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日本旅行業協会、年末年始の日本人の旅行動向調査を発表
海外の人気は台湾、国内は東京
(2015/12/3 17:01)
- 2015年12月3日 発表
JATA(日本旅行業協会)は、日本国内からの年末年始の旅行動向調査を発表した。ランキングはJATA会員会社の社員453名へのアンケート、傾向は大手旅行代理店7社から調査を行なったもの。調査によると、海外の旅行先の人気トップは台湾、国内は東京となった。結果の詳細は以下のとおり。
海外旅行人気ランキングの順位とコメント(括弧内は前年順位)
1位(2位):台湾。近くて安心な旅行先として年代、旅行の形態を問わず人気
2位(1位):ハワイ。安心できるリゾートのハワイは定番人気。ホノルル以外も増加
3位(3位):グアム。暖かく、ファミリーを中心に人気
4位(4位):シンガポール。常夏で、安心でき、女性を中心に人気
5位(7位):ベトナム。新しいリゾート地として、女性クループには特に人気
6位(8位):香港。近距離アジアで、バーゲンなどがあり人気
7位(9位):オーストラリア。気候だけでなく、新規就航に伴う増便の影響で、人気が上昇
8位(5位):タイ。温暖なため、ゴルフをする男性グループなど増加傾向
9位(12位):アメリカ本土。アメリカ西海岸(ディズニーランド、ラスベガス)などが好調
10位(15位):韓国。年代を問わず、復調の兆し
海外旅行の傾向として、「ロング方面より近場に集中」としており、「年末年始の日並びで、出発日のピークが12月30日、帰国のピークが1月2日に集中し、航空座席等も取りにくい状況。旅行先はロング方面より近隣のアジアに集中している。ロング方面のヨーロッパが低調も近場の韓国や東南アジアが人気」「8月にブリスベン、12月にシドニー線が増便し、南半球のオーストラリアが好調」「昨年は10位内に入っていなかったが、6月にヒューストン、11月にダラス・フォートワース線が就航し、アメリカ本土の人気が上昇」としている。
また、航空便の利用動向として、ビジネスクラスとプレミアムエコノミークラスの利用を希望する乗客が増加傾向にあるとしている。
国内旅行人気ランキングの順位とコメント(括弧内は前年順位)
1位(3位):東京(東京ディズニーリゾートを含む)。年末年始のイベントがあり、東京ディズニーリゾートを中心に人気
2位(1位):沖縄。暖かい沖縄は、本島だけではなく、離島も増加
3位(2位):大阪。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが人気。朝の連続ドラマの影響で人気
4位(11位):北陸地方。北陸新幹線の開業以来、人気が継続
5位(4位):九州地方。ハウステンボスなどのテーマパークを中心に、世界遺産などが人気
国内旅行の傾向として、「日並びのため、海外旅行よりも国内旅行が好調」「北陸新幹線の開業以来の効果が継続し、カニ、ブリなど冬の味覚を味わうツアーなどが人気」「東京ディズニーリゾートの東京、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの大阪、ハウステンボスの九州など、カウントダウンイベントなどがあるテーマパークが人気」としている。