大江戸線5編成に、車体ステッカーを貼付する。

 キャンペーンが始まる4月12日には東京都庁でキックオフイベントも行なわれ、東京都都営交通局局長の山手斉氏、トリップアドバイザーアジア太平洋地区パートナーシップ ディレクターのアーロン・ハン氏、そしてゲストとして厚切りジェイソンさんが参加した。

東京都都営交通局局長 山手斉氏

 最初に挨拶をした山手氏は「トリップアドバイザーと東京都交通局は、東京と大阪の地下鉄を巡るスタンプラリーの企画、さらに当局の都電荒川線が5月にトリップアドバイザーのエクセレンス認証をいただいたことを契機に共同事業に向けた協議を進めてきました。この準備が整い、今回TOKYO100のキックオフイベントを開催することができました。世界的に知名度のあるトリップアドバイザーとビジネスパートナーとして事業を実施できることはこのうえない名誉と考えています」と述べた。また「このキャンペーンに多くの人が参加され、大いに楽しんでいただくとともに、人知れず輝いている東京の隠れた名所にスポットが当たることを期待しています」と、キャンペーンの抱負を語った。

トリップアドバイザーアジア太平洋地区パートナーシップ ディレクター アーロン・ハン氏

 アーロン・ハン氏はトリップアドバイザーを「48の国と地域、28言語で展開する世界最大の旅行サイト」と紹介し、「世界中から投稿される生きた情報のおかげで、旅行者が求める、泊まる、観る、遊ぶ、食べるについての最新の情報を提供することが可能になっています」と続けた。そして「私たちはTOKYO100キャンペーンを通じて、まだ知られていないけれど魅力がある東京のスポットを発見することができると信じています。私自身もこのキャンペーンを通じ、100のスポットを見つけるのを非常に楽しみにしています」とコメントした。

厚切りジェイソンさん

 ゲストとして登場した厚切りジェイソンさんは、東京のお気に入りのスポットについて語った。その1つとして紹介されたのが汐留にある浜離宮恩賜庭園で、「アヒルを狩りするところ、鴨かもしれない、どっちだろう。とにかく鳥を狩りをするための隠れ小屋みたいなものが(浜離宮恩賜庭園には)まだ残っている。そういう昔のものが東京はあちらこちらに残っているのがすごい」と語った。このあと、厚切りジェイソンさんは東京に関する漢字ネタを披露してキックオフイベントを盛り上げた。

ホワイトボードを前に、お得意の漢字ネタを披露する厚切りジェイソンさん
写真左から都電バスの「みんくる」、都電荒川線の「とあらん」、トリップアドバイザーのマスコットキャラクター「オーリー」
イベントを告知するためにラッピングした都営バス

(川添貴生)