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西武鉄道、全席レストランの観光電車「西武 旅するレストラン 52席の至福」
2016年4月17日運行開始。2月1日予約スタート
(2015/12/17 17:11)
- 2016年2月1日予約スタート
- 2016年4月17日運行開始
西武鉄道は12月17日、池袋線と新宿線、秩父線で運行する観光電車の名称を「西武 旅するレストラン 52席の至福」と発表した。2016年4月17日より池袋駅~西武秩父駅間、西武新宿駅~西武秩父駅間、西武新宿駅~本川越駅間などで、土日を中心に年間100日程度の運行を予定している。予約は2016年2月1日より専用サイトで受け付ける。
同電車は、既存の4000系4両編成をリニューアルしたもので、定員は52名。全席で食事が楽しめるレストラン車両となっている。
外観は“秩父の四季と自然豊かな秩父や武蔵野を流れる荒川の水をダイナミックに表現している”とのことで、1号車は春の芝桜や長瀞の桜、2号車は夏の秩父の山の緑、3号車は秋の秩父連山の紅葉、4号車は冬のあしがくぼの氷柱をイメージしている。
インテリアは、渓谷などの自然をモチーフとしてイメージ。沿線の伝統工芸品や地産木材を一部に使用している。車内とデッキの仕切り(2号車と4号車)には秩父銘仙を使用。2号車の天井には柿渋和紙、4号車の天井には西川材をそれぞれ使用する。なお、提供する食事の内容は後日専用サイトで発表となる。
名称の由来に関して、「52席の至福」というネーミングは、定員52名である観光電車の中で過ごす時間の「くつろぎ」や「特別感・限定感」を表現している。また同時は発表されたロゴマークは、「52」という数字から「秩父」の自然をトランプの柄に見立て、電車の外装との調和を持った色使いでデザインしたもの。スペードを“水”、ダイヤを“紅葉”、クローバーは“緑”と“至福”を重ねて四つ葉に。ハートには乗客と西武鉄道の気持ちが通う空間と時間に……という想いを込めているとのこと。
なお、車内チャイムの作曲は向谷実氏、プロデュース・オペレーションはNKB、エクステリア・インテリアデザインは隈研吾氏、シンボル・ロゴデザインは古平正義氏、ネーミング・キャッチコピー開発は谷山雅計氏がそれぞれ担当している。