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JR西日本、2016年春 岡山県津山市にディーゼル機関車と気動車の聖地「津山まなびの鉄道館」を開館

幻のDE50 1が全国で唯一見られる博物館

2015年10月29日発表

「津山まなびの鉄道館」のロゴイメージ

 JR西日本(西日本旅客鉄道)岡山支社は、2016年春の「岡山デスティネーションキャンペーン」に合わせ、「旧津山扇形機関車庫」(岡山県津山市大谷178)を改装し「津山まなびの鉄道館」をオープンする。

 既存の保存車両9両に加え、旧交通科学博物館に展示されていたSL(蒸気機関車)「D51 2」とDL(ディーゼル機関車)「DF50 18」、DL「DD13 638」と金沢支社で運用されていたラッセルヘッドを装備しているDL「DD16 304」の4両を新たに展示する予定。

新規に展示される車両、左から「D51 2」「DF50 18」「DD13 638」「DD16 304」

 既存の施設を歴史と鉄道の変遷が学べる展示室に改装し、地域と鉄道の関わりや、鉄道の「あゆみ」と「しくみ」を学べる施設になる。また、津山を中心とした風景に見立てた鉄道模型のジオラマや、校外学習などの受け入れに使用する学習室も新設する。

展示スペースの内観イメージ

 同館に収蔵される車両は、上記4両を加え以下の13両。特にDD51の後継機として期待されるも1両しか製造されなかったDL「DE50形」の「DE50 1」が展示されているのは全国でも同館だけとなる。他にも、50系客車を改造したキハ33形気動車なども展示される。

DD51の後継機として製造されたDL「DE50形」の「DE50 1」
展示車両

・D51 2(新規)
・DF50 18(新規)
・DD13 638(新規)
・DD16 304(新規)
・DE50 1
・DD51 1187
・DD15 30
・キハ33 1001
・キハ52 115
・キハ58 563
・キハ28 2329
・キハ181 12
・10t入換動車

 「旧津山扇形機関車庫」の公開は、土日を中心に行なわれていたが、2015年度は休止中。「津山まなびの鉄道館」が常時開館となるかは調整中とのこと。

【お詫びと訂正】記事初出時、「旧津山扇形機関車庫」の公開日に関してに誤りがありました。お詫びして訂正させていただきます。

(編集部:柴田 進)